ミケランジェロ・プロジェクトのレビュー・感想・評価

事実、へー、そうなんだ、以上。

普通に面白かったです｡
時代は戦争中だけど、美術品を取り戻すミッションを描いているので、生々しい戦闘シーンがほとんどなく、ユーモアもあって、私は好きです｡
話の展開が納得できない！とか、こんな終わり方はどうなの？！みたいなものもなく、よかったと思います。

実話だけに、役者で魅せる映画かと。
そういう意味で満足感は、得られた。
ドイツ側に強力な俳優を配して、濃厚さがあってもよかった。時間が長くてもOK!
ナチスが、骨董品を略奪していたのは知っていたが、取り戻す話は、知らなかった。
興味深く拝見できた。

全編緊迫感はいまいちかな。
こういった事実がありました、というレベルを超えていない。実話だからしょうがないのか…。
それにしてもこの秋はヒトラー絡みの作品が多いな。
ヒトラーがこんなにも無雑作に美術品を強奪していたなんて…
美術品を守るためにふたりぎせいになった、というのはイマイチ同調できないが…

実話だからこそ落ち着いて観ることができます。
このジャンルに言えることですが、歴史的事実に対する認識が深まります。
欠点は、安心しすぎて眠くなることですか・・・？

戦争ってとんでもないことが本当に普通に起きるんだね。
ドイツの人たちだってきっと普通はそんなことしないだろうみたいなことをやってしまう。それが戦争の怖いところだね。
美術品を守るために戦って、そして死んだ人がいるっていうのはすごいことだなぁって思いました。
マットデイモンはこういう役、多い気がするなぁ。。。
マットとジョージが仲良しで作った映画っていう感じが作品からも伝わってきました。