U・ボート ディレクターズカット

劇場公開日:

解説

第2次世界大戦を舞台にドイツ軍潜水艦乗組員たちの過酷な戦いを描いた戦争ドラマの名作で、ウォルフガング・ペーターゼン監督の代表作でもある「U・ボート」(1981)のディレクターズカット版。劇場公開から16年を経た97年にペーターゼン監督が自ら再編集し、1時間以上の映像を追加した。DVD/ブルーレイで発売されていたが、2013年、米ソ冷戦時代の核ミサイル搭載型潜水艦をめぐる攻防を描いた「ファントム 開戦前夜」(12)の公開を記念して2週間限定劇場上映。

1997年製作/208分/西ドイツ
原題または英題:Das Boot
配給:角川書店
劇場公開日:2013年9月28日

スタッフ・キャスト

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(C)1981 Barvaria Film GmbH, (C)1996 Barvaria Film GmbH

映画レビュー

4.5追悼、ウォルフガング・ペーターゼン

2022年8月21日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

怖い

興奮

小学生の頃くらいにテレビでやってたのを観て、衝撃でした。今回改めて観ると潜水艦クルーたちのリアルな息づかいがビシビシと伝わってきて、本当に息苦しさを覚えました。ドイツが世界に誇る素晴らしい潜水艦映画だと思います。
悪環境の下、何も起きないストレスフルな状況を描く前半から、後半の怒涛の展開まで全編自分も乗組員になった感覚を覚えるほどの没入感。ラストは言いようのない虚しさを残して幕を閉じます。前述の通り、乗組員として映画に参加していたからこそ、戦争の無意味さ、世の不条理をより強く感じさせるものでした。
先日亡くなった、ウォルフガング・ペーターゼン監督の最高傑作ではないでしょうか。ハリウッドに渡った後の彼の作品では「ザ・シークレット・サービス」が個人的に好きでした。他の作品群も鑑賞してますが、やはりこのUボートは別格です。長時間ではありますが、観て損は無いと思います。

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A Lonely DINOSAUR

5.0戦術で無数の勝利をあげても戦略で勝てなかったドイツの悲劇

2021年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ナチスを描くことが難しい時代の西ドイツの映画なのでハーケンクロイツは控えめ。
潜水艦内の密室劇だけと思いきや圧巻は終盤の爆撃シーン。
爆撃機が飛び交う中の爆発は紛うことなき本物。
閉ざされた劇場で観るべき作品。
96点

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neonrg

4.0異常な緊迫感

2020年11月23日
iPhoneアプリから投稿

uボートの閉塞感、いつ敵が襲って来るか分からない緊迫感、乗った者たち待ち受ける運命は…

何度も訪れる恐怖、極限状態の中、不安に潰されそうになりながらも、生きるために何度も奮闘する姿が強く印象に残った。

しかし、希望を掴み取ったと思ったのも束の間、やって来る絶望。そして、前線の状況も知らずハイルヒトラーと浮かれる上層部との対比で、割りを食うのは戦地で戦う者だけなのだと、戦争の理不尽さを改めて感じた。

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いたかわ

5.0こんな時にこそ人間の本性が判る

2020年5月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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bloodtrail

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