ドラッグ・ウォー 毒戦のレビュー・感想・評価
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結腸に麻薬を隠した運び屋の惨めな姿
覚醒剤50g以上の製造で死刑!!恐ろしいくらいの中国の刑法。死刑を回避するためには何でもやるわなぁ・・・それに故人を弔うのに金を燃やすという風習・・・
テンミンという事故に遭った男を捕らえ、司法取引のような形で公安警察は組織に潜入して取引を行おうとするスリリングな展開。ハハという名の男になりすましてバレないように奮闘する警部と仲間たちのシーンがもっとも緊張。しかし、テンミンがいつ裏切るかわからないというどんでん返しも予想され、1億元以上の取引も成立するかどうか・・・といった内容。
結局は銃撃戦やカーアクション(CGが無いっぽい)が面白いだけで、中身がそれほど重厚ではないのが残念なところ。韓国リメイクの方が面白かった。
まさに香港映画
香港映画らしい映画。中国の麻薬捜査官ジャンが司法取引をした麻薬製造業の男テンミンの情報を元に組織を一網打尽にすべく奮闘する。
まず、冒頭の麻薬を体内に隠した運び屋の一斉摘発で
体内の、ブツを回収する方法が中国らしくて、リアルすぎ!
テンミンと共に取引の場に潜入する場面は、捜査官たちの手際の良さに圧倒。ジャンの売り手と買い手になり済ます一人二役も見事!
死刑を恐れて司法取引したテンミンなのに、結局は警察を裏切り、自分の命の為に組織も裏切る。テンミン以外はみんな殉職。テンミンも結局死刑。み〜んな死ななくてもいいのに、、、
香港ノワール、このテの映画、結構好き👍
展開速い!
テンポ良く、どんどん進んでいく。途中良くわからない展開もあったけど、まぁまぁ楽しめた。最後は警察含めて皆死んでしまう。あんだけ撃ち合っても中々死なないけど。警部役のスン・ホンレイの普段の無表情から、運び屋役になった時の必要以上の笑顔へのギャップが凄かった。クールな女刑事クリスタル・ホアンの出番がもっとほしい。
韓国のリメイクに負けてます。
WOWOWにて韓国の毒戦と見比べました。
韓国の作品を先に見てしまい、どうしても韓国のリメイク作品と比べながら見てしまったのでガッカリ。
リメイク作品の方が素晴らしいとこうなるという失敗をしてしまいました。
最後の銃撃戦も展開がアホ過ぎて「何故そうなるの?」と、突っ込みどころ満載。
しかも一番不可解なのが薬の運び屋がブツをラリって運んでるとか状況が理解出来ません。
そんな信用出来ない人に大事なブツを運ばせるなんてボスも頭悪いのかとドン引きしてしまいます。
とにかく、この作品を見る人は韓国のリメイク作品を見る前に見て下さい。
中国本土上陸
冒頭の街並みが香港っぽくないなと思ったら、最後まで香港には行かず、中国本土で完結した。だからか、何処かいままでのスタイリッシュさ、様式美と違う、無骨なアクションになってる気が。ヴァイオレント度も本土仕様というか、ちょっと罪の手触り的で生々しく。排便まみれのシャブボールを洗う感じとか、パンツ下ろしたいかにもな田舎娘がタライに排便を強制される感じとか、シャブ生産者が聾唖者だったりとか、基本農道なので、車がやたら泥で汚れてる感じとか。ルイスクーが野暮ったいセーターを着てるのも非常に大陸っぽい。あとジャンキーのトラック運転手達がガバ?グライム?っぽいバカテクノを爆音でならしながら、シャブを運ぶ感じも大陸っぽくて素晴らしい。
大好物
ハハ兄貴と聾唖の兄弟の大ファン、最高!
テンミン(ルイス・クー)のクズっぷりが凄いです。
女刑事役のクリスタル・ホワンにまた惚れてしまいました。
最後、テロップが流れるときに(香港七人衆)としっかり書いてあるのが面白いね。
ラストは自分的には地味に衝撃でしたん。
傑作だ
映画秘宝で紹介文を書かせていただいた際にサンプルDVDで見たのだが、画質は悪いしテレビだし、スクリーンで見直した。
けっこう登場人物が入り組んでいるので2回目で理解できたところがたくさんあった。主人公の刑事は杉良太郎に似ていた。
権力側が犯罪組織を壊滅させる様子を描いているのだが、犯罪側にどうにも感情移入してしまう登場人物が多数配置されていて、そんなところにジョニー・トー監督の魂の自由を感じる。男も女も命の炎を燃やしつくすような熱い映画だった。傑作だ。
ジャン警部が一番の見所です。
シッブい映画でした。
画質は一昔前を彷彿とさせる荒いモノ。
情報戦、なにそれ!? 人と人との化かし合いがメイン。
終盤の近距離銃撃戦は野蛮そのもの。
CGなんざ要らんのじゃ、生身と人形じゃ、という心意気。
非常に荒々しい作品でした。
その荒々しさの中でも
一際光っていたのがジャン警部のキャラ。
これがワッルい顔してんだ、また。
この人物の執念深さが
物語をグイグイッと引っ張っていきます。
最後の最後まで見逃せません。
彼の執念深さに
「アンタ、スゲェよ。マジで」となること請け合いです。
正直、話の設定や流れ自体は色々と気になる点はありますが
ま、そういう細かいことを気にして観る映画ではないです。
ジャン警部に協力しつつ
話を引っ掻き回すテンミンの顛末も見物です。
一昔前の刑事ドラマやヤクザ映画が好きな方、
特にオススメです。
全編ずっしり、ラストまでかわらず。
ヤクの犯人をおとりに麻薬組織壊滅へ。
オープニングでルイスクーがとっつかまるシーンから緊張の連続。刑事が売人のもの真似をして取引現場に乗り込むときの人格豹変ぶりにもビックリ!
犯人一味の聾唖者達との銃撃戦もすごいけど、何と言ってもラストの至近距離入り乱れのドンパチ合戦は必見。銃撃戦するのに、そこにきちゃったの!とシチュエーション選びも最高。
出演者全員ほぼ寡黙な演技でうわっついた調子は皆無。それに2枚目ルイスクーのクズっぷりにも衝撃だし、なるようになったラストも頷ける大満足な仕上がりでした。
正統派ノワール映画
主人公は司法取引のために警察と協力して、自身の関係する巨大麻薬組織の壊滅をするというシンプルなストーリー。
なのだがジョニー・トー節がビンビンで、登場人物は全員キャラ立ちしてるし、至近距離でのタイトな銃撃戦も超クール!
ノワールのお手本的な映画!
終盤の銃撃戦に賞賛の声が集まるだろうが、個人的にはコカイン工場のろうあの兄弟VS警察の銃撃戦が妙に日常感のある(兄弟にとっては)銃撃戦が面白かった。
しかし最近仁義なき戦いを観たせいか、警察にチンコロする主人公テルミンの人間性には最後まで魅力を感じなかった。
(顔は竹内豊と松平健をたして2で割った感じのイケメンですが…)
逆にジャン警部の漢気や部下への優しさ、信念を貫く姿勢、その為にしてた『あの演技』とか…もう思わず親指立てたくなるナイスキャラ!!
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