「気持ちいいエンディング」プリズナーズ ®️さんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちいいエンディング
まず自分が観た映画で一番好きなエンディングだった。尺の長さを感じさせず、あっという間に終わった感じ。ケラーが拷問をやってはいけないと分かっていてもやらなければ真実が見えてこない、それをやる他に手がかり、そして心の拠り所がなくなると思わせるような演出が素晴らしかった。作中では怪しい人物が主に三人ほどでてくるが、まさかの人物が犯人だった。家族の葛藤や不安、ロキ刑事の憤りや諦めない姿勢がビンビン伝わってきた。髭のないジェイク・ギレンホールが本当に渋くてクールだった。割と暗めに淡々と進むが最低限のしかも巧妙な仕方で情報を伝え終始ハラハラさせるような演出をするドゥニ・ヴィルヌーブの鬼才ぶりを見れた気がした。何よりも終わり方が本当に気持ち良かった。
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