インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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誰もが抱く感情だから共感できる
ライリーの頭の中の感情と家族がテーマのストーリーです。
子供の頃から思春期になるまでの心の動きを繊細に捉えられて、笑えるシーンも感動もたっぷり詰まっています。
感情は次々と変化します。けれど、人生がそうであるように、どの感情も互いに影響しあっていて、意味のない感情なんてない。
いっぱい泣いて、笑って、いろんなことを経験して大人になっていく。
ライリーの成長を通して自分の人生もそうであることに気づかされる映画です。
どちらかというと大人の方が感動できる作品だと思います。
感情が溢れてきます!
2015年7月18日
インサイド・ヘッド
(原題:Inside Out)
〈同時上映〉
南の島のラブソング
(原題:Lava)
【一言】
感動!ピクサー映画の中でも最高作。
最後は目がウルウル。
まさに『あなたの物語』そして「私に寄り添う物語」。
【STORY】
「頭の中ってどうなっているんだろう?」誰もが一度は考えたことがあるこの疑問。
ピクサー最新作の主人公はライリーという女の子の頭の中の感情たち。
ヨロコビ、ビビリ、イカリ、ムカムカそしてカナシミ。
両親からたくさんの愛情をもらって育ち、親友を持ち、ホッケーが得意な女の子ライリー。彼女の記憶は楽しいことでいっぱい。……ある出来事が起こるまでは。
ライリーが11歳の時、仕事の都合で故郷であるミネソタからサンフランシスコに引っ越すことに。しかし新しい生活は思い描くものとは違った。新しい学校に馴染めないライリー。そんな彼女の不安な気持ち渦巻く中、カナシミのミスにより感情をコントロールする司令でありライリーに楽しい思い出を与えるヨロコビがカナシミと一緒に司令部から締め出されてしまった。
バラバラになった感情たちと2つの感情を失ったライリー。
果たして感情たちはライリーの笑顔を取り戻すことができるのだろうか。
【感想】
★
観に行こうか迷っていたら応募した無料鑑賞券(ムビチケ)が当ったので早速観てきました。観て、迷っていた自分がばかりですだったと思いました。これはお金を払ってでも観るべき作品だと思います!
本編が始まる前から最初、そして最後まで。さらに短編映画までも。どこをとっても素晴らしかったです! 本編が始まる前の数分の映像と本編の最後に猛烈に感動しました!特に最後は目がウルウルしてきます。
監督が「これはあなたの物語」って言っていたけれども本当にそのとおりだと思います。 ただキャラクターが描く映画を観るだけじゃなくて自分の『想い出』、『感情』、『想い』にリンクして共感することができるからこそここまでの作品になったんだと思います。
思春期とか反抗期とかを経験した高校生、人生経験の長い大人、そして親。そういった人が観るべきだと思いました!
★
ピクサー長編アニメーション20周年記念にふさわしい作品でした。(こういう記念作品って不作なことも多いんですよね。)
ピクサーが今まで描いてきたメッセージや内容をギュッと詰め込んだような感じです。
シーンの一つ一つに心が動かされます。お母さんの一言、お父さんのセリフ。ヨロコビなどの感情たち。ヨロコビとカナシミの仲。ヨロコビを助けた夢の友達。そしてラスト。
そんな場面一つ一つに今までピクサーが作品に込めていたであろうメッセージが詰まっているような気がしました。
映像はポップで、カラフルでキュートで楽しいです。特に頭の中にある物が良いですね。トランプの家やトロフィーの街。夢の撮影現場やイマジネーションが生まれる場所などなど。
綺麗なCGアニメーションとカラフルな世界はやっぱりピクサーらしいです。
女子はこういうのが好きなんですかね?(笑)
あとは、細かいですが感情たちが綺麗でした。髪の毛などが分かりやすいですが各感情のイメージ似合ったような質感で。特にヨロコビの肌が良かったです。実線じゃなくフワッとした感じで曖昧なんです。
また、標識や看板などの文字がちゃんとした日本語になっていたんです!公開国に合わせて変えたんですかね?凄いです。
★
いつも邪魔者扱いのカナシミ。楽しい記憶があればそれていいのにどうしてカナシミなんているんだろう?そんなカナシミがいたからこそ私たちの今があり、思い出があるんです。この映画で「どうしてカナシミが必要なのか?」という問いに対する1つの答えが描かれます。
そのシーンが来た時は「そうか。だからカナシミって必要なんだ。」と心から思いました。 はっきりと言い切るのではなくて少しボヤッとした抽象的で、でも何が言いたいかは分かる。そんな描き方なので観ている個々人が『自分にとってのカナシミの必要性』を感じることができると思います。
予告編ではカナシミの声を演じた大竹しのぶさんがカナシミの役割について言っていましたね。
●
ちいさい頃はヨロコビでいっぱい。何をしていても楽しいし、全てが新鮮。生まれてから毎日がハッピーのライリーが描かれて観ているこっちがホッコリ。
引っ越しをきっかけに感情が崩れてしまうライリー。そんな彼女を観ていると辛くなります。頭の中の感情たちに「もうやめて!」と叫びたくなります。
そっとしておいてほしい気持ちや自分でもどうなっているのかが分からずに混乱してしまう気持ちはすごくよく分かります。
ライリーがどうしていいか分からずにあんな行動にはしってしまったり。あのシーンには驚きました。
何度も言うようにこうやって共感できるというのがこの映画の良いところだと思います。ヨロコビでもカナシミでもたくさん思い出がある人ほどこの映画で感動できると思いますよ。
★
本編が始まる前に5分ほどの特別映像が流れるのですがそれが凄く良かったです。この時点で良作決定ですよ!たくさんの人の思い出が詰まった5分間ですよ。 歌詞とリンクしているところがgoodです!
★
例えば嫌いなピーマンが食事に出てきたらイカリがスイッチを押す。危険なことがあったらビビリがスイッチを押す。そして楽しければヨロコビが押す。感情がどうやって現れるかが分かりやすいですね。 そして頭の中であんなにも感情たちが議論をしているなんて。
豆電球「
感情たちに愛着がわきます。
面白かったです!ヨロコビやカナシミの感情たちに愛着がわきました。
ヨロコビだけじゃ人は成長できないということ、カナシミを乗り越えてこそのヨロコビがある。そういったメッセージを感じました。
そして普段吹替で見ないのですが、今回たまたまその時間しかなかったので仕方なく吹替で見ました。しかし大きく予想を良い意味で裏切ってくれました。竹内結子さんと大竹しのぶさん、おふたりの声の演技が素晴らしい。それがまた一つの映画の魅力になっていると思います!
ただ一つ残念なのは冒頭のドリカムさんの歌をフルで聴かされるところですかね…早くはじまらないかなあとずっと思ってしまいました。(友達は寝てました笑)
本編の前の3本が、ダメにした
本編は良かった。兎にも角にも「カナシミ」役の大竹しのぶがハンパじゃなかた。大竹しのぶの存在感、そして、邪魔者扱いされていた「カナシミ」の存在意義がラストで証明されるのも納得。
だけどね、本編の前の3本、アレ何?
監督のインタヴューなんて、パンフで掲載するだけで良し。
DCTのPVなんて、要らん。
短編アニメは、イマイチ。
インタヴューか短編アニメだけならともかく、3本も見せられたら、ゼニ出して観た客は本当にイライラするわ。
少女の成長物語
内面を5つのキャラクタープラスアルファで表現した成長物語。
その人の言動に至るまでに脳内会議が行われているという発想が面白い。
笑い有り涙有りで良いのではないでしょうか。
ディズニーお決まりの短編は今回はあまり好きになれなかった。
本当は分けて考えるべきなんだろうけど、
本編始まるまでに宣伝→予告編→短編→主題歌と賞味30分。
(監督インタビューもあったか)
正直ウンザリした。必要ですか?これら。
いくら本編良くても他で評価下げてたら勿体無い。
ユニークな着想は◯
大変、ユニークな着想の映画です。
大切な思い出が一人ひとりの個性を形づくるという設定まで入っていて面白と思いました。
でも途中で少しダレるのとあくまで子供向けなので評価は⭐️⭐️⭐️です。
すごく新鮮
新しい視点で描かれていて、とても納得してしまった。
みんなの頭の中もこーなのかなって。
そーやってみんな成長するんだね‼️
Sadness だって必要なんだよねって‼️
大人でも十分楽しめる映画♫
ほっこりしました。
楽しめた♪
なぜカナシミが必要なのか、分かってすっきり!
冒頭にいきなり音楽流れたのには少しモヤッとした。
ああいうのはディズニー映画にはいらないと思う。
誰?ってなるし。
作品自体はとっても面白くて良かったですよ♪
娘と夏休み観賞。
やはり、ピクサー!!
映像、キャラクター、音響、編集テンポ
観ていて、飽きのこないつくりには
大人も子供も満足間違いなし!
「トイストーリー」「ウォーリー」
「カーズ」「モンスターズインク」
「シュガーラッシュ」
の名作には、及ばないかもしれない、
が、
大まかに同じような着地でもアイデア一発でこんなに楽しくさせるのは流石☆☆
吹き替えの大竹しのぶさんは本編中
顔がチラチラ浮かんでこない!
ホントに素晴らしい。芸能人吹き替えNo.1
ただ、今までのピクサーが名作揃いな為、
期待値を超えるのは難しかった。
スケールの小ささや、「頭の中の出来事」に
入り込みにくかったのは僕だけか。。
ドリカムの歌は良い 日本アニメ!みたいな
オープニングが、少し悲しい。
まぁ一緒に観た小2の娘が楽しそうやったからまぁ良いか☆☆
感情表現
2D・吹替。
基本、ピクサーはレンタル落ちですが、
今回は【感情表現】をテーマにしていたので劇場鑑賞。
ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリ。
各表現のキャラ設定や表現はわかり易くて良かったと思います。
ライリーの赤ちゃん~年少時代にかけて、
感情たちがどう動くかによってライリーの動きが変わっていく部分も良かった。
少女になったライリーにかかってくる環境変化とヨロコビ、カナシミの事件によって
残された3人の感情がライリーにどう影響されるか。。。
又、脳内の記憶の表現も中々。サブキャラたちにも注目。
ライリーだけではなく、その両親(大人になってから形成された感情たち)も成程と。
ただ、やっぱりピクサーは子供向け。
両親が子供連れて親子で観る映画ですね。だからわかりやすい。
少なくとも50過ぎ子供無し夫婦が2人で観る映画では無かったです(笑)
ピクサーで劇場鑑賞したのは
Mr.インクレティブル(コメディヒーロー)
ウォーリー(SF)
カールじいさんの空飛ぶ家(頑固爺の冒険活劇)
と、ひとつ工夫されたヤツでないと大人だけでは観れないです。
ピクサー=親子
というのが再確認できた作品でした。
あ、本作のヒットはネコだよ。ネコ(爆)
思ったより良かった
色々な感情がせめぎあって言動として現れることを具現化した、面白い設定です。
小学生の娘も、訳もなく(本人はあると言ってますが)ムカついて怒り出したり、急にダラけたりするのは、あの人達がボタンを押すからなんだーと、妙に合点がいったよう。
ヨロコビとカナシミに重きを置いているので、もっと他の感情さんとの絡みがあると良いのですが、子どもには難しくなってしまうのかな。
ディズニーにしては、説明的なセリフに頼りすぎかなとも思いました。
面白く楽しく観られましたが、もうひと練りすれば名作になった気がします。
自分を映画に投影できる
映画館では滅多に涙を見せないのですが、後半ぼろぼろ泣いてしまいました。楽しかった思い出もいずれ忘れていってしまうという、自分にも起こることに共感しつつ、ちょっぴり切なくなりました。
「自分にとっての特別な思い出って?」と考えると、一体どの思い出?と分からない。ですが、きっと自分にも特別な思い出があるから、今の自分があるんだと実感させられる作品です。
ラストのライリーが自身の心情を吐露するシーンが一番の泣き所でした。無理して笑って本当の思いを閉じ込めるより、感情に素直になりたい時もあると共感しました。同じ経験を今年した自分にも、分かる!と思えるシーンでした。
感情のチームワークが大切(笑)
とてもユニークなストーリー設定でした。
人間の心がいかに成長、変化してゆくか。納得です(笑)
ベクトルは同じライリーを幸せにすること。
また、個の役割があり、チームワークもあり、ポジティブとネガティブが共に必要で、かけがえのないものなのだと理解出来ました。(笑)
今回は、吹き替えで見たけど、字幕で見たかったなぁ〜。
きっと印象違うのだろうね。(笑)
ピクサーらしいオリジナリティ溢れる作品
それにしても悲しみにイライラさせられるだとか、感情移入できないだとか、本当に悲しんだことある人なのかなとちょっと疑問に思う。
悲しみって、ぶっちゃけこういう感情でしょ。自分でもイライラするくらい「どうせ自分なんて…」とか「自分、才能ないな」とかなどを、もし言葉にしたら面倒くさい人だし、他人にとってはイライラさせると思う。
だから、悲しみはあれでいい。もし元気満々で明るいキャラだったら悲しみという感情がブレる。
あと、確かにどうってことはない悲しみの秘密ではあるけど、そもそもピクサーであり、ディズニーであることを忘れてないだろうか?子どもが楽しめて、大人になって深さを感じるというのにはちょうどいい悲しみの秘密だと思う。
見方が間違ってる、はっきりそう言わせていただく。
とはいえ、最初の主題歌、監督挨拶、短編という流れは、自分はそんなに気にならなかったけど、作品のテンポをちょっと邪魔してる気がしたので短編以外はいらなかったかなと思う。
さて、見所であるけど、アイデア溢れる作り込まれた感情の世界観と、画期的な映像が楽しい。
とにかくね、こんなにも、よくアイデアがポンポンと出てくるな〜と感心させられます。
トラウマ、楽しいこと、どこか記憶の片隅にいるかもしれない小さい時の友達、夢のスタジオなど夢があって、もしかしたら本当にこんな感じかもなとニヤニヤできる所満載(笑)
三次元、二次元、一次元の映像は画期的でド肝抜かれた。
その楽しさの中にあるビンボンのキャラは切ないね。成長を表してるとはいえ、自分が記憶のどこかで忘れてしまったかもしれないから。
だから、ライリーの悲しみの秘密以外にもビンボンというキャラも結構重要なキャラ。
後半は涙をこらえるのに必死で大変だった。ラストで涙腺崩壊したけど…
エンディングロールもそれぞれの人々の感情たちが出てきて切なさや成長を感じながら笑って終われる気持ち良い作品。
子どもにはちょっと難しいテーマではあるが、映像やキャラで子どもが楽しめて大人は泣いてしまうかもしれない、まさにファミリームービーとしてピッタリの作品。
ちょっと人間部分に物足りなさは感じたが、それでも良い作品だったことは間違いない。
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