「リアリティが感じられなく、入り込めなかった。」ぶどうのなみだ わいはーさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティが感じられなく、入り込めなかった。
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北海道の自然と、素材を活かした料理の数々はとても心地いいものでした。
ただ、残念ながらそれ以外のあらゆる要素にリアリティがなく、そのおかげで、肝心なブドウ・ワイン作りの大変さにも真実味が感じられませんでした。
かろうじて気迫ある大泉洋の演技から感じられたくらいで、それ以外は監督の独りよがりな中途半端なメルヘンに走っている様に感じました。
・やたらとかわいい警察の車
・かわいすぎる郵便屋さん
・不自然に大きなぶどう園(一人でやってる?)
・不自然に大きな麦畑(一人で収穫してる?)
・やたらとお洒落な服装(スタンドカラーのシャツばかり?穴掘るのが好きなのにその格好?)
・突然の恋愛展開(いらないような)
・アンモナイトを掘って生活(趣味ならまだしも・・・)
・ブドウ作りに四苦八苦してると思ったら、やる気出したら次の年には満足できるものができちゃった?(ブドウ作りって10年単位の世界じゃ?)
これが大泉洋を全面にフューチャーした娯楽映画ならいいのですが、娯楽に走っているわけでもなく、かといってリアリティもなく、全く入り込めない映画でした。
トドメは最後の恋愛シーン。ほとんど(というか全く?)作品中のテーマとして無かったのに、最後の最後でそれ必要??という残念な展開。
きっと色々な周囲からの期待とかあったんだろうなぁ、とスタッフロールを見ながら思いましたが、それにしても少々残念でした。
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