インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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悲しみはウザいがかわいい。
悲しみが自分に似てて日頃の態度を反省しながら、排除しつつも丁寧にフォローしてくれる喜びになんか感謝してしまう。
でも考えたらお母さんを操作しているメインは喜びじゃなくて悲しみなんだなと(笑)
「悲しかったからみんな来てくれたんだ(?)」のセリフはかなり疑問です。
頭の中で喜びが行動して乗り越えるのがメインで描かれる分、ライリーの行動は抽象化されてしまうので結末は受け入れにくい。いっそミネソタに行かせてしまって居場所がないのを目の当たりにするとかは余計かな。
本編の前の短編のほうが…
大竹しのぶさんの吹き替えが聞きたくて、
吹き替え版をみました。
夏休みだったので、親子連れが多かったです。
子どもには少し難しかったようで、
鼻をすすりながら観ている親の横で、
親に話しかける子どももいました。
私個人としても本編より、前に上映された短編のほうが印象に残りました。
新しい映像体験
見ていくと自分が捨ててしまった記憶や過去に勇気を持って行動できなかった自分が呼び起こされてくる。まるでセラピーを受けたような感じ。しまいに映画のストーリーよりも自分自身や子供のことを思って感情が込み上がってくる。不思議な映像体験をした。こんな仕掛けをしてくる作り手の創造力に感服するとともに敬意を表したい。
一方で冒頭のドリカムの歌は、まるでこれからこういう教訓の映画を見せますから理解して帰ってねといわんばかり。説明過多な歌詞をここにこんな形で入れてくる方々の想像力のなさに心底軽蔑の念を禁じ得ない。
子どもを大人に、大人を子供にする映画
この映画の凄いところは子供には子供なりに伝わるテーマやメッセージがそれだけでもディズニーアニメ映画を一本観たかのような充実感があり、大人には過去を振り返りざるを得ない構成になってて自分と重ね合わせることで大人にしか味わえない感動があるところ。
まあいつものピクサーと言えばそうなんだけど、今回は完成度がピクサー中でもトップレベルの出来。
誰でも経験するだろう相反する感情「葛藤」の誕生をボール一つであんなに美しく描けるのはピクサー以外には出来ないし、周りから見ればかなり小さい成長をあれだけスペクタクルに描くのもまさにピクサー。
現状の自分はこれを経て存在してて、過去に知らずのうちに捨ててきた重要な何かの為にも頑張ろうと思える。
そしてエンドロールも本当に素晴らしい。
監督が「これはあなたの物語」と本編前に言うけどまさにその通りだと感じた。
「自分のこと」を言ってくれてるような物語展開が一気に逆転し「あなたの物語」になる。誰の目から観ても「あなたの物語」で終わる。
自分だけでなくみんなそうなんだという着地。
他者に対して優しくなれる作品。大傑作です。
喜怒哀楽
人間の感情を描いた作品。
ヨロコビは明るくてポジティブなリーダー格だけど
カナシミに対してちょっとパワハラっぽいとこあるよね。
この線の中にいろとか。
ちょっとひどいと思ったり。
タイアップの関係だと思うけど
ドリカムの歌の入れ方がオープニングでなんかそれがちょっと嫌でした。
エンディングのエンドロールで流れてる分にはいいと思うんだけど
映画って媒体なのでオープニングではやめてほしい。
ストーリーは感情の話ではあるけど
その感情を持っている女の子の話。
成長と共に感情の種類も増えたり感情自体が成長するのかも
と思わせるエンディングでした。
どの感情もバランスよく人間には必要ってことだな、と。
子供はあまり楽しめないのでは?
いろんな感情のバランスと思い出の重要さの伝わる映画。
子供に良いかと思って連れて行ったけど、なんとなく暗いシーンも多くてあまり楽しめてなかった気がする。
アナユキの様に笑えるシーンがもっとあっても良かったと感じた。
頭の中の表現方法、発想はとても良かったと思います。
あー、あるあるって感じで。
映画冒頭のショートムービーはホント勘弁でした。
特に子供にはキツかった。。。
ビンボン
ライリーが昔つくった妄想のキャラクター『ビンボン』が、ライリーを救うことに大きな役割を果たし、記憶から消されてゆくシーンには涙が止まらなかった。
たしかに、昔好きだったものが、窮地に追い込まれた時にふと、心の助けとなってくれることがあるなあ…と、胸が熱くなった。
他にも、
感情の一部がなくなってしまうことがあること
悲しみがあるから共感できること
喜びの記憶が悲しみになること
築いてきた自分らしさが崩れることもある、でもまた新しく築くことができること等々…
人の感情について考えることができ、面白かったです。
発想が凄い
実際にわからない物、頭の思考能力を形にして表現するというのはとても面白いですね
産まれてから徐々に脳内が構築されていく過程が描かれたり、記憶の貯蔵庫や思い出の島なんてのは凄い発想のオンパレードでした
続きもやってほしい、是非○○○のライリーが観たいですね
危うく声出して泣く所でした。
出だしの監督のコメントや日本版主題歌等で
賛否両論有ると思われますが、
私としては期待させておいて軽く落胆する
【脳の感情】を体感させる為の演出だと感じました。
本編としてはかなり楽しめ、
【谷】の所から脱出した後のシーンではぼろ泣きしました。
個々の感情達が分かりやすく
『あぁ此の時はこう言う状態になっているのね~』
と考えさせられました。
各感情に焦点を合わせて何度も見たい映画です。
流石裏切らない。
この映画が作られると知ったのは2年ほど前。ピクサーの次回作が感情がテーマだとしり、一体どんな映画になるのだろうとワクワクして待った。そして公開された映画をみてみると…
素晴らしい。
キャラクターのデザイン(内面も含め)最高。
見る年齢により受け取り方が違うだろし、見るたびに再発見のある作りになっている。
個人的には初めて娘(4歳)と映画館にきて映画をみたんだけど、この映画で良かった。
感情達が人間の行動をコントロールしているという映画なんだけど、主人公のライリーの頭の中の司令塔はジョイ。これがライリーの行動パターンの多くを占めてる。この映画の素晴らしいところは、このジョイ「喜び」が人生の中で最も大事で必要な感情だという考え方に対して、そうではないよ。という投げかけになっている所。
寂しさとかイライラとか怒りがあるから人の気持ちが理解できるんだよ、と。当たり前なんだけど、子供達にとって安心できる内容なんじゃないかな。
誰かを憎んだり、虐められて悲しかったり、ネガティヴな感情は良しとされない風潮のなかで、その感情も大事なんだよ、と。
劇中にライリーの両親とかの頭の中もでてくるんだけど。お母さんの頭の中の司令塔は悲しみが担ってたり、親父の頭の中のは話聞いてなくてフットボールの事ばかりだったり、そういう描き方が非常にうまかった。
決して子供向けだけの映画ではない。子供が見れば子供なりに理解できて十分楽しめる映画だし、大人になるとわかる面がある。思春期ボタンの使い方が分からないとかっていう場面なんて泣けたもん。12歳くらいの子供がみると、その後の人生にいい影響がでる映画ですね。
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