「タイトルなし」アバウト・タイム 愛おしい時間について ぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
レイチェルが出ていることと、タイムトラベルの話で恋愛ものってちょっとおもしろそう!という理由で観たこの映画。
レイチェルはとってもかわいかった。服も、仕草も笑顔もとってもチャーミング!
でも、それ以上にかわいかったのは、ティムとティムのお父さん。ティムの家族は、みんなとっても個性的でかわいらしい。おじさんは突拍子のない天然だけど、とても純粋で子供みたいで憎めない。キットカットも、伸び伸びしていてまっすぐ。お父さんは、なんだかとっても深みのある、あったかい人。お母さんが言った、お父さんのいない人生に興味はないの。というセリフが、とても印象的だった。
でもこの映画は、タイムトラベルを使って、どんなに劇的なことをするとか、企みをするとか、そんな話ではなくて、ただ1日を2回くり返して、一度目で余裕がなくて、気づけなかったこと、周りに気を配れていなかったことを、2回目にほんの少しだけ気にすることで、とってもお得な日に変わること。これって、タイムトラベルの2回目がなくてもできること。毎日を楽しむこと、周りの人の毎日にちょっとしたあったかい気持ちのプレゼントをすること、そんな1日を重ねて、素敵な人生となること。そんな暖かいものを伝えてくれる、とても素敵な映画に出会えました。
ティムが2人の子どもにご飯をあげるシーンと、幼稚園に送って行くシーン、お父さんとティムの最後の卓球のシーンがすき。
それから、結婚式に雨が降って風も強くて、ティムがメアリーに、雨の日に結婚式になったことを後悔している?と聞いた時、メアリーは、そんなことないわ。私たちの人生も同じよ。いろんな天気のときがある。楽しんで!と言うの。素敵なひと!