「ヨロコビとカナシミが脳内世界の終末に立ち向かうピクサー版『復活の日』」インサイド・ヘッド よねさんの映画レビュー(感想・評価)
ヨロコビとカナシミが脳内世界の終末に立ち向かうピクサー版『復活の日』
ミネソタからサンフランシスコへ越してきたアイスホッケーが大好きな少女ライリーの感情を司る脳内チームメンバーの「ヨロコビ」と「カナシミ」が脳内で迷子になってしまい、バランスを欠いた脳内ワールドは崩壊し始める。果たして2人は平和を取り戻せるか?
11歳の少女の心の移り変わりを世界の終末に見立てた脳内版『復活の日』とも呼ぶべき冒険譚。ジャニス・イアンの『ユー・アー・ラブ』の代わりに歌われる歌がいざなう別れに号泣。作品を重ねるごとに映像表現が飛躍的な進化を遂げるピクサー作品、今作は平凡な家族に寄り添うしっとりした映像と脳内ワールドのビビッドさのコントラストが印象的。併映の短編アニメ『南の島のラブソング』もラブリーでした。
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