「すこし気になるのです」さいはてにて やさしい香りと待ちながら nobさんの映画レビュー(感想・評価)
すこし気になるのです
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先ずは作品全体としてのクオリティは低くはないと前置きをして違和感を感じた部分を記載します。『よだかの星』映画では"醜いアヒルの子"同様、社会に対する異質なものとして使われています。"娼婦"という俗意も若干意識にあるかと思われますが、あくまでも"よだかコーヒー"の店主は主人公であり、屋号が映画の物語寄りであることに不自然さを感じました。お母さん役の方は芝居が雰囲気に流れていて、役を生きることが出来ていません。前半の芝居に大きな違和感がありました。短いシーンではありましたが、永瀬正敏は良い芝居でした。カメラは良かったのですが、編集は一工夫ほしい。リズムがパターンに落ちています。演出は概ね良かったのですが、ラストの観光客は必要でしょうか?良い現場だったと思いますが、今一歩詰めきれなかったという印象です。
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