劇場公開日:1983年6月4日
解説・あらすじ
松田優作扮する三流大学の7年生という風変わりな家庭教師が、高校受験生を鍛え上げる様をコミカルに描く。音楽なしの誇張された効果音、テーブルに横一列に並び食事をするという演劇的な画面設計など、新しい表現が評判となった森田演出が冴えるホーム・コメディの傑作。
1983年製作/106分/G/日本
劇場公開日:1983年6月4日
劇場公開日:1983年6月4日
松田優作扮する三流大学の7年生という風変わりな家庭教師が、高校受験生を鍛え上げる様をコミカルに描く。音楽なしの誇張された効果音、テーブルに横一列に並び食事をするという演劇的な画面設計など、新しい表現が評判となった森田演出が冴えるホーム・コメディの傑作。
1983年製作/106分/G/日本
劇場公開日:1983年6月4日
フジテレビの新旧ドラマ70作超をTVer、FODで順次無料配信! 「ミステリと言う勿れ」「silent」など
2024年11月20日【松田優作生誕75周年記念】KADOKAWAと東映が特集上映を同時開催 「蘇える金狼」4Kデジタル修復版初上映
2024年2月8日フランスで初めての森田芳光監督特集開催、快調なスタート切る【パリ発コラム】
2023年7月1日【「ファミリア」評論】実在する移民団地の現実を描く和製バンリュー映画
2023年1月8日「森田芳光 70祭 2022」始動! ニューヨークでレトロスペクティブ上映決定
2022年11月5日東宝映画90年間の足跡をたどる企画上映、国立映画アーカイブで6月24日から開催
2022年6月1日嫌に近い密すぎる距離感の割に噛み合わない会話と空気感。お互いが相手に期待している内容や答えは生々しいくらいに見える表情や仕草を強調した演技なのにまったく通じあってる感じがしないのがもの凄く不快で違和感を感じさせる。
実に気持ち悪い。分かっちゃいたけど胸糞だ!どうしよーと思ったけれど最後の食事シーンにこれまでの家族関係を圧縮したうえでギャグして落としてくれた事で溜まった気持ち悪さを引きずらずに済みました。
お金で雇われた分の面倒はみるが家族の事は家の中で解決しろと言わんばかりのシーンで外から来た何者だか分からない人間に家族の問題を任せてしまう希薄な愛情と家庭のあり方を象徴しつつも、振り返ると家庭教師も自分の事には余り向き合えていない様だったので人間誰しも建前やよそ見をする方法にばかり目を向けがちなもんだよな。と、
登場人物はみんな短絡的で直線的なありふれた思考をしているけれど、言葉を投げた先に受け取り手がいない事。伝えるべき言葉を言わずに一般社会で思っていたとしても絶対伝えたりしない様な言葉をあえて受け取りたくなくなる様な台詞で伝える事。
違和感を煮詰めて煮詰めて、日常的に小さな不快音が大きく耳に付いてくるように積み重ねて何ともスッキリさせずに緊張感とストレスを山積みにしていくやり方にうわーっと思いながらもつい最後まで見てしまった。
全体な映像も結果や場面だけを突きつけてきて、間の流れや交流を見せない断片的なシーンの連続でそれに拍車をかけているし、そこに登場人物の関係性だけが分かりやすい構図が抒情的にも見える面白さがあってなんとも。
(結果だけで話たがる人って一見するとミステリアスだけど長く付き合うとだいぶイラつくのに似てる)
そんなこんなで最後の若干ファンタジーな説明の薄い終わり方にまで想像させる余白が生まれて落とし所が上手すぎると感心してしまいました。
不気味さとシュールな笑いが共存し続ける異様な作品
みんなの距離感がバグりまくってる。近い! 近過ぎる!!
次男・茂之の高校入試を控えた沼田家
難関校に到底届かない成績を何とかするために父・孝助は家庭教室を雇うことに
この家族だけでも異様な雰囲気なのに呼ばれた家庭教師・吉本が更にその空気を加速させる
教え子に暴力あり頬へのキッスありと、無茶苦茶なのになぜだか信頼されていく
この映画 正直、物語を追っていく見方だとあまり面白くないんじゃないかと思う
とは言っても筋が分からないとか前衛映画のような意味不明さがあるわけではない。逆にあらすじ自体はシンプルなホームドラマだ
ただ、その見せ方が終始異様というかツッコミ不在でボケ続けているのだ
いわゆるお笑いの「ボケ」ではない。が、どう考えても真面目でもない
おそらく作品の作られた時代(80年代)にも目を向ける必要があるのだろう
その頃の「普通」に対するボケの形を取った風刺にも思えてくる
「ありふれた題材」で作られた「ありえない映画」
そんな言葉が私には浮かんできた
真横に並んだ食卓の演出も、
舞台装置みたいな勉強机も
噛み合わない台詞や行動も全て意味が分からないのだけど
他に真似出来ない、絶妙なバランスで出来た映画ではあるのかなと思いました。
映画の説明に当時の社会問題が…とか描いてたけど、
どこに社会問題が絡んでるのかも分からなかった。
むしろ独特な関係の家族のように思えた。
勉強しろとは言うものの、
あんまり家族に興味なさそうな父。
家族の心配はしてそうだけど、
息子の怪我にはそこまで問題視しない母親。
自分のことを話さない弟。
優秀ぶってるけど、生きがいをなくしちゃってる兄。
不思議なバランスの家族でした。
ラストの食卓シーンは
お前らの家族は壊れちゃってるよ?
と言う意味だったのかな?
ただ、100分の間飽きることなく観れたのは
単に松田優作の魅力なのか、
台詞やカット割にマジックがあるのか、
不思議な映画でした。
横に並んだ食卓といえば家族ゲームだし、
真似したら一気にリアリティーがなくなるし
そう言う意味では名作なのかもしれない。