STAND BY ME ドラえもんのレビュー・感想・評価
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ドラ泣き させていただきました。(ネタバレあります。)
ずっと、楽しみにしていた作品。ようやく観てこれました。
まあ、'doraemon'と打ち込むだけで、勝手に'ドラえもん'と変換してくれる国民的キャラを「もののけ島のナキ」のコンビがフルCGで映像化するのだから、面白くないわけがない。
それにしても「いっしょに、ドラ泣きしません?」とは、挑戦的な宣伝文句である。
1964年8月7日生まれののび太クンよりも、2歳も年長で、テレ朝版よりも前の日テレ版のドラえもんを見ていた私である。
富田耕生がドラえもんの声を担当していたことは知識としてしかしらないが、野沢雅子がドラえもんだったことは、ちゃんと覚えているのである。
ドラえもんのいい話なら、大よそ原作を知っているのである。
で、「どうやって泣かせてくれるのかね?」という、やや斜に構えた感じで、でも大いに期待しつつ鑑賞させてもらった。
以下、ネタバレである。
・未来の国からはるばると
まあ、初登場シーンなので、手の加えようがないかと思っていたけれど、ドラえもんが「ホントはさっさと未来に帰りたかったんだ。」という重要な設定を加えている。
これが後で効いてくるのだから、本当に大したもんだと思う。
また、映像的には、予告編を見た時からのび太君の表情にどうも違和感を感じていたのだけれど、理由がわかった。
漫画では、のび太君の眼鏡と目が一体で、眼鏡の額縁がそのまま白目の輪郭になっているのに対して、この映画では(当然の事ながら…)眼鏡と目が別々になっているので、リアルな分、漫画と違って見えているのだけど、見ているうちに慣れて違和感もなくなった。
・たまごの中のしずちゃん
のび太クンの情けなさ全開のエピソードで、どうしてこんな話を選んだのかと思ったけど、前半部分にこの話を持ってきて、(特に出木杉君との対比で)のび太クンの情けなさを際立たせることが、狙いなんですね…
・しずちゃんさようなら
のび太クンは本当にどうしようもなく情けない奴なんだけど、基本的にはいい奴なんだなと思えると同時に、しずかちゃんに惚れる。
しずかちゃんをヒロインにするためのエピソードとしては極めて効果的。
・雪山のロマンス
原作では、またまたのび太クンの情けなさと、しずかちゃんの男前っぷり(?)が際立つお話だけど、この話は大幅に手が加えられていて、中盤の山場になっている。
とても感動的になっていますが、あえて苦言を呈させてもらえば、「雪山に軽装で入ってはいけません!」
・のび太の結婚前夜
娘の父親としては、この話は涙をこらえきれない。
しずかちゃんのお父さんがのび太クンの事を「あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。(中略)かれなら間違いなく君を幸せにしてくれると、ぼくは信じているよ」というシーンがあるのですが、しずかちゃんのお父さんのような「できた人物」にはなれそうもない私は、のび太クンのような男性が娘と結婚したいと言ってきたら、まずは全力で反対する。うん、絶対!
近未来世界で、TOYOTAとPanasonicの看板がやたらと目立つのは、大人の事情なので笑ってスルーします。
・さようならドラえもん ・帰ってきたドラえもん
ドラえもんの最終回には諸説があって、都市伝説では「のび太植物人間説」や「ドラえもんの開発者はのび太説」等もあるが、さすがにオーソドックスに「ドラえもん未来へ帰る」のパターンが採用されている。
この「未来へ帰る」パターンも数種類あるが、てんとう虫コミックスの6巻の最終話に収録されているお話で、同じく7巻の第一話に収録されているお話とのセットにしたところがニクイ。
で、ここで、冒頭のドラえもんが「ホントはさっさと未来に帰りたかったんだ。」という設定が生きてくる。
ドラえもんは「のび太クンを幸せにする」というミッションをクリアしたので、未来に帰るのだけれども、いつの間にかお互いに離れがたくなって…
文章で書くとありきたりなストーリーになってしまうけど、話の運び方がうまい!
なお、エンディングの映像は、トイストーリーに対するオマージュだと思う。(これも必見!!)
結論:ドラ泣き させていただきました。
斬新だが良作
ドラえもんってことで内容はシンプル、かつてアニメで放送された内容と同じなのだが改めて映画館で見た感想としては、わかりやすい。そのとき何でそう言うことをしたのか?という意図が考えなくても描写されている。
映像美は言うまでもなく素晴らしかった、映像よりも音。音が実にリアルでよかった!
隣のおじさんも鼻をすすってたし、僕もうるっときたのでドラ泣きはしてしまった。
映像と音だけでも十分見るに値します!
のび太成長物語。
予告でCGののび太の顔を見たとき、違和感ばかりだったけどそんな事ありませんでした。
よく知られてる話だけど泣けます。ドラえもんも始めはのび太との暮らしを嫌がっていたのに最後は別れがつらくなる。人生って何にでも別れがくっついてくるものだと思うけど、甘いかもしれないけどこの結末が好きです。
悲しい涙から幸せの涙へ。純粋な気持ちになれますね〜。
ドラ泣きはしない、みんなの知ってる日常版ドラえもん
3DCG化はイメージも壊さず合格点。
3Dを生かしたシーンはもうちょっとあってもよかったかな…
ストーリーはみんなが知っているドラえもん!
これは映画まつり冒険版ではなくあくまでも日常版だからでしょうか。
のび太のダメっぷりには相変わらずイライラ、
そして天使すぎるしずかちゃんの描写は特記すべきこと
でもドラ泣きするほどではなかったかなぁ
どんもんもん
思った通りいい作品でした。
どうしていいかわかんない時、見たら素直な気持ちを思い出せそうな映画でした。
さすが、どらえモンさまさま。
アイされているな♪
六本木のイベントもかなりテンションあがります!!
原作の良さ
小学校低学年のときにテレビ「ドラえもん」が始まった、ドラえもん世代です。
そんな私なので、「映像や音響のダイナミックさは求めてないんだけどなぁ〜。」と思いながら観てました。
しかし後半になってくると原作の良さがしっかりと伝わって来ました。
やっぱり泣いてしまいました。
夕方の上映を観たのでお子様はほんの少しで、若者から私のような中年までいろいろな世代の方が観に来ていました。
多くの人が泣いていたと思います。
私が一番心にささったのは、しずかちゃんのパパの台詞です。
あれこそが藤子不二雄先生が伝えたかったメッセージなのでしょう。
先生の感性の素晴らしさ、ドラえもんが世界中で愛される理由はそれに尽きると思います。
「これからもドラえもん観たいな。」と思いました。
イイじゃん?!
勝手な思い込み?で,観に行っちゃったが為に余計に善かった様な気がした… "ドラえもん""アニメ映画"という固定観念?は,完全に取っ払っちゃって、"全く別物の作品"として観て欲しく思わせてくれた作品だった&3Dというのも非常に見応えもあるし,確かにCGも凄い!!
もりだくさんだけど、、、
世代的に違和感はありあり。
特に鼻をセットしてせわしくんがタイマーをつけるのは、、、
内容はまとまっていたし、かわいいドラえもんの仕草はたまりません!
エンディングの秦基博のひまわりの約束が本当に良くて泣いた!
【必見】しずかちゃんのパンチラ&入浴かが見れます!
泣けた!悔しいけど、結構号泣してしまいました。ストーリーは、ドラえもん作品のイイトコドリなので、ズルイっちゃあズルイ。けど、上手く纏まっており、ドラえもんを知らない人(いないと思うけど)でも楽しめる1本になっている。3Dで見るべき!
不覚にも泣いてしまった!
娘と見に行きましたが、不覚にも泣いてしまいました。未来のしずかちゃんとお父さんの会話のシーンで・・・
まさか、ドラえもんで泣かされるとは思っていなかったけど、あなどれないなぁー。
のび太君がタケコプターで飛び回る映像は見事でした!
3Dで観てこそ
山崎監督作品は情緒に訴えかけるCMとキャッチーなコピーで普段映画を観ないような人を劇場へ呼べる日本を代表するヒットメーカーの一人ですよね。
一作ごとにVFXの技術も良くなってきている気がしますし、前作の『永遠の0』のVFXは目を見張るものがありました。
そして今回はCGの八木竜一監督との共同でドラえもんを初の3DCGにするという挑戦でございます。
『STAND BY ME ドラえもん』
3Dで観ましたが、やはり映像は素晴らしくのび太が初めてタケコプターで飛ぶシーケンスなど見事としか言いようがないし、のび太が未来の自分に会いに行くシーケンスも秀逸だ。
そのほかも見応えのあるシーンが数珠繋ぎで大人も子供もワクワク出来る内容だ。
さすが白組の二人が組んだ作品だと感心した。
最初に観た瞬間”これは映画というよりアトラクションかっ!?“と感じるほど観ていて楽しい映像だった。
しかしそれ以上に何かテーマを織り込んで、深く掘り下げたりすることがほとんどない気がしたのは残念だ…。
それだとただ観て楽しむだけの作品になってしまう。
つまり薄っぺらな作品と言うことだ。
映画とは観て楽しむだけで良いのだとする作り手と、映画とは作り手のメッセージやテーマを読み取りたいと思う私との相性の悪さは残ってしまった。
映像は素晴らしいし、ストーリーだって悪いわけではないのに何か頂けないのは作り手のテーマが“泣かす”ことにあるからなのではないだろうか?
泣ける映画って謳えば確かに観客は増えるだろう。
しかしそれでは映画ファンには認められないはずだ。
映画好きならきっと[泣く映画=良い映画]だとは考えていないと思うからだ。
私も劇場へ泣きに行っているわけではない。
良い作品を観て結果として泣けることはいっぱいあるし、泣けなくても心に残る映画だってたくさんある。
つまり泣くか泣かないかは作品の出来とは比例しないのだ。
本作も泣けるシーンでは泣けます。
しかし泣かせる方向で話を進められても琴線に触れることはない。
そんなことは作り手たちも充分に知った上のこととは思うが、そのあたりを改善してもらわないと今後の山崎監督作品と私の反りは合わないなぁと感じた次第でございます。
ただ映像はピカイチです!
是非劇場で3Dで観ることをオススメします!
〝泣き〟のゴリ押し
あの国民的アニメ『ドラえもん』を初の3DCGアニメーションで描く!という今迄なかった試みで、かなり気合いの入った意欲作ですよね。藤子・F・不二雄の生誕80周年記念ということもあって。
んーと、で。ですけども、自分の周囲の前評判は公開前からあまり良くなかったんですね。あの柔らかなアニメの雰囲気をCGに置き換えるとなると、その「不気味の谷」へ落ちるんじゃないの?という。予告編で「うわ気持ちわる」言ってた人も結構居たんでね。
でも、まあ蓋を開けてみたら、別にそんなこともなく、見事にオリジナルの雰囲気と融和してて、充分観るに耐えうるし、寧ろ感動を覚えたぐらいというか。するっする違和感なく動くし、素晴らしい表現力だなあと感心いたしました。タケコプターの空中遊泳シーンなんて、グリングリン飛びまわって最高に楽しかったし。
だから、3DCGに関しては何のケチもないですよ。満足です。
それで、じゃあ何も不足はないのか?というと、そんなこともなくて。やっぱりね、ちょいとお話の流れというんでしょうか。鼻に付く人は鼻に付いちゃうと思うんですよ。その、所謂「泣かせる」って方向でモロに「感動の涙を誘う!」的なことをやっちゃってるでしょ。臆面もなく。「ドラ泣き」とかハッキリ路線打ち出しちゃってるし。
いやいやいやいや、待てと。
泣くかどうかはこっちが決めることだから!て、なっちゃうんですよ。なっちゃう人は。泣かせの脚本で徹底的に行ってるんで、こっちとしてはひみつ道具だったりの細かいエピソードが駆け足に感じて「その道具もっと掘り下げて観せてよ!」て、もどかしさなんかもあったりして。
過去の泣きエピソードを数珠で繋げてれば、そりゃあ泣けるんですよね、確かに。自分も泣きましたよ。落涙しました。
でもね、だったら別にドラえもんが題材じゃなくても良かった筈なんですよね。良かったんです。
「この3DCGアニメは絶対にドラえもんじゃなきゃいけない!」てサムシングが欲しかった。そのサムシングを脚本で練って練ってしっかりと提示して貰いたかった。
ああ、うん!これは確かにドラえもんだね!ていう何か(いや、自分的にはそう感じた、てことなんですけど)。
まあ、そんな感じです。
ハリウッドCGに食傷気味な人へお薦め
このところハリウッドのド派手なVFX映画やCGアニメを立て続けに観てきたため、ドラえもんのなんとも日本的というか、和の情緒あるCGアニメを観て、胃もたれがスッキリしたような感じになりました。
日本特有のストーリー性やキャラも温か味があって良いですね。落ち着いて観れる映画です。山崎貴監督ということで、わかっちゃいるけど、泣かそうみえみえのマジックにやられちゃいました。
立体感ではなく、臨場感を求めるなら、絶対に3Dだと思います。
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