「見応えあるサスペンス」プリズナーズ みんもさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えあるサスペンス
さらわれた娘を助けるため常軌を逸した行動に出る父親をヒュー・ジャックマン、優秀でありながらどこかアウトローの臭いがする刑事をジェイク・ギレンホール。ウルヴァリン対ミステリオかと思ったけど、この2人が出るというだけで一見の価値がある作品。演技巧者の2人が競い合うように、映画のサスペンス性を高めてくれる。物語も緊迫感があって、最後まで飽きさせない。冒頭からキリスト教主的な要素が強く、刑事の名前が北欧神話のトリックスター、ロキ。これは何らかの意図があって付けられた名前だろう。映画では各キャラクターの背景にまでは踏み込まれていなかった。そこは消化不良感がある。原作があるのだろうか。
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