寄生獣 完結編のレビュー・感想・評価
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惜しい!
田宮の最後まではすごく良かったのですが、そこからすっかりおいてけ堀。原作の最後はエピローグ的なラストも含めて確かにどれも大事なのですが、出来るだけ詰め込んでいったせいかエピソードの羅列になってしまい、正直「まだやるの?」といった印象を受けてしまった。
特に後半はミギーなしでどれだけ一個の人間としてやれるのか、が焦点で、ラブシーンも本来そのために必須なのですが、村野にミギーのことがほぼバレバレなのも手伝って、どーせミギーが何とかしてくれるんでしょ、というのがあらかじめわかってしまうのが致命傷。
全体としてはとても力のこもった作品なので観る価値は充分あると思いますが、詰めの段階で大変もったいないと感じました。
愛、愛うるさい
やはり消化不良。原作は読んでないので一映画として観ましたが、それでもやはり無理のあるつくりでした。三部作にすればよかったのに。なんだか前作でのんびりしすぎたせいで完結編で巻きすぎた感がありました。
内容的にも前作に比べやたら道徳的な発言が多く、愛を押しすぎていたところも。この内容で恋愛模様やましてやベッドシーンなんて必要なのか。もちろん娯楽として橋本愛のかわいさを強調しなきゃいけないのはあるんだろうけど、不必要だった。戦闘シーンもラスボスに至るまでなんだかやけにあっさりしていて、これでいいのかなぁと思ってしまった。そして最後のシーンも不要!
どこまで原作に忠実かは知らないけど、映画作品としては一級品ではないです。
あのシーン要らないよね
ミギーが切り落とされて、あーもうヤバイ!どうなるの?って泣きながら観てたのに2分後には何で濡れ場のシーン?あんあんじゃねーよww
ミギー死んだと思ってこれからどうするんだって時に何ヤッちゃってんの。
最悪。もう呆れて笑った。感動してたのが正直冷めました。あの涙返して。笑
ヤッてる場合なの?何なの?
そんなシーン要らなくない?何してんのナメてんの?みんな死んでんだよ?なのにヤル気になるこの人達の心理が分かりたいですはい。
タイミング悪いですね。タイミングの問題でもないんですけど、この映画にあのシーンはいらないと思いますね。
でもあのシーン以外は良かったんでとりあえず評価は3ですね。
この物語には恐怖と怒りと愛がある
リアルタイムで原作を読んでた世代ですが・・・
大変、満足してます。
漫画原作の映画としては、かなり上出来だと思う。
ただ映画なので、展開が早く
まだ物足りない感が。
個人的に期待してた・・・
田宮の最後で、母親の顔に変化するシーンが無し。
後藤VS特殊部隊の屋内戦もカット。
後藤とのバトルも、少し迫力が足りない気が。
良かった点は・・・
市長の演説は、原作以上の迫力。
ラストも、かなり良かった。
あと濡れ場が、かなり名演技だった。
でも・・そこに、リアルは必要ないだろ(笑)
前作、後編ともに・・・すごく良かった。
ラストに人間対人間!
原作読んでアニメも見て筋読めていたのに
時間短かく
感じたのでかなり良かったのでしょう。
CGの迫力もあるけど
寄生獣対寄生獣、人間対寄生獣
人間対人間 と組み合わせ変えつつ人間の存在意義を問う。
前篇と合わせて中だるみ無く
日本のCGメインの映画の中で歴史に残る傑作の様な気がする。
面白い
前編よりグロさが少し減ってポップコーン食いながらでも、見れる感じになった。(オレはだよ、人によっては無理かも)
単純な対決物ではなく、倒して、はい、終わりじゃない。かなり良い出来。前半くらいのグロさで最後までいけば良かったのに。
あのたらたらしたラブシーンは、いらなかったよ。 あれで、全てが、ブ...
あのたらたらしたラブシーンは、いらなかったよ。
あれで、全てが、ブチ壊し。
気になったとこだけ書きます
前編も映画館で観ましたが前編は面白かったです。
そのため後編にも期待していたのですが…
結果としてはなんとも言えない感じです。相変わらずアクションもCGも各俳優さんの演技も良かったです。
ただ脚本が………後半の駆け足感が半端無くてイマイチ入り込めませんでした。
細かい点は他の方々がレビューしてくれているので個人的にとても気になったところだけ書きます。
気になった点は大きく2つありまして、まず1つ目は後藤との戦闘の簡素さです。
特殊部隊を全滅させるところなんて描写ゼロで、電話で辻刑事が「なにぃっ?!全滅?!」といって終わりですし
森(林?)での戦闘も圧倒的戦力差を感じるほどのものでもないし
ゴミ処理場での決戦もすぐ終わるし、何故か後藤に自分で手を下すでもなく火に放り込んじゃうし
後藤のくだりはあまりにも味気なさすぎて後藤の悪役感がありませんでした。残念です。
あとこの短さのおかげでミギーとの再会に一切の感動がありませんでしたね。ミギーを失ってからすぐ再会ですもん。なんか冷めちゃいました。
この違和感は原作を知ってるせいなんでしょうかね。
2つ目は新一と里美の濡れ場です。
ざっくりいうと「え、そこで濡れ場?!」です。
ミギーとの再会に感動がなかった要因の一つでもあります。
むりやりねじ込んだ感があってなんともモヤモヤした気分になります。
ゴミ処理場はねぇっすよ。タイミングとしても場所としても
ありえねぇっすよ
後藤と戦闘、ミギー敗北
↓
ゴミ処理場へ逃げ込む
↓
電話してきた里美がゴミ処理場へ来てくれたのでそのままセックス
↓
後藤と決戦、ミギーと再会
ギャグかよ
あそこで濡れ場やるくらいならやらないほうが良かったんじゃないかなと個人的には思いますね。
これ以外にもところどころ気になるところはありますが上記2つが個人的には最も気になったところです。
つまり後藤のくだりまるまる気に食わんってことです。
原作至上主義というわけではありません。表現媒体が変わればもはや別作品であると考えているためそういったところは気にしないようにしています。
ただ完全オリジナル作品としてみても気になるようなところがチラホラあったというのはなんか残念ですね。
前編はまだ評価してたのに・・・
これはあり得ん。
村野とのラブシーンしか、
妙にそこだけリアルなシーンしか、
記憶に残ってません(笑)
俺。これ観るために来たのかな?ってくらい。
とにかく、最後の方が陳腐。
もったいねぇ。
アニメの方がマシ。
原作に忠実かどうかとか、
そういうレベルじゃなく。
後藤から逃げて、ゴミ処理場に入ったあたりから、急に雲行きが怪しくなり。
ストーリーは破綻へとまっしぐら。
その後は「なんだこれは・・・」という感じ。
後藤との戦いも、全く、極限ギリギリ感もなく。
頭使って、何とかしたって感じもなし。
いきなり、すべてが解決する(笑)ファジー。
あーもったいねぇ。
それまではまだ良かったのに。
3部作にして作り直してくれないかな?
監督も、追い込まれてたのかな?
ほんと、中盤からあれれ、ですもんね。
もっと間引くか、原作と別物にしちゃってもいいから、何とかできなかったのか。
ほんと、惜しいよ。惜しい。
食物連鎖とは
食物連鎖と言えば、浮かべるイメージがあると思う。虫がいつも下で人間が頂点に君臨している図だ。しかしこれは“ヒト”が頂点にあるということではなく、人間が長い間に作り出した文明が。あるいはその集団がてっぺんにあると言える。そんな中、突如として何処にも分類されない生物が加わったとすると、その定義はことごとく崩されるハズだ。パラサイトはヒト個人の上には立つが、集団の上には立てない。本来、主人公であるはずの地球を忘れ、自らを主人公だと思い込んだ“人間”という集団社会に、我先にと生態系を支配しようとするパラサイトたちは正しくもどこか狂っている気がした。残虐どうこうではなく。つまり、人間も同じなのだ。
芸術とでも言うのでしょうか。唐突に始まった濡れ場の必要性がよくわかりません。
今作もPG-12ということですが、サイコパスによる冒頭のナイフでの虐殺シーンは、観てるこちらまで胸が痛いしエグい。R-15の指定は必要じゃないかと…
深津絵里や浅野忠信が呆気なく死んでしまうのには拍子抜けでしたが、どちらもいい味を出していた。
特に浅野忠信のラスボス感は凄い。
謎の虐殺犯のキャラは本当にサイコパスで良かったと思う。特に最後の、いつ殺してもおかしくない状況を作れたのは、異常なサイコパスならでは。
染谷将太と橋本愛も適役。キャスティングには文句なし。
山崎監督は次々に話題作を量産してるし、日本映画を支える大きな一角だと思う。
今一度、現代を見直させられる良作。
泣くとは思わはなかった
映画館で前編をみていて
こないだのテレビ放送を見てからの鑑賞。
なによりも、
テレビ放送が特別版とはいえ早すぎ?と思った。
テレビ放送で目が慣れてしまったせいか、
映画館のスクリーンでみたら
久々のあの迫力に驚いた。
田宮が子どもを守って死ぬシーン。
まさかこの映画で泣くとは思ってもいなかったから、本当に号泣。
自分の母親と重ねてしまった。
戦闘シーンが多く、
笑ってこらえてでやっていた
フォーリーアーティスト
が作る音。はどんなのか気にして聞いていました。
残念だったのは、
真一とさとみのシーン。
あそこまで細く描く必要性はあったのか?
それだけが残念でした。
けれど、
久々にしびれる映画をみました。
集中しすぎて時間を忘れるくらい。
泣いてしまった
前編をテレビで観て気になったので、観ようかどうか迷ったのですが、観に行きました。
まったく感動とか期待してなかったのに、泣いてしまった…。
なんで泣いたんだろ?
あからさまに感動映画じゃなかったから?
家族を大切にしてたから?
田宮(深津絵里)の子供を守るシーンに感動したから?
泉とミギーの関係が良かった
田宮と赤ちゃんの関係が良かった
泉と村野の関係が良かった
バトル物だけど、人との繋がりをしっかりと感じた映画でした。
もう一回観よう。
まぁ、そこそこ面白くはある
アクションは正直、前編の方が良かったと思うがそれもテレビで見たので言わないでおこう。
しかしね、やっぱりベラベラ喋り過ぎ。だから間延びする。長い。
そういう面もある原作とは思うけど、そここそ原作から変えるべきところでしょ。映画なんだから。
誰よりも山崎貴自身が映画の力を信じていない。それが残念であり致命的…
何かに寄りそい、やがて生命が終わるまで…
待っておりました後篇!いっやぁ!期待を裏切りませんでしたっ!あの原作特有のドギツイ描写を見事に誤魔化し、巧みにかわしてここまでの一大エンターテインメントに仕上げたんだから大したモノですよ!大したモノ!
実際のとこね、原作に忠実に、儘になぞってやろうとすると、切り株描写は避けて通れないファクターとなるのですよ、どうしたって。で、だから日本で、しかも実写で、全国ロードショーで宣伝ガンガン掛けてやるとなると、オブラートの包み方がハンパなくなる恐れが発生し、こりゃあ原作レイプも充分に有り得るぞ!?と、前篇公開前はかなり身構えてしまって。んで蓋を開けてみたならば、ええ。杞憂に済みました。
確かにグロはとことん希釈されておりましたが、あのザクッ!グチャッ!は上手に隠しつつそれでも気分をザワつかせる雰囲気作りは見事でしてね。ま、だから今回はその心配は一切取っ払って「さあ後篇は、あの原作で起こる怒涛の展開をどう捌くのか!?たった二時間足らずで仕上げることが出来るのか!?」という、期待感と不安感ない交ぜ状態で鑑賞に臨んだのです。
いやあ。ね。問題ないでしょう。物語展開はこれで良かったと思います。うん。
前篇でもそうだったんですが、原作の展開かなりコンパクトに纏めちゃってるんですよ。出てこないキャラクターも結構居たりして。ここ、人によって好みが別れそうなとこでして。
「なんであの個性的な父さん出さないで母子家庭にしちゃったんだよ!?」「なんで○○さん出さないんだよ!」とか、ね、まあ在る訳ですよ。俺もそれが全くなかったと言えば嘘になります。ただね、今回もなかなかに脚本が光ってるなぁと思いまして。あっちの展開とこっちの展開をワームホールの如き同時発生させちゃって、その力技に感心したし、原作だと或る意味で地味目だった後藤戦の最終決戦ステージを映画的画的にスケールアップさせちゃったりして。面白くしよう楽しくしよう盛り上げよう、という努力というか気概を感じたというか。
染谷君が主人公泉新一に起用されたのも、当初は不安だったんですよ。でも、こうやって鑑賞し終わってみると、ああ、これで良かったのかもなぁ、となって。熱血漢なんかより、あの少しドライな、何処か翳りを持たせた演技の出来る子の方が時代に合ってるわ、と。橋本愛ちゃんも可愛かったし、浅野忠信の後藤も良かった。
あとね、確かに物語の大幅な改変はありつつも、しかし寄生獣の寄生獣たらしめるコア、真っ芯となる部分、変えちゃいけない筋みたいなものは一切変えなかったのでね。原作ファンの自分としても、そこを変えられちゃったら穏やかではなかったですよ流石に(ラストとか変えられちゃってたらブチ切れてたかも……)。
うん。はい。存分に楽しませてもらいました。
國村隼演じる刑事さんが後藤に殺された瞬間、この映画の重りがプツンと...
國村隼演じる刑事さんが後藤に殺された瞬間、この映画の重りがプツンと切れた気がした。
そこからの軽いこと軽いこと。
シラケまくり。
ベテラン俳優女優の力量ってすごいんだなあって改めて。
深津絵里が特によかった。
ミギーは最初から最後まで好きだった。
生命を生むってことでセックスシーン入れたのかな?
でもあの流れであれはシラケるっていうか萎えるっていうか。
後半から最後までモヤモヤ。
もったいない。
最後が微妙
どう仕上がってくるかと思いきや最後がなんか頂けなく残念な感じでした。原作読んでないからどう違ってるのか分かりませんが、子供を守る田宮良子役の深津絵里の演技には脱帽でした。そしてあのsexシーンはいらなかった。
ミギーが強い
序盤は、映像としての怖さと先が予想できないままどんどん進んでいく展開に引き込まれる。
前作ラストから復讐に燃える姿に変わった、泉新一を演じる染谷将太も見事。
親子の一方が死ぬというのが続き、自分よりも大切な人を亡くした人間の狂気というのもテーマになっているように思える。
なぜ人間だけ他の生物を殺して良いのかということも含め、裏に隠されている問題の深い作品だと思う。
広川剛志には、実は人間だということと、寄生獣は人間のことだということの2度驚かせてもらった。
ただ、ミギーを切り離して逃げたあたりからの終盤はややだれる。
最後の浦上の行動の意図もよく分からず、ラストシーンではいつの間にか消えているのは気になる。
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