寄生獣のレビュー・感想・評価
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良いですが、再度が・・・・
これはすごい!
怖かった!びっくりした!
CGアクション映画なのかな?と思ったら、ちゃんとヒューマン映画でした!
戦闘的な恐怖より断然精神的な恐怖!
恐怖と興奮で見終えると疲れがどっときてストレスで胸が痛いほど、、
ホントにずっと緊迫していて、疲れた、、逃げたくなるほどでした。
入り込めたのはCG、監督のすごさ、原作の面白さもあると思いますが、染谷くんの演技の上手さが!すごい!
最初のミギーの寄生のシーンでしっかり寄生獣の世界に入り込め、寄生獣に寄生されてるとはいえ、人間を殺してしまった恐怖、罪悪感に苦しむシンイチくんにがっつり感情入れれた!
他の寄生獣達の演技もすごかった!気持ち悪かった!刑事さんのトコが唯一気持ちが休めた。
すごく疲れてしんどかったけど、もう一度観ようかと思うほど楽しかった!!
いや、良かったですよ
見終わった後に"残った(或いは"遺った")"物
"本当に人間のことが知りたいなら、(脳を指して)ここを探しても無駄だ。心はそんなところにはない。"
上に書いた文章は昔テレビで一度見た『ダークシティ』内の台詞で、主人公マードックが敵団体の中心人物へ伝えたものです。どうして最初にこの映画で、何故この台詞を出したかと言うと、これが真っ先に浮かんだからです。それほどこれは"何か"が残るんです。
僕は原作を(ほぼ)読んだことないですし、今やってるアニメ版もまだ途中しか見ていないので、あくまで映画版の感想になりますが、これは一言、"問題作"でした。それは単純な"勧善懲悪"じゃ括ることができないほどで、"テーマ"を別の視点で見ると、また違った輪郭が見えるのではという"可能性"を感じたからです。テレンス・マリック監督の『シン・レッド・ライン』が戦争映画の皮を被った、何重もの解釈が可能なように…。それほどの"可能性"を感じる映画が、日本でしかも実写で見れられるというのは、思いがけなかっただけにショックすら受けました。勿論良い意味でです。
何故なら監督の山崎貴さんは以前手掛けた『BALLAD』と『ヤマト』実写版がイマイチすぎたので、今回の漫画実写化、しかも残酷描写ありの映画を撮れるわけないと思ってました。役者陣も豪華すぎて『20世紀少年』みたいな不満だらけの映画かなとも。
だけどそれを裏切られたのは、最初の田宮良子の"台詞"でした。その導入部分が明らかに、今までの日本映画と異なっていて、何ていうか"重み"があったんです。本当に"映画"とその"テーマ"を具現化させようという重みが。そこから新一とミギーの出会い、新一が里美の胸を揉む、母親が殺させて寄生させるシーンまで一切無駄がなかったです。特に里美が胸を揉まれるシーンは、カットせずにやってくれたので男子的には"ヨッシャ!"でした!こっそりガッツポーズしたぐらいですから(笑)
その里美役の橋本愛さん、演技を見たのは『告白』以来ですが、まだ若いのに凄い女優さんでした。微かな表情と声だけで里美の不安を一瞬で表現して、"演技"っていう作り物を感じさせず、しかも陰りはあるけど華も感じさせるかなりの難役をやってましたね。彼女の演技を見るだけでも本作の価値は充分ありますよ。
あと新一役の染谷将太さんも役を越えた瞬間を感じましたね。それが出てたのは後半の展開で、同じ境遇の青年・島田と自分の母親を殺すシーン。ここで見た染谷さんは最早演技をしている役者じゃなくて、怒りと哀しみに"寄生"された泉新一でしたね。昔『タクシードライバー』を見たときのデ・ニーロが見せたトラヴィスを、一瞬思い出したほど演技レベルが違っていました。過大評価かもしれませんが、その時の染谷さんにデ・ニーロがよぎったんです。
予想外はまだあって、演技を見るのはこれが初めてだった島田役の東出さん、田宮良子役の深津絵里、このお二人も凄かったです。特に東出さんの島田は、本作が星5になった大きな理由ですから!詳しいことを書きたいのですが、書きたくても上手く書けないので、これは一回見に行ってください!本当凄すぎる演技でしたから!
長々と書きすぎてしまいましたが、とにかく一度見てください!これほど見た後誰かに伝えて、色んな話をしたいと思う、日本映画はなかなかありません。しかもそれが東宝という、メジャー映画ならなおさらです。見終わったら題名の意味も、人に寄りけりでも分かると思います!後編も見ないわけには行きません!Blu-ray出たら速攻買います!!
たぶんミギーは流行語になる?
バランスがいい
原作読まなくて良かった
原作ファンとしてはちょっと…
原作があるものを映画にする場合、改変はつきもの。でも改変にはしていい改変、しなくてもいい改変がある。これは後者。なんでそこをそう変えた?と疑問に思うばかり。
原作を知らなければ楽しめる作品だろうとは思うが、原作に思い入れが強い自分には如何せん無理だなぁと思うところがあった。
監督はちゃんと原作読んでるのかなぁと、思った。
続編、楽しみです。
取り敢えず、原作にハマっていたのでどんなものかと思いながらの鑑賞でしたが、まあまあ良いのではないでしょうか?漫画には勝てないけど。
なんか、今の技術て凄いなあ〜と思いながら見てしまいました。まるで、スマートにおさまっているミギーだけど、染谷くんの演技は本当に素晴らしい。染谷くんの演技幅の広さに感動。まるでホントにミギーがそこにいるかのように!
愛ちゃんも可愛いし!笑
関係ないか。
深津絵里のあの冷淡さも良かった。
そして、イマイチ、パッとしなかった気がしたエンディングで流れるBUMPの曲も後々、頭から離れなかったりした。
結局、完結編の方が見応えありそうですね!
楽しみです。
取り敢えず、原作にハマっていた方なら楽しめます多分。
ありがちなガッカリ…もあたしはなかったです。
強いて言えば、もっとスピード感とゆうかのめり込むくらいの感覚を味わいたかったです。
終始圧倒される
違和感を持たせるべき対象に正しく違和感を付与した作品。
良かった。
山崎貴 監督作品。
過去作品の印象から暗い期待を抱いて映画館に足を運びましたが。
蓋を開けてみると…山崎作品で度々覚える違和感が抑えられ/巧い方向に転がって十分楽しめました。
まず題名。
通称「山崎メソッド」と揶揄される「意味不明な英単語 + 日本語題名」。
「永遠の0」で見直したと思いきや「STAND BY ME ドラえもん」で復活。
「寄生獣」はどうなる、と思っていましたが原作通りの題名。
「humanity 寄生獣」「stranger 寄生獣」等の萎える題名でなくて一安心。
そして話の設定/展開。
原作全64話を前後編 2作に収めるために設定/展開の改編や省略はありますが。
映画オリジナルの余計な人物追加等は無く、印象的な場面は押さつつテンポ良く。
原作を何度も読み返す程の愛好者ではないですが。
かつて原作を読んだ者としては原作の世界観/雰囲気を大きく損なわず「寄生獣、観てるな」感がありました。
それから俳優陣。
特筆すべきは主役の新一を演じる染谷将太。
或る出来事を境に見た目も中身も変化する新一。
虚ろな目から明確な感情を宿した目に。
表情の変化を通して新一の変化を表している点にグッときました。
また実在しないミギー相手の演技を成立させていた点も良かったです。
その他脇を固める俳優陣も堅実。
特に寄生された人間を演じる面々の独特の雰囲気は良い意味で違和感があり好感が持てました。
最後に映像演出。
山崎作品と言えばVFX。
現存しない光景の再現や壮大な戦闘場面の演出にCGを駆使。
確かに邦画の中では目を引く映像ですが。
莫大な資金が投入された海外作品に見慣れた観客にとっては何処か違和感が。
CG部分の違和感が話のノイズになることも度々という印象でした。
本作もCGの品質自体に然程変わりはないのですが。
CGで描かれる主な対象は寄生生物。
CGの違和感が巧い方向に転んだ結果、違和感を持たせるべき対象に正しく違和感が付与されていました。
特筆すべきは捕食場面。
予告編でも流れる印象的な捕食場面は秀逸。
寄生生物の生態が分からない中、僅か数十秒で示される凶悪さ。圧倒的な異物感。
その瞬間の衝撃に思わず息を呑み、あまりの呆気無さに息を吐く。
寄生生物の説明場面として十二分に機能していました。
また食べ残し演出も良かった。
捕食に伴い必ず発生する残骸をキチンと現した点に好感が持てました。
惜しむらくはミギー。
見た目の玩具感/ソフビ感には目を瞑るとして。
他の寄生生物に比べて感情豊か過ぎる気が。
人間とは異なる考え/生態を持つ寄生生物を通して「人間とは」を炙り出す本作の中で。
最も登場場面が多いミギーは言わば寄生生物の代表。
にも関わらず、序盤から新一との交流で感情豊かに動き話す。
阿部サダヲのバタバタした声も相まってマスコット感が強く、その点は残念でした。
違和感を持たせるべき対象に正しく違和感を付与した本作。
登場人物や設定の説明をしつつ、一つの話の起伏を描き、後編への伏線もキチンと残す。
前後編の前編としての役割は果たした作品かと。
後編を楽しむためには、まず本編を。
原作の知識無しでも楽しめる作品だと思います。
オススメです。
まるでミギーが本当にいる!
リアル!
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