インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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意外にも
子供達とその友達が映画館で観たいと言うので、まとめて連れて引率鑑賞。なのでほぼ期待せずに観に行きましたが、なかなかどうして、面白かったです。自分も子供の頃、転勤族だったので主人公の気持ちが良く分かりました。ワカル~…でも大人になって引っ越しの事を思うと、親も大変だったんだな…とか思いました。色んな感情にそれぞれキャラがいて、話の展開も楽しかったです。気持ちよく帰れました😊
自分の喜怒哀楽を認めること、それを発信する勇気
たのしみにしていました。が、裏切られた~! いや、勝手に期待しちゃってたんだけど、明るい感じなのかと思ってました。 決してバッドエンドではないんだけど、大人向な印象です。シビィ…!シビィすぎるよ!(シビア+ヘビーの造語、笑) 内容は、「人間の感情」が擬人化した…ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリという5つの「感情」たちの奮闘を通して、感情の主である11歳の少女ライリーの成長課程を描いたもの、かな? ライリーは無事に11歳までを過ごすのだけど、突然「引っ越し」という転機が。親からの期待があり笑顔で応えたものの、本当は、ライリーは、生活環境が変わり生まれ育った街での習慣やそれまでに築いてきたものをなくしたこと、学校が変わって一緒だった友達に会えなくなるのが悲しく寂しかった。 そこで頭の中(司令塔)で感情たちは、ライリーを幸せにしようとそれぞれの仕事(感情)をします。頭の中にある操作盤のボタンを押して、ライリーに指令を送るのです。ライリーは、送られてきた指令…喜怒哀楽を持って人(外部)と関わっていくことで、さまざまな出来事からさまざまな記憶(思い出)ができて、そうしてライリーの人間を形成していきます。 しかし、ある事故によって、大切な思い出を失い、それまでに形成されてきたものが崩壊を始める…!(思い出は、思い出の数だけ、頭の中に「都市」として建設されている) ヨロコビは大切な思い出(都市)を元通りにするために、司令塔を飛び出しますが、なぜか、カナシミも同行。 実は事故の発端はカナシミ。カナシミなりの、ライリーを幸せにしたい思いがあったんだろうね。 だけど、カナシミは己の資質の働きに依るものなのか、行動は裏目に裏目に出てしまったのでした。ヨロコビにも「カナシミはあっちに行ってて!」なんて言われる始末。カナシミは自分は要らない子だと思い飛び出してしまう。 (略) なんやかんやで、ヨロコビは「悲しみ」という感情の大切さを学び、ヨロコビはカナシミを探し出して、司令塔へ一緒に帰り、カナシミを受け入れます。受け入れる=ライリー自身が、自分の悲しみを認めて自覚するんです。そうして悲しみを表現できたライリーは、「本当は…」と語りだすのです。両親にライリーの正直な気持ちが伝わって打ち解ける→新しい大切な思い出が出来て、頭の中の崩壊されてしまった思い出たちは新たな思い出として再建をはじめる。そして、これからどんな感情を持つんだろう、すべての感情が大切なんだ、成長がたのしみやね!という余韻を持ちつつエンド。 悲しみを認めることの大切さ、そして、自分はこんなに悲しいよ…!寂しいよ…!と発信することで、自分を壊さないのだなと痛感。 ヨロコビとカナシミは、ライリーが作り出した空想上の動物「ビンボン」に出会うのだけど、エピソードのひとつで、ビンボンが悲しみに暮れるシーンがあります。ヨロコビはどうにかしてビンボンの気分を晴れさせようと努めるんだけどビンボンの心には全く届かない。一方カナシミはビンボンの隣に座って、ただ、ビンボンの話を聴きました。なんて事がない会話のシーンなんですが、印象的でした。ビンボンは癒され立ち直りました。 悲しみって認めるの結構つらいよね。。認めることが出来れば楽になっちゃうんだろうけども。 作中では「感情はやめられない」という言葉もあります。「やめられない」という事は、絶対「なにか」を感じるのが人間なわけでそれが「通常」なわけで、感情がうすいなーって感じた時は心が磨り減ってるとかなにかからダメージを受けてる危険信号なんじゃないかな、と思ったりしました。心の健康、保ちたいです。 それから、シビィ(造語、笑)と感じたのは全体を通してなんですが、 特にシビィかったのが「思い出の捨て場」があったこと。 人間の「忘れる機能」は、なくてはならない機能でありがたくもあるんですが、、、知らず知らずの内に取捨選択をしているかのような、さよならも言わずに深層心理によって思い出とお別れをしているんだなと悲しくなりました。 …なんてことを言っても仕方がないですね。 変わっていく自分を認め赦すことが健全で、そうすることで時の流れに変化する他者も認めていけます。新しい楽しいワクワクするようなことに出会っていきたいです…! 素直でいることに気付かされ心があらわれる映画です。 そして、表現に脱帽…。凝っているのに分かりやすい。思い出が都市だったり、思考が列車となって駆け巡っていたり、目で楽しませてもらいました。 劇場に観に行きたかったんだよね…!観てみて、行けなくて正解かな…?すごくいいんだけど、観ててツラいというか悲しい。。すごい泣いた…
大竹しのぶの声が圧巻!
子どもと吹替え版を鑑賞。予告でヨロコビを竹内結子、カナシミを大竹しのぶが演じると知り、へえーと思っていましたが…これがなかなか。 竹内結子はマシンガントークでハイテンションなヨロコビを軽やかに演じており、違和感ありません。さらに驚いたのは大竹しのぶ! かなり意識しないと「大竹しのぶの声」とは耳が認識せず、まさにカナシミそのもの。かと言って出しゃばるわけでもなく、アニメと見事に一体化。…圧巻でした。 様々な感情の成り立ち、行動との繋がり、思い出の蓄積、忘却のしくみ…カラフルでめくるめく世界で、頭(心)の中が分かりやすく豊かに表現されており、冒頭から惹きつけられます。対極のように見えるヨロコビとカナシミが、共に心の司令室からはじき出され、ライリーの小さい頃の見えない友達(イマジナリーフレンド)も加わり、トラブル解決に向けて旅をする…というハプニングの意味が、じわりじわりと明かされていくストーリー展開も見事です。これからのオトナへ・かつてのコドモへ、色々なメッセージが散りばめられていますが、個人的には、「感情を分かち合う意味」が心にしみました。 3歳の子どもも、飽きる気配なく最後までじっと見入っており、観終えてから気に入ったキャラクターを訊いたところ、「ヨロコビがよかったー」とのこと。「カナシミとか、ビビリとかもよかったよ。」と返したら、不思議そうな顔をしていました。今も、「あ、今あたまのなかでイカリがスイッチ押したー」などと会話の中に映画が登場し、楽しい気分にさせてくれます。子どもには、大きくなってからも、ぜひ観返してほしい作品です。
親になってから観ると刺さりまくる
人間の感情というものをここまで具現化できるなんてPIXARには驚かされました。 全てに説得力があり共感できるので、ハラハラ、ドキドキ、イライラ、ジーン…、本当に涙なしには見れないです。 カナシミの存在って大切だということが改めて実感できました。 大竹しのぶをキャスティングしたことにも納得。 我が子(小3女、年長男)と観ました。前半は、ちょっと解説したり、我が子にもイマジナリーフレンドがいた話をしたりしながら楽しく観ました。後半は、感情を揺さぶられまくりで、親子で涙しながら観ました。 レビューで皆さん書いてることはすごくいいのに、星3とか4で驚きました。 ほんといい映画に出会えて良かったです!
大切なこと、初心を思い出させてくれる
仕事終わり疲れていて、なんとなく心が洗われる様な癒し系の映画が観たいなと思い軽い気持ちで本作を観ました笑 映画の方向性としては様々な感情や主人公の思い出が擬人化して登場します。 大人の視点から観るのと子供の視点で観るのでは少し見え方が変わりますね、この映画は。 個人的にはすごく考えさせられました。悲しみやイライラ、ストレスなど一見ネガティブに思える感情、それが必ずしも悪い方向に進むのではなく様々な感情があるから人間らしくいられたり、そこからの学びがある。 そして、途中で昔の思い出や思い出に関する物が登場したり、とても懐かしい気持ちになりました。 ストーリーも良かったし、観点も好きですね!!!
カナシミがあるからこそ
トイストーリーを見た時も感じたことだが、ピクサーはすごく子どもの心に寄り添っていると感じる。それは大人が見てもすごく共感できるし、懐かしい気持ちになる。 今作も頭の中の感情がキャラクターとなっていて、それが全員の頭の中に存在しているという設定からステキ。 カナシミがあるからこそ、ヨロコビが生まれる。それはカナシミの先にはきっとヨロコビがあるというメッセージのようにも思えて、勇気をもらえる。
人生にはカナシミも必要
<映画のことば> 友情の島が広がって、ケンカの部門もできた。 本当の歓びは、悲しみ(哀しみ)の反面なので、人生には歓びだけでなく、時として悲しみ(哀しみ)も必要なのかも知れません。 もちろん、人生のエッセンスは、ヨロコビが司(つかさど)る「歓び」であってほしいものですし、そうあるべきものでしょう。 しかし、歓びと悲しみ(哀しみ)という複合的な体験だけが、人を人たらしめるものなのでしょう。 そう思います、評論子は。 最後の最後のヨロコビとカナシミとのタッグは、そのことを物語って、余りがあったと言うべきでしょう。 そして、ただ、親しいだけの友人から、時には(わだかまりを残すことなく)ケンカもできる―。 冒頭の映画のことばは、そんなライリーの内面的(精神的)な成長の、いわば「証」(あかし)として、本作では枢密な位置を占めるのではないかとも思います。 人生には喜びだけでなく悲しみ(哀しみ)もエッセンスとしては時に欠くことができないものであるということの教示的な一本としては、なかなかの佳作だったと思います。 (追記) それにつけても…。 「歓び」のはずなのですけれども。 困り果てたときのヨロコビの顔(表情)が、評論子には忘れられません。 その点も、佳作の評点には加えて考えています。 (追記) 人が生きていくうえで様々な体験をし、そのことによって彼(彼女)のヒトとしての精神構造が複雑になればなるほど微妙な調整が必要になることでしょうから、必然的にスイッチの種類・数は増え、それゆえ操作卓の大きさ自体も、それまでの小さなものでは間に合わなくなることでしょう。 (それまではオンかオフかの二者択一のトグルスイッチで済んでいたものが、微妙な調整ができるスライドスイッチに換わるということもあるでしょう。) 司令部の操作卓が一段と大きくなったことは、たぶん、そんのことの謂(い)いだと受け止めました。 評論子は。
よろこびとかなしみの同居
ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコに引っ越してくる。 新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘していた。 しかし、ある時、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまう。 慌てて思い出を元通りにしようとしたヨロコビだったが、誤ってカナシミと一緒に司令部の外に放りだされてしまう。 ヨロコビは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるのだが……(解説より) 人の思考を擬人化したストーリー。 人生というのは、もちろん「たのしい」ことが多い方よいが、そういったたのしみ、よろこびは「かなしみ」があるから成り立っている感情である。 家族、友情、いろんな要素があって楽しめた。
それぞれ人格を持つ感情達
一人の人にたくさんの感情が存在して、それぞれが考えたり相談したり指示したり。面白い発想の内容でした。最期のビンボンのシーンは泣ける〜。
中々考えさせられる名作
人の感情や脳の機能を擬人化している映画。ちょっとはたらく細胞に通じるところもある。 主人公のヨロコビがヒロインのライリーに献身的に尽くしている様が美しかった。 ヒロインに起きた出来事が脳内でどのように処理されるのか、そして脳内の出来事がどのようにヒロインの行動に反映されるのかという解釈と演出が面白い。 そして今まで幸せだったのに、引っ越しを機に生活が一変して何もかも嫌になる様子やそんな状況をなんとか救おうと尽くすヨロコビ達が良かった。 足を引っ張ってばかりのカナシミにも共感という役割があったりして、そういう解釈もいい感じだった。 子供には単純に楽しく、大人は色々考えさせられる良い作品だと思う。
感情達ヨォォ‼️
カナシミは必要だと分かった回( ;_; ) 私のイカリがめっちゃ怒ってたけどカナシミは必要だったみたい。 ビンボン嫌な奴かと思ったらただのアホ優しい奴だった。 私のきったねー心がまた出てきた。絶対こいつわざと通るんだ!ビンボンそこ通ったら危険だよ!ビンボン!ビンボーン‼️😭良い奴かよ、、、 私の中のイカリは出ていってもろて! 感情の大半がイカリでおさめられてる。 ヨロコビどこいった?帰ってきて✋
遊び心がたくさん
人の脳内の感情のあり方の世界を、溢れるイマジネーションで遊び心たっぷりに描いている。 なるほど、ピクサーの映画(鑑賞するのは「リメンバー・ミー」以来2作目だった)というのは、こういう風にアニメを作るんだなぁと思った。 子供のとき大切な遊び相手になっていた想像上のキャラクターが記憶から薄れていくシーン、「悲しみ」の感情が持つ大切な役割(「喜び」とはある意味表裏一体になっている)を描いているシーンは、なるほどなぁと感心させられました。
まどろっこしい展開
小学校に上がったライリーアンダーソンの頭の中にはヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリらが存在していた。 カナシミが思い出にさわるとライリーが悲しむなんて仕組みだね。でもいちいち感情を説明するのはまどろっこしいし、ちょっと自分には合わない展開だったな。
竹内結子はヨロコビそのもの‼️❓希望を失わない人‼️❓
テレビの録画。 ヨロコビの奮闘は声優の竹内結子と重ね合わせてみた。 自ら終止符を打つ人間じゃ無い、と、今も思う。 ライリー、素直で、ひたむきで、家族思い、両親も素晴らしい。 心が洗われて、浄化された気持ち、素敵なアニメ。 あゝ、明日からも、前向きに、生きていく気分、良い映画でした🎞️🎟️ありがとうございました😊😭
喜怒哀楽の必要性
土曜プレミアム・映画「インサイド・ヘッド」 2024年8月3日(土) 21:45~23:40 ヨコロビもそんなにカナシミを邪険にしなくて良いじゃん、と思ったし、 どんどん感情が無くなってゆくライリーは見ていて悲しかった そして、ビンボン(T_T) 出演者 ヨロコビ: エイミー・ポーラー(竹内結子) カナシミ: フィリス・スミス(大竹しのぶ) ビンボン: リチャード・カインド(佐藤二朗) ビビリ: ビル・ヘイダー(落合弘治) イカリ: ルイス・ブラック(浦山迅) ムカムカ: ミンディ・カリング(小松由佳) ライリー: ケイトリン・ディアス(伊集院茉衣) ママ: ダイアン・レイン(田中敦子) パパ: カイル・マクラクラン(花輪英司)
どこまでも独創的なのに、どこまでも普遍的。
製作で、5年もの歳月をかけてシナリオをブラッシュアップさせた労力は伊達じゃないです。 舞台は、なんと主人公の少女の「頭の中」。 登場人物はその少女と、キャラクターと化した喜怒哀楽の「感情」たち。 このユニークなアイデアが本当に絶妙です。 (この設定にピンと来ない人は、この映画は合わないかもしれない。) 個人的には「トイストーリー3」よりも、「リメンバーミー」よりも泣けました。 どこまでも独創的なのに、どこまでも普遍的。 神業としか言いようがありません。 ピクサー最高傑作だと思います。 なお、日本では公開当時、上映前にあった余計なプロモーション演出に非難があったようですが、憤るお気持ちは痛いほど分かりますが、だからといって率直に低評価をつけるのは短絡的すぎます。
ライリーが素直で可愛い
観てなかったなぁ。 続編が始まっているので、観ておかなあかんと。 ライリーが素直で可愛い。 心の命ずるままに生きてきたけど、引っ越しでうまくいかへん。 ヨロコビとカナシミが出ていってしもうて無茶苦茶になったやん。 えらいこっちゃどないしょう。 はらはらどきどき。 わけわからんようになってきたやん。 がんばれ〜〜! と応援してたらラスト。 サクッと楽しく面白い。
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