ラブクラフト・ガールのレビュー・感想・評価
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なぜアダルトグッズか
なぜアダルトグッズのデザイナーにしたのかわかりません。
内容は普通の新入社員が苦労して学ぶ話ですが、山場もありません。特に見る必要はないと思います。
至って普通のサラリーマン生活です。
敢えて言えば新社会人になるときにみても良いかも知れません。
題材も役者も活かし切れてない作品。笑いを誘っておいて笑えないかんじ...
題材も役者も活かし切れてない作品。笑いを誘っておいて笑えないかんじが多い。周囲とのズレで笑いをとるとかでもなく、コテコテの笑い要素をいれて笑えない。
人がたくさんいるとこでズッコケてトートバッグからバイブでてきちゃって知らない老人に拾われるというシーンも本当は笑えるはずなのだけれど、ちっとも笑えない。居酒屋の場面も同様。倉庫番めがねがアクの強いキャラで、笑いとれそうなポジションのはずなのに、ただの良い人でおわってる。演出のせいか。
カスタマーの声に耳を傾け仕事にやりがいを見出すところや、木野花社長(=11時おばさん)は良かった。
演技下手とかじゃないけど、コミカル成分を殺していて笑いが下手。真面目さ★5で笑い★1
仕事を好きになるという事
アダルトグッズの会社を扱った映画ということで、一種イロモノ的な印象を受けやすいが、その実結構マトモな作品です。
現代社会への問題提起もなされています。
セックスレスとそれに伴う少子化問題や、性に関する悩みの受け皿の少なさ、そして仕事の理想と現実、仕事を好きになるという事の意味など、考えさせる問題を扱いながらも決して重くならず、楽しめる作品へとなっています。
デザイナー志望の主人公が勘違いで入社したのは女性用アダルトグッズを扱うラブクラフト社。
最初はアダルトグッズに対する無知と偏見と戸惑いで、仕事に対して肯定的になれず失敗の連続だった主人公ですが、性に関する悩みを誰にも相談できずに苦しんでいた女性たちがアダルトグッズに救われたという話を知ることで、仕事に対して積極的になり成長する姿を描いています。
追記
今年の4月に公開された『ヒステリア』を観ておくとより楽しめると思います。
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