「小説ならこのラストもありかと」プリズナーズ こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
小説ならこのラストもありかと
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少し近付いたかと思いきや
後退したり、一進一退でサスペンスとして
とても面白い。
女を探すために一線を超えてしまう父親は
もはやどちらが犯罪者なのか
わからなくなってくるほどである。
また一緒に誘拐された少女の親が
自分たちは手を出さないけど拷問は
かれに任せておこうよ、という態度もまた
ある意味リアルだ。
その意味での複数形タイトルなのかと
途中まで考えていた。
いかにも犯罪者っぽい見た目や
雰囲気で判断してしまいがちな
人間の思い込みの隙を見事についてくる。
長いけれどもすっかり眠気も起きず最後まで観た。
いったいこのラストの後
どうなったのか、映像では描かれないが
もし同じラストで小説で読んでいるのなら
ああ良かった、気づいてもらえたから
助かったに違いない、と思うはず。
映像と小説では受け止める感覚も違うのだなと
興味深かった。
で結局どうなったんだ?
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