地球防衛未亡人のレビュー・感想・評価
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【不謹慎過ぎるウルトラセブンをベースにしたエロティック特撮ムービー。(褒めてます。)時事ネタもタップリ盛り込んだ作品。壇蜜さん、良く出演OKしたなあ。そりゃあ、名前がダンだからだね!】
■宇宙怪獣ベムラスが日本に襲来する。
地球防衛軍JAPの女性エースパイロットである元芸者の中途採用のダン(壇蜜)は、べムラスによって命を落とした夫の仇を討つべく、自ら攻撃を志願し、JAPのタマオカ長官(森次晃嗣!)の許可の元、出撃する。
しかし、ベムラスへ攻撃を加えるたびダンの身体には激しい快感が走るようになっていく・・。
ホント、スイマセン・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。& 個人的なツボ)
・ヤッパリ、ダンに対し、ウルトラセブンでモロボシダンを演じていた森次晃嗣さんが、”ダン、イケ!”と指示するシーンの可笑しさよ。
序に言えば、ダンが乗っている戦闘機は、ホーク一号に似ている。
・だーが、ダンがベムラスへ攻撃すると、彼女はイキナリ喘ぎ出すのである・・。良いのかなあ、クスクス。
そして、基地に怪我をして帰って来たダンを診察した医者(モト冬樹)は、真面目な顔をしてキッパリと彼女に告げるのである。
”貴女は立派な変態です。”
その後、彼女を励ましに来た隊員のカミゴウミツオが彼女に残した何故か色紙に記されていた言葉。”変態でもいいじゃないか。みつお。” あー可笑しい。
・不謹慎な時事ネタの数々
1.ドー見ても、当時の首相をパロッた人が、いっつも夫人とベッドでいちゃついているアメリカ大統領(ドー見ても、オバマ大統領)に、媚びへつらいながら、お伺いを立てるシーン。
2.当時(今でも)、問題になっていたオスプレイと”メスプレイ”の飛行シーン。
3.中国が尖閣諸島所有権を表明していた所に更に、核廃棄物を食べるベムラスの所有権を主張するシーン。
4.地球防衛軍の略称がJAPである事。その呼称はまずいんじゃないかい。クスクス。
とまあ、良くこれだけ(もっとあるよ。)コネタを盛り込んだモノだ、と感心しながらクスクス鑑賞続行。
<そして、ダンがベムラスの前で、天岩戸を開ける為に舞ったアメノウズメノミコトの如く”アベノウズメの舞”を、何故かJAPの制服を脱ぎながら踊りだすと、ベムラスは股間を抑えて、悶絶し卒倒するのである。
いやあ、今作凄かったなあ。カミゴウミツオも、デンエースに変身するのだが、大した活躍もせずに、ベムラスとの闘い終了するのである。
今作は、不謹慎過ぎるウルトラセブンをベースにしたエロティック特撮ムービーである。壇蜜さん、良く出演OKしたなあ。勿論、ダンだからだね!
”今作を大変楽しく鑑賞した私は変態でしょうか?””ハイ、立派な変態です・・。”>
良かった
日本の南方海上に浮かぶ三角諸島に宇宙怪獣ベムラスが襲来、原発を襲って放射性廃棄物を食べながら巨大化していった。地球防衛軍の天野ダン隊員が活躍してベムラスを葬った。
イケメンの整備士がスーパーヒーロー、Den-Aに変身したが活躍の機会はなく、飯田橋で途方に暮れた。
バカ映画の快作
河崎実監督はあまり知らないのだが、イカとかカニ映画を撮ってるんだなってレベルの知識しかなく本作を鑑賞。
いやあバカすぎて面白かった。壇蜜は正直どうでもいいが、TABOの石原慎太郎や安倍総理がなかなかいい味出している。風邪ひいたときのリラックス用にちょうどいいのでは。
アフレコのズレかたもモト冬樹のヅラレベルにズレていていい。
壇蜜期待の御仁は『私の奴隷になりなさい』を観てください。
地球防衛軍日本支部JAP(Japan Aid Party)は隕石をとらえた。落ちた場所は日中の境界線上の三角諸島。中国は三角諸島を取り戻したいがために怪獣ベムラスを攻撃したがっていた。日本でもさっそく女性隊員ダン(壇蜜)は出動したがっていて、JAP野郎1号で許可が下りたのだった。しかし、あえなく退却・・・実は3年前に夫をベムラスに殺されたダン・・・
相変わらずわざとらしくB級作品に作り上げている。が、今作は壇蜜のお色気たっぷりの映像を取り入れている。棒読みセリフと、わざとずらしているアフレコ音声。さらにはモト冬樹まで登場させて壇蜜に対して「変態です」と言わせるところ(笑)。
良い子はみないように
お馬鹿映画の巨匠:河崎実監督、本領発揮の破天荒風刺劇。
笑いと風刺の文化は古くから庶民に根付いているのだが現代では優等生ばかり、なかなか一歩踏み出た作品に出会えない。本作も劇団「ニュース・ペーパー」のコンセプトに沿ったものだが政治風刺に留まらずお約束の類はすべて餌食にされてしまいます。「メスプレイ」なんて寒いおやじギャグやそれほどでもない毒気と殺気は物足りなくもありますがお馬鹿映画としては上出来でしょう。個人的には檀蜜とモト冬樹さんのお医者さんごっこ、お馬鹿を真面目に演れるモトさんが素敵です。
陳腐なタイトルですので間違わぬと思いますが本作はそれっぽいですが怪獣映画でもヒーロー映画でもありませんから子供連れには不向きです、念のため。それからお目当てがあれだとすると、臍しか映らないですから、そちら系ともいえません。シン・ゴジラでドキュメンタリーと見まごうばかりの官邸劇を見せてくれた庵野監督ならなんというか聞いてみたいです。
突き抜けたZ級具合がマニア層からの支持は受けそう
何か凄いモノを見てしまったって感じですかねぇ。
この突き抜け具合、まさにB級ならぬZ級!
あらかじめZ級だと分かって見ている方には、これはたまらない映画でしょう。
しかし私は河崎実監督作初鑑賞だった為、免疫が無かったせいか、今回はもうひとつ乗り切れずって感じでした。
単純に壇蜜目当てだったので・・・。
まあ一度河崎ワールドを体験しましたから、今度他の作品を見る機会があったなら、壇蜜と言う飛び道具も無い分、逆に楽しめそうな気はしています。
しかしまあ何でしょう、チープ具合がとにかく半端じゃなかったですね(笑)
映像のみならず、演技の方も壇蜜を筆頭にアレでしたから、見ていて途中辛くなりました。
壇蜜のエロ度も中途半端、そこに期待して見た方は、確実に肩透かしに合うかと。
ただ、原発・核廃棄物問題、近隣諸国との領土問題等の社会風刺描写は、コメディですから本当にくだらない描写なんだけど、何だかんだで見入ってしまったところもあって、そこだけは結構楽しませてもらいました。
スベリ気味なシーンも多々ありましたが、おなじみのザ・ニュースペーパーの政治ものまねネタなんかはところどころツボに嵌ったりもして、十分笑えましたよ。
まあ昔の特撮モノはそもそもチープな映像&大根演技で成り立っていたところもありましたから、往年のウルトラマン系特撮モノファンの心くすぐる作風は、本当に一部のファンには受けそうですね。
長官が昔のモロボシ・ダン役の方(森次晃嗣)だったのも、心憎い演出でした。
他にもその手のオマージュ系演出は多々あったのでしょうが、私はあまり詳しくないのでよく分かりませんでした(苦笑)
しかし壇蜜がダン隊員だったりと、ダンだらけでややこしい!
あえて「単純」を付けたいおバカ映画
「セブン」時代の特撮の雰囲気が、新しくも贅沢にもなり過ぎず、いい感じに再現されていました。
一口で言うと「大人のおバカ映画」です。
政治ネタは、風刺ネタと呼ぶのは却って失礼にあたるような、肩肘張らない、いい物でした。
今は団塊の世代が過去に深夜や早朝のTVの中に「ケバゲバ60分やカリキュラマシーン」を見つけたように、今の中学生にも、この映画を見つけて欲しい。
そして、成長した暁には「新たなおバカ・カルチャー」を作り上げて欲しい。
ちなみに「地球防衛
未亡人」というこのタイトル!
この二つの言葉(地球と操を)守るという部分で一見、同意語と見せかけて、実は未亡人って「すぐ、よろめく、おっぴろげイメージ」……
つまり、これは反語だ!反語!とか思わずRoom237してしまいました。
ピンク産業が「未亡人」に貼り付けたイメージって凄いですね~~(~_~;)などと映画のオープニングから頼まれもしないレビューをシュミレーションしている私は……
はい!
「変態です!」
ええ~~~Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
半笑いと腹立たしさを味わいに是非劇場へ。
「いかレスラー」「かにゴールキーパー」「コアラ課長」「日本以外全部沈没」でお馴染み河崎実監督作品。
前半の○○と後半の○○という落差ある言葉を組み合わせたシリーズ。
今回は「地球防衛軍」と「未亡人」の組み合わせ。
前半の『固さ』『力強さ』と、後半の『淫靡さ』『心もとなさ』が印象的です。
作品自体は“良い意味で”酷いです。
全編通して半笑いと腹立たしさに溢れています。
が、こんな事は監督、主演、題名を観て最初から分かっていたこと。
それをわざわざ観に行っている訳ですから、文句を言うのは御門違いも甚だしい。
「看板に嘘偽り無し」という意味では誠実な作品かもしれません。
話自体はあって無いようなもの。
部分部分で社会風刺ネタが差し込まれていますが、本気でやっているのか悪戯けでやっているのか。
…皆目見当がつきません。
演技は主人公である壇蜜を筆頭に酷いです。
特に壇蜜の登場一言目のズッコケ具合は中々の見物です。
壇蜜に限らず年配俳優以外は総じて酷い本作。
おそらく宇宙怪獣ベムラスの演技が一番巧かったように思われます。
あと皆様が当然期待する壇蜜のお色気シーン。
「ギルガメッシュLIGHT」の方が余程エロいです。
その方面で期待すると、かなり肩透かしを喰らいます。
唯一終盤の舞踊シーン。
踊り自体には何もこなかったんですがね。
アップの腹周りに下着か制服の締め付け痕が。
これは出して良いのか!?エロいのか!?? なんて思いつつ。
何度もアップになる腹周りが気になってしまいましたね。
劇場に足を運ばずDVDレンタルの場合は途中で投げ出してしまう可能性大。
というかDVDレンタルのラインナップに並ぶのか怪しいライン。
「看板に嘘偽り無し」の半笑いと腹立たしさを味わいに是非劇場へ足を運んでいただきたいです。
オススメです。
オジサンの心を擽るSFコメディ
壇蜜が地球防衛軍のパイロットを演じるSFコメディです。特撮ヒーローもののパロディとしては政治への風刺も利いていて面白かったです。オジサンには懐かしい特撮ヒーローの世界にオジサンの大好きな壇蜜を登場させるだけでなく、モロボシダンの森次晃嗣が登場し、タイトルバックやメカがウルトラセブン的だったりして、 オジサンの心を擽ります。個人的にはせっかく壇蜜を使うのであれば、もう少し大人度を上げても良かったのではと思います。
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