「主人公はヴィスコンティの投影か」家族の肖像(1974) ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公はヴィスコンティの投影か
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孤独だが、好きな絵画に囲まれ読書しながら人生の晩年を過ごすのも悪くはないと思わせる主人公の生き方に共感を持ったが、これはヴィスコンティも思っていたのではないだろうか。
結局、侵入者によって別の方向に行ってしまうが、映画としては何か事件がなければ成立しないのでしかたがないか。
いずれにしても、われわれ一般人には高価な絵画を買えるわけではないので、関係ない話ではあったが、全体的にヴィスコンティらしく、格調の高さを感じる映画だった。
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