「見事な童貞映画」セッションズ 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
見事な童貞映画
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主人公は終盤ユーモアのある人物になっていたのだが、それはやっぱり童貞を卒業して余裕が出たことの現れなのだろうか。見事な表現だ。
主人公を愛する女性がとても癒し系の魅力的な顔立ちで、実に納得させられる部分だった。特にナースの女性は基本の顔が笑顔みたいなすごくいい顔だった。
猫が可愛らしかったのだが、オレは猫アレルギーなのであの状態で、アレルギーが出たら死んでしまうとハラハラした。
神父さんが戸惑いながらも人間として性に対して許容して、そのあとビールを持って訪ねてくるところがとても微笑ましかった。
単なる感動作でもなくいろいろ考えさせられ、感じさせられる見事な童貞映画だった。欲を言えばみんな優しすぎるので主人公がひどい女とやってげんなりする場面も見たかった。
脳性麻痺で車椅子の男がセックスしてその後女を殺す『It is fine,everything is fine』をまた見たくなった。
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