「惜しい!」寄生獣 完結編 スペースカルシウムさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい!
クリックして本文を読む
田宮の最後まではすごく良かったのですが、そこからすっかりおいてけ堀。原作の最後はエピローグ的なラストも含めて確かにどれも大事なのですが、出来るだけ詰め込んでいったせいかエピソードの羅列になってしまい、正直「まだやるの?」といった印象を受けてしまった。
特に後半はミギーなしでどれだけ一個の人間としてやれるのか、が焦点で、ラブシーンも本来そのために必須なのですが、村野にミギーのことがほぼバレバレなのも手伝って、どーせミギーが何とかしてくれるんでしょ、というのがあらかじめわかってしまうのが致命傷。
全体としてはとても力のこもった作品なので観る価値は充分あると思いますが、詰めの段階で大変もったいないと感じました。
コメントする