ウェア 破滅のレビュー・感想・評価
全3件を表示
.
クリックして本文を読む
自宅にて鑑賞。舞台は仏だが、れっきとした米産の人狼もの。恐らく製作側はPOVで作ってたが、物足りなさを感じたのか何等かの理由でBGMを附け、説明的なカットを追加した為、純粋なPOVとは呼べない代物になっている。主人公側の危うい三角関係に、刑事の疑惑、そして殺人の真犯人とミステリー仕立てな中盤迄は佳かったが、B.スコット・オコナーの“タラン・グウィネク”が病院を抜け出してから展開が妙になる。物語の時間経過と共にどんどん粗が目立ち煩雑になり、中途半端と云わざるを得ないラストを迎える。60/100点。
・B.スコット・オコナーの“タラン・グウィネク”が病院脱出後、ビルに籠ってるのが判明した経緯が判らないし、弁護士チームがその後の追跡捜査に同行する展開も違和感有り。感染すると上半身裸になるのも変だし、S.クォーターマンの“ギャヴィン・フレミング”が感染が判った後、全身剃毛するのも謎。熊のミスリードも活かされておらず、蛇足感が残る。ただ中盤迄は愉しめたのと、頑張って丁寧に作ってる感が伝わったので、甘目の点数にした。
・大きなネタバレになるが、純粋な人間の儘で役名を持つ登場人物達の殆どは、本篇中に死んでしまうと云う珍しいシナプスだと思う。
・主演となる“ケイト・ムーア”のA.J.クックはチャーミングだったし、嫉妬もする人間らしい科学捜査官“エリック・サリン”のV.サハイの濃い顔、L.ニーソンのバッタモンの様な“クラウス・ピストー”のS.ロッシェ、“ミセス・グウィネク”のC.マキシムと脇を固めるのを印象的な人が多かった。
・鑑賞日:2016年3月12日(土)
全3件を表示