U・ボート ディレクターズカットのレビュー・感想・評価
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追悼、ウォルフガング・ペーターゼン
小学生の頃くらいにテレビでやってたのを観て、衝撃でした。今回改めて観ると潜水艦クルーたちのリアルな息づかいがビシビシと伝わってきて、本当に息苦しさを覚えました。ドイツが世界に誇る素晴らしい潜水艦映画だと思います。 悪環境の下、何も起きないストレスフルな状況を描く前半から、後半の怒涛の展開まで全編自分も乗組員になった感覚を覚えるほどの没入感。ラストは言いようのない虚しさを残して幕を閉じます。前述の通り、乗組員として映画に参加していたからこそ、戦争の無意味さ、世の不条理をより強く感じさせるものでした。 先日亡くなった、ウォルフガング・ペーターゼン監督の最高傑作ではないでしょうか。ハリウッドに渡った後の彼の作品では「ザ・シークレット・サービス」が個人的に好きでした。他の作品群も鑑賞してますが、やはりこのUボートは別格です。長時間ではありますが、観て損は無いと思います。
戦術で無数の勝利をあげても戦略で勝てなかったドイツの悲劇
ナチスを描くことが難しい時代の西ドイツの映画なのでハーケンクロイツは控えめ。 潜水艦内の密室劇だけと思いきや圧巻は終盤の爆撃シーン。 爆撃機が飛び交う中の爆発は紛うことなき本物。 閉ざされた劇場で観るべき作品。 96点
異常な緊迫感
uボートの閉塞感、いつ敵が襲って来るか分からない緊迫感、乗った者たち待ち受ける運命は… 何度も訪れる恐怖、極限状態の中、不安に潰されそうになりながらも、生きるために何度も奮闘する姿が強く印象に残った。 しかし、希望を掴み取ったと思ったのも束の間、やって来る絶望。そして、前線の状況も知らずハイルヒトラーと浮かれる上層部との対比で、割りを食うのは戦地で戦う者だけなのだと、戦争の理不尽さを改めて感じた。
海底のしかも潜水艦の中での男たちの日常と戦闘を描く。 困難を乗り越...
海底のしかも潜水艦の中での男たちの日常と戦闘を描く。 困難を乗り越え無事に帰還したと思ったら、最後の最後に安心を裏切る結末へ。 裏をかいたと思ったら、英軍が裏の裏を書いていたもいうことか。
これを観ずして潜水艦映画を語るな
DVDにて。これ昔からずっと観たかったけど、ツタヤになかったりして(10年程前は本当に無かった・・・信じられん。こんな名作が・・・。)観れずにいた。この度、Amazon primeにあったので鑑賞。いやぁ、、、前評判通りの最高の潜水艦映画。 この映画クッソ長い・・・。しかも映画のほとんどはクッソ(マジでクッソ)狭い潜水艦内のシーン。しかもクッソ負け戦が続き、艦内でクッソ耐えるだけ。良い意味でクッソ拷問のような映画。 このサブマリナー達は無事に帰還できるのか?敵はいつ現れるのか?次どうなるのか?という展開の連続で、一寸たりとも観る者を飽きさせない。 敵が見えない中耐え続け、いつ帰港できるやも分からない、極上サブマリナー体験ができる映画だった。 観終わった後、サブマリナー達への尊敬の念しか残らない。国籍など関係ない。
不退転の覚悟
特攻隊に次いで、不退転なのは潜水艦乗りだと思う。 孤立した深海での恐怖、デスクワークのお偉い方に振り回される理不尽、 そして 因果応報など、現実の不条理の前には塵に等しいということを教えてくれる。 百聞は一見に如かず
★4.5つー!
と、言わざるを得ない。 潜水艦映画の中でダントツ〜3時間半もあるとも思えないほど食い入るように観てしまう〜 狭いところが苦手である私からしたらこの閉鎖空間の中での浸水なんて過酷すぎます〜 最後がバッドエンドなのもまた印象的な映画である〜 ところで劇中かけてるメガネはなんだ?
戦争映画の中でも出色の作品
派手なだけのドンパチ映画ではなく、 退屈なだけのドキュメンタリーでもない。 極限状態の中での圧倒的な緊迫感と人間模様を 逃げ場のない潜水艦や、上層部からの無理難題を背景に見事に描く。 人は本当に追い詰められたときにどう在るべきか…。 戦争の捉え方も骨太で、反戦一辺倒でも戦争賛美でもなく、 最初の演説や最後のシーンなど皮肉混じりで示唆に富んでいる。 ただ心情描写が中心で、戦い自体は地味なので、 海戦アクションとかの娯楽要素に期待すると肩透かしを食うかも。
臨場感たるや。
潜水艦の過酷さや緊張感をど迫力で体験できる。3時間のうちの80%が船内の描写なのにも関わらず常に心休まらない空気がすごい。映画館で見たらもっと楽しめそうだなと思う。 とにかく疲れる映画なので、見るまでに決心が必要なので-0.5、Uボートを知るためにはとてもいい映画だけど、映画好き以外には勧めにくいということで-1としました。
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