劇場公開日 1984年3月11日

「心乱されて、でも穏やかになる」風の谷のナウシカ さっこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0心乱されて、でも穏やかになる

2017年1月23日
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知的

幸せ

泣ける

子どもの時から大好きな作品。
腐海も虫たちも、人間と変わらず愛する素敵な女性がナウシカ。子どものときナウシカみたいに強くなりたいって、ひたすら思ってた(笑)

違う世界の話のようで、今の地球の未来の世界のような…不思議な感覚。
環境を乱して破壊した私たちに対する、地球の怒りを表現したような映画。

残酷で悲しくもなるし、言いようのない不甲斐なさも感じるけど、オウムやナウシカ、それぞれの人間たちの思いや優しさで心温かくなる。

それぞれ考え方や方向性も違うけど、みんな自分たちの生活を良くしたい守りたい。何が正義か、何が悪か、この映画を見てるとわからなくなる。
だからクシャナもその部下たちも、飛行艇?で生活する人たちも、やってることは最悪だけど嫌いになれない。

色々考えるキッカケになるからこの映画が好き。

さっこ