寄生獣のレビュー・感想・評価
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実写版も何気にOK(*^^*)
原作から実写になったら結構拍子抜けするのが多いが、原作に沿った感じでストレス無く観られた。更にミギーとの会話のやり取りが可愛くて面白くて、映画館だと言うのに何度か吹き出してしまった(^_^;)
次作も春に観に行きます(笑)
いいところもある
原作ファンなので、思ったほど悪くなかった、という後ろ向きの感想になってしまうところがある。
原作を知らなければ、それなりに面白く、考えさせる内容にはなっていると思う。
一番致命的にだめだと思ったのは、ミギーの性格と考え方。彼の人間の価値観に対する冷徹な分析と問いかけがこの作品のキモなのに、作り手がそれを理解していないと感じた。完全にコメディ向けのもので、考え方が浅く、分析にするどさを感じられないし、人間らしすぎる。
CGの演技も不自然なところが多く、アニメ作品と感じさせる。CGは試しながら修正を加えていくしかないから、それなりに予算がなければ直していくのは難しいのだろう。それにしても、使い方が下手だと感じる。アニメ的な演出がそのまま実写に入ってしまっている。
原作のエピソードを省略したり合体させたりして短く短縮する部分でうまくいったところもある。しかし、改変にともなって変えるべきところが変わってない、といった不自然さが目立った。特に母親にまつわる部分に不自然さが多く、主人公の悲しみと慟哭に全く感情移入できなかった。
また、原作では普通の主人公が段階的に戦いに慣れていくところにリアリティと緊迫感があったが、エピソードが少なすぎて、戦いに説得力がなく、予定調和的でしらけてしまう。
こういう、尺が短くなったから悪くなった、ということを言わせないでほしい。
映画のテーマそのものにも不安がある。人間の毒を強調し、田宮良子にもしゃべらせているが、原作では、そのような、人間を毒、パラサイトを中和剤、と考えることもまた人間のエゴであることが重要なメッセージだった。このへんをどう深めるのか、完結編では見どころかもしれない。
映画になって良くなったところもある。
田宮良子の親とのエピソードでは、原作から大幅にセリフをカットして、非常に説得力のある、自然な展開になっている。
実写だと役者の演技や背景などに、漫画よりもはるかに多くの情報を入れられる。その利点をフルに活かした改変だろう。
こういう、映画ならではの質の良い改変を全編に渡ってやってくれたら、ものすごく良作になったんではないかと思う。
原作好きでも楽しめた
原作を10回以上は読んでますが、それでも楽しめました。キャスティングも映画用のストーリーも原作を再現しつつもオリジナル感がある。CGもきれいでした。ただ原作の要所をポンポンと繋いだような展開もあったり少しだけボリューム不足を感じたので4.0にしました。次の完結編が待ち遠しいです。もう一度見たいかどうかと言われれば、見たい方な映画と思います。
山崎貴は脚本書かなければグッジョブ
素晴らしかった。予想より全然いい。これがあの『永遠の0』『STAND BY ME』の監督とは思えない。期待したのは脚本が『三丁目の夕日』の古沢氏だったのでひょっとしてと思ったら正解だった。山崎監督は脚本が下手なので書かない方がいい。それとキャスティングの勝利。染谷将太にしたことでジャニーズ主演などの映画より3割はよくなっている感じ。染谷を押し通したプロデュースワークに拍手。刑事役なども手抜かりないキャスティング。本気で映画をつくろうとしているのがわかる。いや、恐れ入った。まあしかし2本に分ける程の中身かどうか、とは思ったが後編も期待。
かなりグロいがテーマは重要。人間の在り方を問う意欲作。
【賛否両論チェック】
賛:原作などの知識は不要。寄生生物の存在を通して、人間としての生きる理由や、あるべき姿を問うているのが見事。新一が少しずつ変わってしまう様子も、考えさせられる。
否:人間を食べるシーンなど、グロシーンがかなり多い。
まず、人間を食べる寄生生物のお話なので、描写はかなりグロいです。CG技術を駆使して、違和感なく寄生生物を表現されています。そんな寄生生物の出現を通して、人間の在り方が問われていくという、ある意味非常に皮肉なテーマです。何のために生まれてきたのか。人間にも寄生生物にも当てはまる共通のテーマを、敢えて人間にも投げかけてくる良子達の姿に、考えさせられるものがあります。ミギーの、
「『悪魔』という言葉を一通り調べたが、最もそれに当てはまるのは『人間』だと思うぞ。」
というセリフにも、深いものがあります。
主人公・新一が寄生生物の細胞の影響を受けて、少しずつ冷酷に変わっていく様も見どころの1つです。グロいのが大丈夫な方に、是非オススメの寄生生物サスペンスです。
キャスティングがバッチリ!
原作・アニメ等の予備知識なしで観てきた。感想としてはストーリー・VFX・編集・音楽ともに、クオリティは高いと思う。特にキャスティングは見事!日テレ系得意の2部作となるようだが、「GANTZ」のように後編で失速気味にならないよう期待。
なかなかの出来
原作は見てない。のが幸いしたのか、なかなか悪くなかった。前評判がそれほどよくなかったので期待していなかったが、下げていたハードルは軽々飛び越えてくれた。主演の染谷くんの演技はやはり上手。彼の演技が作品のレベルを上げてくれている。シナリオに特別な真新しさはない。続き物なので最終的な判断は続編を見てから。
よく再現しています
成否を握るのは寄生獣達のアクションとそのリアリティだと思って
観てみましたが、その点は問題なく楽しめました。CGらしいのですが
ミギーおよび新一とのバトルが漫画さながらの動きで再現されていました。
全体的に画面が暗めなのも雰囲気があった。完結編が待ち遠しいです。
「ゲルマニウムの夜」の朧を演じた新井浩文さんが、どう浦上を表現するのでしょうか。
面白く鑑賞。原作知りません。
原作は読んでいません。なので予告編の時は全く興味なく見ていましたが、山崎貴作品でもあり、フリーパスがあったので鑑賞。結果、非常に楽しめました。前日に神様の言うとおりを見ていたので、エグい度合いは普通に感じた。次回作も楽しみですし、漫画も読もうかと思います。
必要最小限のグロさと割愛
だと思う。
久しぶりに劇場で観たのもあるけど、真っ暗闇のなか幕が上がり、冒頭の深津絵里のナレーションにフェードインしてくるおどろおどろしい音楽にのっけから引き込まれてしまった。
グロい映画を劇場で見たこと無かったのでけっこう生々しい描写に思われ、どうなることかと思ったが立場によって残酷シーンも食事シーンに過ぎないというのが重要なテーマなので半端にしなくて正解だと思う。
また原作の世界観そのままに、母親やA、島田の役割を構築し直してると思う。
公開前の宣伝で原作の前半の重要なキャラやストーリーのどこが省かれてるか見当がついていたのがむしろよかったかも。
個人的には音楽や音響効果も合格点。足りなかったと思うのは、ミギーの皮膚感くらい。
いずれにしても原作の独特なシュールさは実写としても見応えがあるので、真っ暗な劇場でどっぷり浸って損はないと思います。
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