「トワイライトの類似品…?」シャドウハンター bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
トワイライトの類似品…?
全米ヒット小説の映画化。吸血鬼や人狼、妖魔といった類が蠢く、ダウンワールダー(地下世界)が存在する世界を描いたダークなアクション・ファンタジー。一言で言えば、トワイライトとハリーポッターの世界観がミックスされたような作品。
本作の強みは、美少年のシャドウハンター・ジェイスを、中性的な魅力のあるジェイミー・キャンベルバウワーが演じ、主人公の女シャドウハンター・クラリー役には、リリー・コリンズが演じた配役と言える。これまでに2人とも、この手のダーク・ファンタジーな作品には何本か出演し、その妖艶なる美しさを彩り、本作でもシャドウハンターとしての悲しい定めと強さが覗える演技をしている。
物語は、普通の生活をしていた少女クラリーが、ある日、友人と寄ったクラブで、ダウンワールダーの存在を知り、その際に、ダウンワールダーの住人を狩るシャドウハンター・ジェイスと出会う所から始まる。そこで、クラリー自身も、そして彼女の母もシャドウハンターであることを知らされる。
そして、母が隠し持っていた特殊な力が授かる聖杯を狙い、ダウンワールダーの住人が母を拉致してしまう。母を助ける為に、ジェイミーの仲間と共に、その聖杯の在りかを探しながら、ダウンワールダーに挑んでいくクラリー達。そして、その行き着いた先に現れたのは、意外な人物だった。
全体的には、VFXによる吸血鬼や魔物との対決アクション・シーンも見慣れた映像で、インパクトはなかったし、この手にありがちな恋愛エピソードも、『トワイライト』程の切なさ感じなかった。全体的にはB級ダーク・ファンタジーかな…。
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