インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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今年度5本の指に入る傑作
見た人は誰しも感じると思うのですが「よくこんなアイデアをエンターテイメントに昇華させたなあ」という事にまず驚かされる。
誰しも人生は選択の連続な訳ですが、その1つ1つの選択にどのように感情が作用しているのか。そして、その選択の結果としての記憶の蓄積、それによる人格の形成。単純にそれらの要素が見ていて勉強になるだけでなく、1本のストーリーとして飽きずに最後まで面白いのが素晴らしい。
夢の扱い方や、イマジネーションランドのあれこれ(妄想彼氏(彼女)とかみんな考えるよね)、思考という列車、幼年期に考えていた夢のあれこれ、それを脱皮して成長していく過程、他者の感情に関する描写(奥さんが元カレを思い出すシーンとか最高)もう良かった点を列挙していくとキリがないわけです。が、この映画を見て良かったと思うのは、こういう自分の中の自分を知ることによってダメな自分や嫌いな自分もまた受け入れてあげる事が出来る気がすること。
なにより、自分を知るという事は他人を知るという事でもあり、自分の弱さやダメな部分と向き合うという事は他者を思いやる、慈しむという事にも繋がると思うわけです。人間1人1人、経験や環境によって個性が違うのは当たり前なんですよね。そういう点からも非常に意義深い作品だと思いました(事実と意見は混同されがちという描写なんて含蓄があって良かったです)
ドリカムのオープニングははっきり言って誰得です。あんな他人の結婚式で流されるビデオのようなものを延々垂れ流されても。なになに、感動の押し売り?しかもあの曲は主題的な扱いなのかと思いきや、結局オープニングでしか流れないという。日本の映画ってこういう観客の神経を逆なでするというか、「関係者の事情によるブッコミ」が本当に多くて、せっかくの良作に余計な手を加えないでほしいと思う。そこだけが心底残念でした。
大人も充分楽しめました
竹内結子が好きで、今回ヨロコビの声優を務めているので観てきました。 子供むけの作品という印象が強かったのであまり期待していませんでしたが、楽しめました。 まず純粋に、映像がきれい。アニメーションのクオリティの高さに感動しました。色彩豊かで、目で楽しめたので、子供とかはとくにわくわくするだろうなと思いました。 頭の中の世界をこんな風に表現するんだ!なるほどー!と感心しました。 ストーリーも、愛があふれていて、ほっこりできました。悲しみはなぜあるのか、最後にはそんな教訓も見え隠れするメッセージ性もあり、よくできてるなぁと大人でも楽しめる作品だと思います。 ただ、本編が始まるまでが長い…。映画に関係ない写真が主題歌にのせて延々とながれるのは、ちょっとしらけてしまいました。
絶対もう一度観たくなる!
オープニングのドリカムから、本編、そしてエンディング、、 音楽もキャラクターもストーリーも、すべてが秀逸、 確かに、公開後色々な評価があったけど、それは名作だからという もので、いざ観たら、それはもう、うん、さすがディズニー、 という気がしました!
ピクサーはやっぱりすごい。
ピクサー久しぶりの新作は、ピート・ドクター監督の新作として登場。なんともオリジナリティあふれるものとなった。 といいたいところだが、日本では「脳内ポイズンベリー」(佐藤祐市監督)が先行している。この映画を見逃してしまっているので、比べようがないのだが、人の頭の中で感情がせめぎあっているというアイデアは同じに見える。 そのことはおいておいて、本作はよくできている。 人間の感情や性格はこうやってできていく、というのが無理なく描かれる。 基本は記憶の集積で、いい思い出と悲しい思い出のバランスが、その人の人格を形作るようだ。 夢までも頭の中のキャラ達が製作している。 イマジネーションは無限に広がっている、そんな作品になっている。 これは2本目3本目、なんだったら、ライリーが亡くなるまでやってほしいところである。あ、そうなるとTVになってしまうか。 ピクサーのクオリティはいつも高水準である。
泣きたい時には泣こう
感情の動きや思い出、夢。 それらが色とりどりで楽しい遊園地の様に具現化されていて心踊る作品でした。 子供も、もちろん楽しめると思いますが、色んな感情を経験した大人の方が、物語の表現に「あぁこういう事あるな」って共感しながら楽しんで観れると思います。 楽しい記憶も悲しみと共に思い出すこともある。 物語の中の出来事を自分の記憶にかさねて涙した方も多いのではないでしょうか? 喜怒哀楽どれも大切な感情だと教わった気がします。
なるほど!と唸る作品です♪
子供の頃疑問に思っていたことを、そういうことか!と思わせてくれる作品でした。この発想力はスゴいの一言につきます!お子さんのいらっしゃる人には是非とも親子で観てほしいです(*^^*)
見てよかった!考えさせられます。
久しぶりに映画館で映画見てきました。しかも、アニメって自分の中では珍しい!! とてもおもしろかったです! 人間の感情の成り立ちというのをおもしろおかしく表してます。 ビンボンやカナシミの存在というのは考えさせられ気づく部分多かったし、自分の成り立ちというのも考えさせられたなぁ~ 子供多かったけど、大人の人が見た方が楽しめるんじゃないかと思います。オススメです!!
作品は傑作
作品は傑作です。ピクサー作品史上でもベスト級、途中、何度も泣きましたし、思わず笑ってしまうところがありました。 しかし、始まるまでが最悪です。こんなに映画が始まるまでに待たされる映画はなかなか無いのでは? ピクサー作品はだいたいいつも冒頭に短編が入りますが、それはお決まりですからいいです。たまに「デイ&ナイト」のような傑作もありますから。 しかし今回は酷すぎた。なんと、日本版主題歌をフルコーラス聞かされます。歌っているアーティストにも曲にも恨みはありません。しかし、この映像を入れることにした人の神経が信じられません。これがサービスだとでも思っているのでしょうか?上映時間から20分近く予告編と注意を見せられて、更に日本版主題歌フルコーラス、、、狂ってますね。
これはあなたの物語
大脳生理学、認知科学、発達心理学、等々をかなりやさしくファミリー向けに作っていて一言でいうなら「かなり凄い」これは21世紀の『ミクロの決死圏』だ!
映画会社はこの映画を難解と考えたのか本編が始まるまえにドリカムの歌を入れてきて初回で「なんじゃ、これ?」とは思ったけど、2回目でこの映画の “本質” を捉えているのではないかと感じた。
イマジナリーフレンドのビンボンが消えてゆくのは悲しいことだけれどもそれは “これから先” に必要なことであり映画でいえばハッピーエンドへの伏線にもなっているから、この展開もまた一言でいえば「奥深い」
そうゆう視点からすればこれは子供にとってはこれから「おこる」物語であり、であり。大人にとってはかつて「おこった」物語なのだ。例外はほとんど無いだろう。そうゆう普遍性を映画にしたともいえる。
つまりこの映画を観ていた、まさしく「あなたの物語」でもある。
ピクサーのセンスにどこまでも脱帽
ピクサーが初の長編CGアニメである「トイ・ストーリー」を作成してから20周年を記念して作られた作品。素晴らしかったです。 ピクサーがいかにすごいかは周知の事実なので多くは語りませんが、ついにここまできたか…といった感想。 頭の中の感情をキャラクターにすると聞いときは大丈夫かな?と危惧していたのですが…さすがピクサー。もうこれほどまでに上手く感情をストーリーとして描けるのかと、もうただただピクサーが怖いです。 僕はピクサーが大大大好きで、ストーリー、キャラクター、音楽どれをとっても本当に最高!という感想しか出てこないのですが、特にピクサーが魅せる演出がたまりません。で、この作品は特に良かった。 いちいち演出を言葉にするのもナンセンスというかもはや恥ずかしいのですが、ヨロコビ達が近道を通るときの「抽象化」を見事に使ったアニメならではの表現であったり、夢を創り出す「夢制作スタジオ」のところとかもう本当に最高! あれを観ただけでこの作品を観る価値はあると思うし、そういった演出を観るだけで僕はウルウルしてきてしまうのです。 あのロケットの伏線とか、記憶をボールとして表現するとことか語りだしたらキリがないです。僕はもうピーター・ドクターに土下座をして、ありがとう!と言い、ピクサー本社の方に向かって毎日お祈りを捧げることしか出来ません。これからのピクサー作品も楽しみにしています。
見てよかった〜
親戚の子を3人も連れて、子守で見に行きましたが、見てよかったと素直に思えました。直情的な子供だったライリーが少しずつ成長して複雑な感情を抱くようになっていく、その過程がとてもよく描かれていたと思います。思わず笑ってしまう場面があり、涙があふれそうになる場面もあり、本当に楽しめました。感情の擬人化も、記憶や思い出や人格の視覚化も、とてもわかりやすくて、一緒に見た子供たちも十分理解できていました。 ただ、本編が始まるまでが長すぎです。他の映画のCMはいつものことですが、ドリカムのオープニングや短編アニメも含めると30分以上も待たされて、正直ちょっとイラつきました。これは勘弁してほしいです。
なんか号泣しても歌わせ
歳とったんかな笑 今日はジュラシックワールドに続いて2本目。 子供連れが多かったけど、 多分、泣いてたのは親の方やろな〜 なんかわからんけど、前向きハッピー喜びばかりの人生よりも、悔しんだり悲しんだりすることで、色んな感情が相乗効果するんやね〜 オープニングの南の島の短編ストーリーも楽しめたよ
日常と想像力
日常を発想力よって創造性溢れる世界として描き、ありふれたモノを愛らしい存在にとらえ直させる、ピクサーの得意技が炸裂した映画だった。 感情の五人がライリーとともに生きていくという描き方は大変効果的で、日常を描くシーンでも時にダイナミックに、時にはドラマチックな内容として展開できていると感じた。 また、本作の大きな問題提起の一つである、「何故カナシミが必要なのか?」には分かりやすくアンサーを出していた。
まぁまぁ
ストーリー性はまぁまぁいいとおもいます。しかし、映画が始まる前の短編ストーリーとドリカムの曲を聞かされる時間が退屈すぎます!実際、子供の客がいっぱいいるため映画館での鑑賞はオススメしません。DVDをレンタルしてみることをオススメします。
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