「決してハッピーエンドではないけれど…」それでも夜は明ける ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
決してハッピーエンドではないけれど…
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ぜひ多くの人に見てもらいたい作品です。
これまで見てきた伝記映画の中で
一番、インパクトが強く、
胸を締め付けられる作品でした。
作中で描かれる奴隷への鞭打ち。
どうかこれが映画の中だけであればいいのにと思うほどの極悪極まりない行いで、思わず目を背けてしまいたくなります。
ですが、実際には、映画以上の想像もできない苦しみを受けてきた歴史があることを知り、絶句しました。
過去に差別や偏見によって行われていた奴隷への行為、現在のネットでの誹謗中傷やいじめを見ていると、リンクするところがあり、決して「遠い国の昔の話」として終わらせてはいけないなと思いました。
最後に、事実を述べているからだと思いますが、
ソロモンと共に働かされていた奴隷たち。
映画の最後で、ソロモンのように解放される奴隷は少なかったという文章からも、彼ら、彼女らの行く末を想像すると、なんともやるせない気持ちになりました。
ソロモンを見送る彼らの悲壮感漂う佇まい、見ていてとても苦しかった…
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