ミケランジェロ・プロジェクトのレビュー・感想・評価
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史実の映画だが・・
ジョージ・クルーニー監督・主演の作品。史実の映画だが、日本では評価がイマイチ。ストーリーは、第二次世界大戦中にナチスドイツが欧州、主にフランスの美術品を略奪したが、連合国アメリカがルーズベルト大統領の指令を受けて7人のチームでそれらを取り戻すといったもの。評価が低かったのは、テーマが社会派の割にコミカルな箇所が多かったこと、日本人の欧州の美術品に対する文化的価値に理解があまり無いことが挙げられるかと・・ドイツ軍が美術品の一部を火炎放射で焼き払ったのは惜しいばかりだ。個人的には、口笛が鳴る戦争映画を意識したテーマ曲はあまり良くない(笑)2014年のアメリカ映画。
偉大な男たち
The Monument Menは素敵な言葉を遺してくれたと思う。
「"命より尊い美術品はない"と私は言ったが、それは間違っていた。美術品は歴史であり、歴史は勇敢な男たちが命を懸けて守ろうとした"命の蓄積"だ。」
いつか聖母子像を見たいと思う。
もう少し...
こうやって美術品が守られたんだな、と関心しました。
淡々と進んで荒波もなく新風もなく...話が進んでいったからかあまり内容が頭に入ってこなかった(;▽;)
もう少しハデな場面があると思ってたから残念
役者さんのやり取りはクスッとなる感じで観てた♪
味わい深いが
有名な美術品を我々が目にできるのは、彼らの仕事のおかげ。
その一点を知り、畏敬の念を抱くには良い映画。
でもせっかく映画にするのなら、
“モニュメント・マン”それぞれの個性をもっと際立たせた方が良かったと思う。
全体的に薄味な感はありますが、僕は好きな作品。
そこまで面白いって感想ではないのに、
なぜかもう1回鑑賞したくなっています。
タイトルで釣ろうとするなよ
『ミケランジェロ・プロジェクト』
あの名作『ダヴィンチコード』の続編かな?なんて思った人が大半だろう。そしてポスターもまた、面白そうな感じを醸し出している。これは名作だろ!と観る前からわかった。劇場へスキップで跳ねて行った。ポップコーンとコーラをLサイズで買った。さぁ、いざ、開演。
えぇ?マジでクソすぎた。タイトルとポスター的にミケランジェロの絵をスパイなどが盗んでそれをFBIが取り返すみたいな壮大な、こう、何ていうか、分かるかい?そう、あの感じ、ハリウッドでよくある、アレ。を期待していたのだが、まったく違うパターンの映画だった。
「実話をもとに」という触れ込みが気になっていたのが、案の定そこが裏目に出た。実話をもとにしても何もイイことない。実話ってつまらないじゃない?ちょっと盛ったりとかしなきゃ、フィクションじゃなきゃ、ダメなんだよ。
美術館からミケランジェロとかの絵画をナチスが盗んだというところから始まって、それをCIAが取り返すみたいな流れなんだけど、 はぁ? ナチスが盗んだ部分を描写せえや。そこ絶対面白いやろ。美術館から盗むんやで。なぜそこを描かない?ま、でも百歩譲ろう。だってCIAがそれを取り返すんだもん。ナチスとCIAの戦いか。どうなるのかな。。。
ガチでクソかよ、おい。ナチスが出て来ないという考え得る最悪のルートを辿った。洞窟の中にナチスが盗んだ絵を隠したという設定になっており、CIAがただトロッコに揺られて奥にある絵画を取り返し、終わった。
はぁ?何が『ミケランジェロ・プロジェクト』やねん。タイトルで大風呂敷広げすぎやろ。運動会の昼飯並みの大風呂敷やんけ。あの親戚とか全員で食う昼。
タイトルで釣ろうとするな製作者よ。『CIA〜トロッコ探検するの巻き〜』にタイトル変更してくれよ。
そのくらいショボかった。
ナチは、人間より絵を大事に扱っている
映画「ミケランジェロ・プロジェクト」
(ジョージ・クルーニー監督)から。
監督本人が、「監督・製作・脚本・主演」を務めて
伝えたかったことはなんだったのだろうか?
「第2次世界大戦中の実話を映画化したサスペンス」、
そんな紹介に、やや疑問を持ちながらの鑑賞となってしまった。
「歴史的財産が消え去ろうとしています。
我々は戦争に勝つでしょう。しかし美術品や文化財が破壊されたら、
取り返しがつきません」
「上層部の考えは、戦争で大勢死ぬ。美術品なんか知るか」
「でも、それは違う。我々が戦っているのは、
文化や生き方を守るためだ」
「偉大な芸術品は個人が所有すべきではない、人々のものだ」
「美術品は歴史であり、歴史は『命の蓄積』だ」など。
だからこそ、戦争やテロはいけないことなんだ、
そんなメッセージなのかもしれない。
しかし、私の心に残ったのは、
「ナチは、人間より絵を大事に扱っている」のフレーズ。
あれだけ残酷な戦争をしたナチス・ドイツのヒトラーが、
その「命の蓄積」を大事に扱っていたことのほうが、
インパクトが強い。
今、私たちがヨーロッパ絵画を始め美術品を堪能できるのは、
ヒトラーが大切に扱っていたから・・と知ってしまった。
「ネロ指令」で、ヒトラーが死んだら、橋、鉄道、公文書、
美術品を破壊せよ」ということになっていたとしても。
遅ればせながら、「ミケランジェロ・プロジェクト」を鑑賞。ジョージ・...
遅ればせながら、「ミケランジェロ・プロジェクト」を鑑賞。ジョージ・クルーニーの監督作。自身の主演以外にも、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイなどと、なかなか豪華なキャスティングなので、期待値も自ずと上がっていた。
クルーニーの過去の作風から考えてもシリアスな社会派ドラマになるであろうことは間違いなかったが、開始早々に意外にも小気味よい喜劇性が垣間見え、豪華なキャスティングも含めてこれはもしやクルーニー版「オーシャンズ11」になるのでは?と一瞬邪念が過ぎるも、やはりそこまで娯楽性を追求することはなく、いつものクルーニー節に収まった作品となった。
ただ、戦時中に粗悪に扱われ、失われかけていた美術品を救出する、という着眼点以上の面白さを作品から見出すことは困難で、豪華なキャストもここでは今一つ活かしきれずに終わった感が否めない。それはそのまま役柄にも通じ、兵士ではない学芸員、美術商、彫刻家などといった素人の寄せ集めからなる「モニュメント・メン」という一大プロジェクトという面白味を持ちながら、彼らがそれぞれの特性、個性、長所、分野性を活かした活躍を見せることが極めて少ないため、役柄のひとつひとつも輝ききれずに終わってしまっているのが極めて遺憾である。
恐らくは、クルーニーはこの映画で、美術品を守る者たちの姿を通じて、その先に見える戦争の悲惨さとナチスないしヒットラーの残虐さを描こうとしていたことは予想がつく。そしてまた、作中でのクルーニーのセリフ「人の命は失われてもやがてまた増える。だが文化や歴史は失ったが最後、灰になるだけだ」(記憶を辿って書いているので意訳を含む)は、映画という芸術を創造する立場にいるクルーニーの心の声だったのかもしれないと思う。しかし、残念ながらその思いは観客に伝わりきらなかったのではないだろうか。
しかしながら、この作品に登場した人々がなければ、我々が親しい著名な芸術作品を目にすることができなかったかもしれないと思うと、感慨深いものがある。とは言え、その史実以上の感銘が作品からは得られないのが残念だ。
これが史実に基づいた物語である以上、「ルパン三世」の如くしろ、とはもちろん言わない。いや、いっそ「ルパン三世」ほどに外連味を効かせた娯楽作に仕上げていたなら、より面白く、かつ秘めたメッセージをよりうまく表現できたのかもしれない題材だった。
ノレない
どういうノリで見ればいいかわからない。
雰囲気的には戦中大作戦エンターティメントの様だが、あまりに中途半端な描き方で、カタルシスを感じない。
ジョージが主演なんだったら、そこを主軸の視点であることを強く押し出さないとついていけない。
最後の「もちろん…」って誰だよ。
Do you think it's worth it?ジョージ・クルーニー&フレンズの一風変わった戦争映画
もともとジョージ・クルーニーが今までとは違うテイストの戦争映画を撮りたいという発想から始まったこの作品、確かに第二次世界大戦を舞台のわりに戦闘シーンのあまりない珍しい作品に仕上がっております。
ヒットラーの個人的趣味?で「総統美術館」を作るといった野望の為に戦地からかき集められる美術品達。それを奪還すべくジョージ・クルーニー扮するストークスが仲間と共に立ち上がるストーリーなのですが、芸術に関して思い入れがあるかどうかでこの映画の評価は随分と変わってくるのではないでしょうか?個人的には楽しめましたが、途中「ネロ命令」によって美術品が焼かれるシーンで「うっわ~」と感じるかどうかがこの映画を楽しめるかどうかの分かれ目かなっと思います。
キャストはジョージ・クルーニー自身が監督ということもあり、仲良くしている俳優を中心に集められていてジョージ・クルーニーの人望が伺えます。マット・デイモンにいたってはいきなり脚本を送り付けたとか。人気俳優とはいえ兄貴のいう事には逆らえないようです(?)。ケイト・ブランシェットはさすがの貫禄でした。役柄とはいえフランス語訛りの英語が喋れるって凄い。マット・デイモンと1歳しか違わないのに既に大御所感が漂っています。ビル・マーレイ、ジョン・グットマン等のシルバー世代も頑張っていましたね。
物語の終盤ストークスが問いかけられます。「たかだか絵の為に人の命をかける価値はあるのか」と。ステレオタイプの軍部の人間には美術品の価値がわからない。でも皮肉な事にヒットラーはその価値がわかっていた。もちろんストークスもその価値を知っている。確かにこれは価値感の違いという悩ましい問題ですが、芸術の価値がわかる人間が命をかけても残してくれたからこそ今の世代を生きる私たちが触れる事ができる。久しぶりに美術館に行きたくなる、そんな作品でした。
エンタメとしては弾けないけど、美術品と名も無き英雄たちに…
当初の日本公開がいつだったか覚えてないくらい続いた公開延期~中止。
晴れて、昨年秋に公開。
地元では上映しなかったので、レンタルになってやっとの鑑賞。(当初通り公開してたら今頃とっくにWOWOWで放送していたかも)
日本公開が決まる前から見たかった作品。
だって、この題材にこのキャスティング。
長い歳月を経て見てみたら、う~ん、何て言うか…。
第二次大戦時、ナチスに奪われた美術品の奪還作戦に挑んだ特別任務隊“モニュメンツ・メン”の活躍を描いた実話。
ジョージ・クルーニーを筆頭に、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダンら豪華な面々をスカウト。
往年の戦争マーチを彷彿させる軽快なテーマ曲。
「特攻大作戦」か「戦略大作戦」か、はたまた戦争版「オーシャンズ11」のようなエンタメ作戦開始!
…ア、アレ?
一向に盛り上がらない。
一向にワクワクするような見せ場、展開が無い。
1時間を過ぎてもまだ。
人間模様、美術への思い入れをじっくり、淡々と…いいや、この際はっきり言おう。
ダラダラと退屈な時間が続く。
改めて監督の名を思い出して納得した。
そういや、クルーニーが監督してた。
「グッドナイト&グッドラック」「スーパー・チューズデー」など良質だが、シリアス過ぎる作品が多い。
別に本作もずっとシリアスって訳じゃなく、個性的なチーム、往年のエンタメ戦争映画へのオマージュと見れるライトな作風、ちょいちょいのユーモアを挟んでいるものの、今一つ弾けない。
クライマックス、やっとスリルが盛り上がると思ったら、特に盛り上がらず、いつの間にか作戦終わってた。
もしソダーバーグが監督だったら、もっと巧みに捌いていただろう。
それこそスピルバーグだったら、エンタメ性も緊迫感もドラマ性もメッセージ性も全て見事に演出していただろう。
クルーニー監督はエンタメ作よりシリアス作向きで…。
別につまらない訳じゃない。
そもそも、クルーニー演じる主人公は根っからの軍人じゃなく、美術館館長。
言わば、民間の立場からの奪還作戦。
モニュメンツ・メンも実在なので、アクション映画のような活躍が出来る訳がない。
だから、この作風はこの作風でアリなのだ。
でもやっぱり、映画としてはもっとエンタメな活躍が見たかったという欲が…。
しかし、これだけは言える。
アドルフ・ヒトラーは若き頃画家を目指していた、というのは有名な話。
歴史上最悪の独裁者が美術を愛していたなんて、この独裁者の人間的な一面を垣間見た気もする。
が、それらを独占しようとする辺り、傲慢で愚かである事を裏付ける。
美術品は歴史の遺産。
全人類の財産。
遺し、受け継がれていくべきもの。
戦争は人命だけじゃなく、歴史的財産をも奪った。
そんな戦争から歴史的財産を取り戻し、守った。
名も無き英雄たちが居た事を。
第二次世界対戦下で、ナチスから美術品の奪還を任務とする兵士グループ...
第二次世界対戦下で、ナチスから美術品の奪還を任務とする兵士グループを描いた実話
監督はジョージクルーニー
オーシャンズシリーズみたいに軽やかな盗みをするかと思いきや
しっとり、じっくり…
途中眠気に襲われることもしばしば
やはり実話を基に…というだけあって全体的に地味な印象
しかし、戦争映画にも関わらず殺しのシーンが一切無いという点で、ある種新鮮さも感じた
戦争という悲劇を歴史的美術品はどのように生き延びたのか?
という点を気にかけたことが一度でもあれば興味を持って楽しめたのかもしれない…
その気持ちを持ち合わせていなかったのが残念。
殺し合いのない戦争映画
ドイツ軍に奪われた美術品の数々を連合軍の色々な国の美術関係者がチームを組んで取り戻す物語。
ジョージクルーニー監督らしい映画です。
こういう事実を知らなかったのでやっぱり映画っていいなーと思いました(^o^)
美術品好きならぜひとも
予告編だとテンポ早めのコメディタッチでしたが、
案外しっかりしたドラマでした。
後世のために命がけで美術品を守ろうとする人たちの気持ちは、
多少興味のある人であればよく分かると思います。
美術品て、形だけなら贋作は作れるけれども、その時、その人が
その想いでつくられたものを再現することは、本当の意味では
不可能です。
そういう意味では、本物を大切に守っていくことって、
命をかける価値はじゅうぶんあると思うのです。
彼らの犠牲なくしては、世紀のマスターピースを我々が
目にすることはなかったわけなので、本当に、有難や、有難や…
これを観るまで全く彼らの存在を知りませんでした。
芸術作品は作られた過程だけでなく、保護されてきた過程も
ドラマに満ち溢れているのだなあ。
次から美術館行った時の有り難みが倍増すること間違い無しです。
ジョージ・クルーニー、ビル・マーレイをはじめとする、
名優達の演技も勿論素晴らしく…予告編のとおりちょいちょい
笑いもあり、飽きない2時間でした。
いい映画だった
この映画を楽しむというか、意味を分かち合える方は、大体の美術品の希少性の理解(絵が燃やされているシーンで悲鳴を上げられる程度)やドイツのww2での悪行なんかをざっくりと知っているかたではないでしょうか。救い出すべきヒロインが美術品なので、そこがふーんとなったら感情移入は難しいかなと。
あと画面でさりげなく進行しているストーリー情報量が凄いのでうっかりしてたら諸々見逃してしまうかも。
私はこんな風に映画になって色んな人が知る機会ができて本当によかったなあ!と思える映画になりましたので面白いとか面白くないかはちょっと良く解らないです。
ケイトブランシェットは美しい。
すごくいい映画でした!
低評価が多い中、私個人としてはとても楽しめたいい映画でした。
これは絵画や歴史がお好きでない方には賛同して頂きにくい映画だと思います。
なので、絵画、絵画の歴史、戦時中の歴史に興味がある方にオススメしたいと思います。
どっちつかず。
何百年も昔に作られた美術品が様々な攻撃を受け、今尚こうして実在できている歴史背景が知れ、大変興味深い映画だった。
が、内容としては笑い要素あり、感動要素あり……と、どっちつかず感が否めない。
もっと重々しい感じに振り切れてても良かったような気がする。
魅力的な題材なのでもったいないなぁと。
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