「送還野郎 モニュメントマン!」ミケランジェロ・プロジェクト ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
送還野郎 モニュメントマン!
ひさびさに勧善懲悪な戦争物を観た気分。
ただし、ここでいう悪人は美術品を「戦利品」としてとりあっかっており、善は美術品を「尊敬」している立場にある。もちろんモニュメントマンは後者。だから、観終わった気分は悪くない。
また、ここでの美術品はただ飾るものではなく市民との生活が繋がっているのがキチンと描かれているのも好感をもった。だから「命をかける価値はあるのか?」の問いかけに素直に「ある!」と描かれているのも拒否感がない。
この映画に好感をもったのだけれど、音楽が多すぎるのが難点か。クルーニー監督は人のカラミでは上手いのだけれどサスペンスやユーモアの表現の自信のなさがハッキリと映画にも表れているのが残念だった。
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