ジュラシック・ワールドのレビュー・感想・評価
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畏怖との共生の道。シリーズ最大スケールの超ド迫力作!
ジュラシック・パーク、1作目から22年の時を経て遂に開園!
さすが! 期待を裏切らない大満足の出来でした。
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物語の構成は1作目に近いが、映像技術の進歩もあって
恐竜わんさか、見せ場もわんさかの超ド迫力!
それに、過去シリーズよりも話のまとまりが良いとも感じる。
個人的には、1・3作目はクライマックスで
食い足りなさが残ったし、2作目は逆に長過ぎた。
だが今回はお腹いっぱいだ。
いけすかない姉チャンだったのに逞しく優しくなっていく
お茶目(?)なクレアさんと、清潔感はともかく誠実で頼りになる
オーウェンのロマンス。
サバイバルを通してより強く結び付いていく兄弟の姿も泣ける。
パニックシーンもアクションシーンも盛り沢山だし、
クライマックスにはこの超大作の最後を飾るに相応しい、
とんでもないスケールの見せ場が用意されている。
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最大の見所はやはり、T-REXの遺伝子をベースに
創造された完全新種、インドミナス・レックス!
(拘束不能の王、みたいな意味らしい)
人をも欺く知能・機能を有し、食う為だけでなく
楽しむ為に獲物を殺しまくる I-REXは、もはや
自然界の生物としての正常な進化を外れた異形の怪物だ。
その遺伝子に何が混ぜられているかが
徐々に明らかになる展開にもワクワク。
ウー博士、何混ぜてくれてんのさアンタ……。
最後に判明する混ぜ物なんてね……
そりゃもう『混ぜるな危険!』ですよ。最強にもなりますよ。
プロレスラーなのにガリ勉みたいなもんですよ(それはなんか違う)。
他にも恐竜がどんどん登場。シリーズ最多じゃなかろうか?
なかでも印象的なのは……
敵か味方かラプトル愚連隊!
水中(と水際)最強モササウルス!
恐怖の第2フェーズ・プテラノドン&ディモルフォドン群!
そして忘れちゃいけない暴君T-REXも! ええ出ますとも!!
『Ⅲ』でスピノサウルスにノされてから14年、
奴はまだ虎視眈々と王者奪還を狙っていたのである……。
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だけどまあ、ここからが不満点。
まず、各恐竜が登場する所はもっと印象的にしてほしかった。
映画観に来た観客にとっては14年ぶりの再会ですし。
本作を観た後で1作目も観直したが、やっぱ恐竜が登場する
シーンのタメの演出は、スピルバーグが抜群に巧い。
次の不満点。
先述通り、不要な殺しを行う時点で I-REXは自然界の生物として
異端だ。だがそれを産み出し、残忍な性格に育てたのは
やはり人間であって、I-REXはその点では完全な被害者。
彼女を徹頭徹尾モンスターとして描くのではなく、
彼女を憐れむような視点も入れて欲しかった。
最後。
これまでのシリーズでは人間が恐竜を殺すシーンは
無かったと記憶している。それはきっと恐竜への畏怖の
現れなのだと思う。だが、今回はそんなシーンがある。
あんな事態になれば実弾使用は致し方無いので自然な流れ
だとは思うが、他の方法などでその姿勢は貫いて欲しかった。
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上記の点も含めて『恐竜を飼い慣らすなんて!』
という不満を覚えた方もけっこう居られる様子。
だが、本作のテーマは過去作から大きくブれていない、と僕は思う。
これまでのシリーズは、最新のテクノロジーによって
突然恐竜と引き合わされることとなった人間が、
人間を遥かに越えたその力に畏怖を覚えるという流れだった。
だが、テクノロジーという奴は人間の思惑を越えて
ひとりでに進化する。コントロール不能だと思えたものが、
コントロールできるのではと錯覚してしまうほどにまで。
そうして我々はいつの間にか、危険と隣り合せの暮らしを送っている。
そんな危険な存在と共存せざるを得なくなった以上は、
それとどうにか上手に付き合って生きていくしか術は無い。
だからこその主人公オーウェンのあの台詞だ。
「コントロールではなく、リレーションシップとリスペクト」。
こちらの理解を越えた存在だと分かっているからこそ、
相手を深く理解し敬意を払う事が重要なのであって、
それが欠けていたからこそ、本作の登場人物たちは
手痛過ぎるしっぺ返しを喰らったのである。
そして、クライマックスで見せたオーウェンとあの
キャラクターの強い結び付き……あれには目頭が熱くなった。
大自然の力に恐怖を抱くだけでなく、畏怖を抱く。
それを理解し、敬意を払い、共生する道を模索する。
本作は過去作からそのように前進しているのだと、僕は感じた。
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以上!
4.0か4.5かで相当に迷ったが、上記の細かな不満から判定4.0で。
迫力とエンターテイメント性で言えば、
今夏1番の超大作なのは間違いないです。これはもっぺん観たい。
<2015.08.08鑑賞>
余談:
CEO……。
リスペクトが足りないというより、あんたハッチャけ過ぎ……。
恐竜の迫力一手で押しきった。でもそれでいいと思う。
大迫力の恐竜やパークのギミックでワクワクと気持ちが盛り上がり、後半のパニックでハラハラする、それ以上の感想は何もないけど、それで十分、それを求めて見に行ったから、大満足。
2Dで見たけど、IMAXか3Dにしなかったのはちょっと後悔です。
人々は常に更に刺激の強さを求めるってのは、映画の観客に向けられた言葉ですかね。で、おーやってやろうじゃないのって応えてくれました。
映画のなかの兄弟くらいの歳なら、友達や彼氏彼女と、マジやべーって楽しめて、思い出に残る。
ジュラシックパーク時代の車を使って危機を回避して、
旧作ファンの大人の気持ちもちょっとくすぐるけど、あくまでも、ザ・夏休み映画。
人間ドラマは、というか人間はあくまでもオマケ。
繊細でちょっと内向的だけど、賢くて本当は勇敢な少年、
思春期真っ只中ですかしてカッコつけることと女子のことで頭一杯、けど本当は優しいお兄ちゃん、
男くさいけど、誠実で有能、ハートが熱くて周りから信頼されてて、女心がわからないのがタマに傷、けどそこがまたイイ主人公、甥っ子の歳も分からぬ、効率・収益至上主義のバリキャリ、成功してるけど実は寂しいヒロイン等々、
主役悪役チョイ役、挙げるとキリがないテンプレート。
しかも皆キャラクターの範囲内で、見せ場もらってまあまあそれなりに活躍するエピソードもテンプレート通り。
けど、ドラマパートをバッサリ切るとまではいかないけど、
潔く添え物扱いにしたところ、いいと思いました。
人間の行き過ぎた万能感や拝金主義への批判などの社会的メッセージもそれほど強く押し出してないから、
変なノイズなしに、恐竜の迫力や怖さに集中できる。
恐竜が主役、恐竜を倒すのも恐竜。
クリス・プラットはガーディアンズオブギャラクシーで頑張ってくれ。
興業収入程スゴい映画ってわけじゃないけど、楽しかったです。
ラストシーンのダサさだけなんとかしてできなかったのか。(過去作からのオマージュかなんかなの?)
最初のキスシーンは悪くなかったのに。
クリプラとラプトルの愛の物語
期待ハズレ
スッキリした映画
タイトルなし(ネタバレ)
第一作目のジュラシックパークの続編をを期待しているなら観ない方がよい。
おかしなところだらけで、シナリオに全く緻密さがない。
・GPSで恐竜の位置確認せず入る
・ハイヒールで駆け回る女性(ラストのT-Rexに追いかけられるときも)
・翼竜園が破壊されても撤退しないヘリ
・脱走した恐竜の捕獲に地上部隊を派遣する現実離れした判断
内容としては、ゴジラ怪獣大戦争のハリウッド版に近いかも。
ティラノ、ラプトル、インドミナス・レックス 三大恐竜地球最大の決戦
ノリとしては恐竜ではなく怪獣。これは恐竜の名をかりた怪獣映画だ。
竜脚類を食べるためではなく楽しむために殺すインドミナス・レックスからみてもそれは確実。あいつは自然から逸脱した存在。だからクライマックスの決戦は当然といえば当然!
懐かしの東宝怪獣映画のノリがこの映画では再現されていて「感動した」というよりも「驚いた!」そして「泣いた!」
第1作からその雰囲気はあったが、ここまで先鋭化するとは。
恐竜を見たかった人には不満かもしれないが個人としては大満足。
オーウェンとラプトルとの会話は鳥類の音韻構造化をヒントにしたのだろうけど、後半はほとんどご都合主義になっていて苦笑したが、それでいい。
だって怪獣映画なんだもの。
恐竜パニックものでした
前3作を観ているので、恐竜のCGにはさほど驚きはありませんでした。
高度な映像技術に、目が慣れてしまった感じがします。
ストーリーはいたって単純でした。伏線を張っているところも少ないし。
恐竜を制御できると考える人間たちが、自然の力にやられてしまう部分はこれまでと同様でしたね。
子供を連れて行くには良い作品だと思います。
ただ、最後の展開が、都合よく行き過ぎです。
なぜか恐竜が期待通りの動きをして、主人公たちが助かっています。
また、調教した恐竜が野生に戻って人間を襲っていたのに、なぜか最後の場面では人間を助けています。
でも、子供が観るので、この展開は必須なんでしょう。
一応、次回作の伏線が張られていましたが、次回作はあるんでしょうか。
前作までは、パーク開園前の事なので、犠牲者は限られた関係者でした。
今作では、パークの来園者が犠牲になっています。
恐竜動物園としての再開は難しいように思います。
伏線は、恐竜部隊を作る軍需企業?軍隊?だったので、次回作は軍事関係が舞台になるのかもしれません。
でも、そうなると舞台が現実的な方向にいってしまい、子供が楽しめるストーリー展開になるのかどうか少し心配です。
また、これまで、太古の恐竜を蘇らせるロマンをテーマにしていると思っていました。
でも今作を観て、実は恐竜に襲われるパニックムービー、なのではないかと思い始めています。
うわっ
夢と絶望のテーマパーク
目を見張るほどの視覚効果で驚きながらも、
緊迫感や恐怖といった演出もしっかり施され、
ストーリーもわかりやすく没頭でき、小気味良いテンポと
シリーズへの愛も感じられる良作だと思います。
メガヒットで続編も決定するなど、これ以上の展開をどうするのか
脚本家と監督の腕の見せ所ですね。
メガヒットメーカーとして注目のクリス・プラットも続投で期待せずにはいられません。
ただ緊張感あるシーンで、笑いを散りばめすぎてちょっと冷めたため星4つ
もっと見たかった
思わず言葉を発してしまいます!!!
先週5日に公開した当該作品は、
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務める
『ジュラシック』シリーズの第4弾です。
遺伝子操作によって生み出された新種の恐竜が脱走、
人間や恐竜を襲う様を臨場感たっぷりに描き出しています。
現代医学の注目の的である遺伝子解析特にゲノム編集に関する
倫理観の必要性を訴えた作品だと理解しました。
日本でも、初登場1位でしたが、興行収入がすごい!
日本:土日の2日間,8億5000万円、5日間:15億円
世界:6/12-14:3日間で650億円(世界新記録)
今年に入り、23本の映画を観ましたが、「ダントツ1番」ですね!
なんだろう?あのワクワク感は?
1983年の第1作目を観た人から、全く観ていない若者まで、
老若男女に受け入れられる作品になっています。
恥ずかしながら、「あっ!」とか「えっ!」とか「うわぁ!」とか
思わず言葉を発してしまう125分でした。
絶対のお薦めです!!!
Michi
[追伸]
「字幕」か「3D吹替」の選択だったので、字幕にしましたが、
今度は、吹替でも3Dで再び観たくなりました。
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