「そんな職業があるんだな〜と」セッションズ Y.Marloweさんの映画レビュー(感想・評価)
そんな職業があるんだな〜と
ポリオという全身が不随になる重病に侵されながら、生きる気力を失うことなく生きたアメリカの詩人、マーク・オブライエン自身の記事と半生を映画化した内容
アメリカにはセックス・セラピストという風変わりな仕事があるんだなと知った
障害者のセックスライフを特集する仕事を引き受けたものの、マーク自身は童貞であった
そこでヘレン・ハント演じるセックス・セラピスト、シェリルに施されながら、マークは無事に童貞を喪失する
仕事と割り切るシェリルに対して、心の繋がりも求め始めるマークだったが...
映画化するにはタブー的な障害者の性交渉をユーモア交えて描いてはいるが、観賞していくうちに段々悲しい気持ちにさせる演出は巧いと思った
結末はなんとなく読めたけども、マーク・オブライエンは自分の人生に満足したに違いない
不自由そうな喋り方まで披露したジョン・ホークス、何度となくヌードになったヘレン・ハント、心優しい神父を演じたウィリアム・H・メイシーと、芸達者な面子が揃っていたのでダレることなく観れたかな
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