「どこに寄せて観るかでかなり印象が変わってくる作品ではないか。極めて味わい深い良作。そしてルーニー・マーラがこれまでで一番綺麗に映っていた作品かも。」her 世界でひとつの彼女 ハルさんの映画レビュー(感想・評価)
どこに寄せて観るかでかなり印象が変わってくる作品ではないか。極めて味わい深い良作。そしてルーニー・マーラがこれまでで一番綺麗に映っていた作品かも。
当初はサマンサ=サマンサ・モートン、キャサリン=キャリー・マリガンだったそうで、前者は制作側の意向でポストプロの際に、後者はスケジュールの都合でプリプロの時点でキャスト変更。そして成功。元のキャスティングも素敵だけど。イギリス系の役者ばかりなのはチューリング由来なのだろうかという指摘もある。舞台が西海岸なのはわかりやすくアラン・ワッツですね。
この作品で特筆したいのは、よく練られた本とリアリティ、そして世界観として作品のトーンとなっている衣装、美術、デザインそして音楽が素晴らしく融合しているということです。これはスパイクとその周辺にいる人たちのセンスの良さのあらわれですよね。
あとポーシャ・ダブルデイのルックスはサマンサ・モートンに近いグループにいるなと思ったりも。これはポストプロでキャストが交替となった名残かと笑。
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