インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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反抗期ってこんなふうになってるんだぁ
ひとの感情って面白いなと思った。
まず、これを普通のピクサーアニメとしてみたらつまらないと思う。だから最初は???ってなった。
自分に置き換えて考えて観ることによって、楽しめる作品だと思う。理解すればよくできた映画です。
自分の頭の中もこんな風に覗いてみたい。
最初は、感情ってポジティブなのヨロコビしかないじゃん!と思っていたけど、
そんなことはなくて、イカリ・ムカムカ・ビビリはどんな動物にも必ずある感情でこの3つがなければ生きることができないらしい。それぞれの感情の役割をわかりやすく描いていた。
また、人によって感情のでしゃばり度が違うから感じ方や性格が変わってきて、人格というものが作られていくということがとても面白いと思った。
そしてなにより、心理テストがよく当たる!!
ちなみにあたしはムカムカ・カナシミ型だった。すごく納得の結果だった。(笑)
ピクサーは良く出来すぎていることが評価のジレンマになるのかな
「頭の中の感情が人間を動かしている」という前提のもと「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」という感情たちが、主人公の女の子(実質的には感情たちが主人公だが)の引っ越しにおけるネガティブな心境変化を感情たちが脳内世界を冒険していくことで主人公の女の子が成長するという記述したら何がなんだか。
しかし、この何がなんだかなも物語を流石のピクサー節で大人も子供も感動できる極上エンターテインメントに仕立て上げている。
当初「こんな単純な感情だけで人間(主人公とか)を操縦できないよね〜」なんて思っていたが、その設定も納得出来るようになっており、クライマックス後はその疑問を払拭&腹落ちするストーリーは本当に怖い!怖いよピクサー!
しかし、ピクサーはストーリー、ビジュアル、無駄に芸術的にならないエンタメ的な平易さが恐ろしく高いので、期待値が上がりすぎてしまうし、予定調和での満足をしてしまうので、今後はそのジレンマを払拭する新機軸や世の期待を裏切る行為をするしかないのかなぁなんて杞憂をしてしまいましたよ。
そしてそれは大変だろうな〜なんて思ったり。
じーんとくる
大人向け
悲しみはウザいがかわいい。
悲しみが自分に似てて日頃の態度を反省しながら、排除しつつも丁寧にフォローしてくれる喜びになんか感謝してしまう。
でも考えたらお母さんを操作しているメインは喜びじゃなくて悲しみなんだなと(笑)
「悲しかったからみんな来てくれたんだ(?)」のセリフはかなり疑問です。
頭の中で喜びが行動して乗り越えるのがメインで描かれる分、ライリーの行動は抽象化されてしまうので結末は受け入れにくい。いっそミネソタに行かせてしまって居場所がないのを目の当たりにするとかは余計かな。
本編の前の短編のほうが…
新しい映像体験
子どもを大人に、大人を子供にする映画
この映画の凄いところは子供には子供なりに伝わるテーマやメッセージがそれだけでもディズニーアニメ映画を一本観たかのような充実感があり、大人には過去を振り返りざるを得ない構成になってて自分と重ね合わせることで大人にしか味わえない感動があるところ。
まあいつものピクサーと言えばそうなんだけど、今回は完成度がピクサー中でもトップレベルの出来。
誰でも経験するだろう相反する感情「葛藤」の誕生をボール一つであんなに美しく描けるのはピクサー以外には出来ないし、周りから見ればかなり小さい成長をあれだけスペクタクルに描くのもまさにピクサー。
現状の自分はこれを経て存在してて、過去に知らずのうちに捨ててきた重要な何かの為にも頑張ろうと思える。
そしてエンドロールも本当に素晴らしい。
監督が「これはあなたの物語」と本編前に言うけどまさにその通りだと感じた。
「自分のこと」を言ってくれてるような物語展開が一気に逆転し「あなたの物語」になる。誰の目から観ても「あなたの物語」で終わる。
自分だけでなくみんなそうなんだという着地。
他者に対して優しくなれる作品。大傑作です。
喜怒哀楽
子供はあまり楽しめないのでは?
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