「まさか泣くとは…」アバウト・タイム 愛おしい時間について JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
まさか泣くとは…
いろんな人との繋がりを通して
二度とこない時間の大切さを
気づかされる、痛感する映画
好きなシーンは服を脱がせてく
シーン。とってもキュート
泣いたシーンはやっぱり
父親と過去を遡るシーン
すべてを知って受け入れて
またその時間を繰り返す。
その切なさに泣ける。
予告では、父親をとるか恋人をとるか
究極の選択な感じの映画かと思ってたけど
全然ちがかった。いい意味で。
もっと暖かくて濃密な映画だった。
なんか作り手の意図がダイレクトに
伝わってくる感じ。
バタフライエフェクトのオチが
最高だと思ってたけどこれもアリだ。
2023/10/7(4回目の鑑賞)
久々に観る気がしてたけど2年ぶりとかだった。毎年観てもいいくらいですな。
ヴァネッサ・カーヴァーとか出てて、観るたびにその豪華さに気付かされます。
今回も嗚咽レベルで泣いてたな…。床にうずくまってオンオン泣いてしまった。それくらい私と父との別れが近づいているってことなんでしょうが。
父子愛が異常に強い映画ではあるんだけど、その中でも特に父のようになるんだ!父を超えるんだ!じゃなくて自分の人生を優先してた点は良かったですな。(最後には父の秘訣の先を行ってたけど)
今回は脇の叔父さんやら脚本家やらヴァネッサカービーやらがパーティで隅に集まってる感じが何とも可愛くて好き〜ってなりました。this is us風味。
人生は美しいですよ、本当に。
3回目の鑑賞 (2021/02)
何度観ても、最高の映画ですね。
いや毎回思うけど、
・ティムよくマーゴットの誘い断ったな〜
・ジェイとキットカットカップル超お似合いだし超可愛いなあ
って今回もしみじみしました。
2回目の鑑賞(2020/03)
もう最高傑作ですな。だぶん何度見ても号泣ものだし、じんわりする。
そして、明日からを丁寧に生きれるようになる映画。
最高のラブロマンス(もうほぼその枠超えてるけど)の一本。
やっぱり、これ以上のシナリオはないよ。
見直すと、いかにキャストも音楽も素晴らしいかが分かる。
人生の選択を描いているけど、だれもがもしも~~だったらって考えるところをうまく映画にした感じ。そしてあのエンド。もう彼は「もしも」の世界に生きていないんだよね。その一日を大切に生きればもしもなんて必要ないんだと銘打った一作。
再度見てみて、メアリーって彼にとっては可愛くてユーモアセンスがあって最高のパートナーだけど、彼女自身ってよくわからないなって思った。ある意味、存在自体が男の幻想みたいなところあるし…。でもそこをうまく描いているのが、彼女の両親が突然家に訪れるシーンだったりするのかな。
たぶん割と厳格な家庭で、それに縛られて生きてきたのかと推測。彼女はティムの一見不思議な両親や妹と仲良くなっていくけど、それも、彼女の本当はゆったりと生きていたい願望を叶えたのかなって思う。みんな優しく包み込むような人たちだしね。
ドーナルグリーソンとビルナイの親子演技はいつ見ても堪らんなあ。泣かされる。ティムに彼がぴったりだよね。ナードとキュートのバランスが素晴らしいです。
あの主題歌をバックに駅のホームを行ったり来たりするシーンは本当に今までの映画の中でもすごく贅沢なシーンだなと。あの短い時間ですべてを表してるし、キットカットやちょっとしたジョークまで描かれているのが秀逸。
我が人生に欠かせない一本と、改めて感じました。