はなしかわってのレビュー・感想・評価
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とっても小さな小さなロードムービー
ハル・ハートリーが2011年に作った中編で、ハートリー作品の常連でもあるDJメンデルが主演。メンデルはNYの舞台を中心に活躍しているマルチなパフォーマーらしく、本作ではドラムの腕前も披露している。このメンデルの、正業に就いてなさそうな中年オヤジにしか見えないルックスと佇まいが、本当に映画にも役柄にもピッタリだった。
メンデル扮する主人公は、友人(ハートリーの奥さん二階堂美穂)のアパートに泊めてもらうことになる、ハートリーの事務所にカギを借りにいかなくてはならない。この夫婦は別居しているので(これも実際のハートリー夫婦そのままの設定らしい)、主人公はカギとアパートのためにマンハッタンを往復しないといけないのだが、その間に次々と面倒に巻き込まれてしまう。いや、人が良すぎてついついお節介をしてしまうのだ。
微笑ましいエピソードが多く、いつの間にかこの器用貧乏なオジサンを応援したくなる、とても気持ちのいい映画だった。一時間に満たないコンパクトさも作品に似合っている。
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ミニマリスト
アタッシュケースだけっちゅうのも。器用だが不器用な男。そんな生き方に迷いない不惑。約1時間でニューヨークを縦断してくれて、手頃に観れるのは良い。監督の部屋らしき内装がやたらと印象に残ったりする。
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