大統領の執事の涙のレビュー・感想・評価
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この作品もまた人種差別を題材としているひとつですが、アメリカ社会に...
この作品もまた人種差別を題材としているひとつですが、アメリカ社会にはまったく活かされていない。すばらしい作品、キャスト、そして、ロビン・ウィリアムズが惜しまれます。
鑑賞日:2014年8月21日 監督:リー・ダニエルズ FacebookNotes より移動
あの頃とは違う心情
今の大統領を見たらずっこけるでしょう。
1人の執事からアメリカの歴史を見ると言う脚本が
まず素晴らしかった。
奴隷から始まりオバマで終わる。
完璧なシナリオだと思う。
その後トランプになるのだからズッコケただろうなと
予想する。
それにしても黒人差別の歴史は酷過ぎた。
少しずつよくなってるのかもしれないけど、
根本的にはまだ根強く差別は残っていて、
白人大統領の元で執事として長く仕えては来たけど、
本当の幸せはオバマ大統領と出会ったエンディング後
なんだろうなと思います。
歴代大統領も人によって黒人への対応が違っていたり
悩みを打ち明けたりする様子は面白かった。
大統領の執事をして、
長男はブラックパンサー党員だったり
次男はベトナム戦争で亡くなったり
スゴい人生を見せられました。
白人に親を殺され、家族のために息子に蔑まれても
執事を務めあげる。
男としてとても格好良い姿を見ました。
アメリカの歴史を、一人の国民としての目線から捉えた良作
温かく重みのある良い映画だった。
作中でも描かれていたように、当時ベトナム戦争はアメリカの参戦の意義が問われていた。個人的な意見としては、ベトナム戦争によって南ベトナムが敗北すれば、ソ連や中国といった共産主義勢力の拡張を許すことにつながり、結局アメリカをさらなる危険に陥れることにつながる。アメリカの安全を守るためにも、むしろ積極的にベトナム戦争に関与して先手を打つ決断を政府が下したのは正しかったように思う。しかし、所詮それは他人事だから言えるのであって、セシルも息子が戦争に送られるのは許せない気持ちでいっぱいだっただろう。
また、公民権運動に関しても、この運動が黒人の社会的地位向上や公民権法、投票権法といった法律の成立に大きな役割を果たしているので、大変な意義のある運動だった。しかし、我慢を重ねて自分の身を守ってきた父親からしてみれば、息子が学業を放置して、逮捕されたり命の危険にもつながったりする運動に身を投じているのは、やはり許せなかっただろう。
このように、立場が変われば言うことも変わる。今作は、20世紀アメリカの激動期を、一人の国民として、そして一人の父親としての目線から捉えた良作。また、農園での底辺労働者という立場から、ホワイトハウスの執事にまで立身出世したサクセスストーリーでもあった。
大統領を通じた米国史と‼️❓執事を通じた黒人問題❓‼️
もちろん、執事と大統領とのリンクするところは創作なのだが、いろんな勉強にはなる。
差別問題といえども、ユダヤ人虐殺と対峙するほどの被害はあり、現在進行形なのだ。
日本も対岸の火事ではない、人種問題以外でも、イジメは殺人多数であり、パワハラ、セクハラも同様。
映画に戻れば、ベトナムでは、ベトナム人は五百万人、米兵は二百万人の犠牲者が出た、こんなに続けたのは軍産企業の影響も多い。
オバマはハワイ出のエリートなので、黒人問題は好転出来なかった。
現在、ウクライナやイスラエルの継続が危惧されるのは、ベトナムと根源を同じ、とも言える。
かなりオブラートに包んだ内容の映画だが、その分リアリティは高い。
アメリカを知るために、是非。
執事の父親と息子の物語
人権問題とか差別とか、KKKが出てくる作品を知らず知らずのうちに立て続けで観ていたので、そういうのがないハートフルな雰囲気の作品ないかと思い手に取ったのが本作。
調べなかった自分も悪いが、思いっきり人種差別についての作品で、執事かどうかは余り関係なかった。
この後に観た「夜に生きる」にもKKKとか出てきて、また偶然にも差別を扱った作品だった。なんかとりつかれてるのか、そういう作品が多くなっただけなのか、自分の選別眼がおかしいだけなのか、まあどれでもいいけれど、期待と内容があまりにも違うと少し評価に影響しちゃうよね。そうならないように気をつけてはいるけれど。
それで内容についてだが、すでに書いたようにもうほとんど人種差別についての物語だった。
主人公と大統領の絡みは思った以上になくて、ニクソンと一回、ケネディと一回、レーガンと一回くらいしかない。あとは、各大統領が差別絡みの政治判断をする場を見ているだけだ。
各大統領はなかなか豪華なキャスティングだったのに出番が少なかったのは残念だ。
あとは、作品中で「夜の大捜査線」について、白人が考える黒人の姿だというセリフがあるが、なんだか、本作こそがそれに該当してしまっているような気がした。
自分は白人でもないし黒人でもないからその辺はちょっとわからないし、確か黒人監督だったと思うから自分のほうがおかしい可能性は高いけど、どこか何か違うような違和感は観賞後にすごく残った。なかなか面白くていい作品だけど、★5はないなと感覚的に思うのはこれが原因かと。
それと、ここ10年くらいの映画は画像加工技術が発達してすごいよね。フォレスト・ウィテカーがそこそこ若い時代から老時代まで演じているが無理が全然ない。
ウィテカーの年齢不詳感が後押ししているのもあるだろうけどね。
偶然
父と息子の想い
大統領の執事の目から見たアメリカの黒人差別とホワイトハウス。 様々...
むう、
当時の過酷な状況の子供の主人公、その主人公の男の子が、序盤トントン拍子に環境が変わり、時間が流れて一気に大人になり、結婚までして子供いて家庭をもつ展開。
そこに「へ?あの男の子が、この男性に?」、「それだけ時間が一気に流れたの?」、って混乱もした。
序盤の経緯の流れが省略しすぎだろ、と。
そこからはもう大統領絡みの職に就く話になり早々に「メイン」の話になる。
それからもおもしろくもあったけど、差別に苦労する息子や、その息子との「父子の関係」の要素も多かったりで、個人的にはもうちょっとテーマというか主旨を絞った方がいいようにも思えた。
それでも、オバマが大統領になったことはやはり大きいことだったんだな、と。
ビリー・ホリデイの後に見るべきだ。
理解しあうということが難しいことだと感じました。
執事として使えること、人権活動をすること。
やりたいことを親に認めてもらうこと。
心の奥底が見えないほうがいいこともある。
人権を獲得することの大切さがわかりました。
理解しあうということが難しいことだと感じました。
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