「エンダーのゲーム」エンダーのゲーム 銀河コスモさんの映画レビュー(感想・評価)
エンダーのゲーム
原作未読です。
コミックマーケットでのディズニーの宣伝で興味を持ったので鑑賞しました。
画面に集中したかったので吹替版を視聴。
吹替えは特にアイドルや俳優を使うことなく、皆イメージ通りの声で喋ってくれました。
概ね楽しく見させてもらいました。
さすが原作はSF小説の名作だけあって、ストーリーも不自然さや強引さも少なく、特にタイトルとも関わる最終決戦の結末には思わず「そういう事か…」と関心の声を漏らしてしまいました。
それだけに残念なのが原作未読でも感じるストーリーの端折り具合でした。
主人公エンダーの人格の形成に大きく影響していることが随所で語られる兄の存在や、彼と因縁、信頼を築くスクールの面々とのエピソードをもっと見てみたいと思いました。
あと多分ストーリーが進むごとにエンダーの階級がドンドン上がってるんだと思いますが、セリフでもいいのでもうちょっと具体的に表現してくれた方が軍隊に馴染みのない日本人的には助かるかなぁと思いました。
なんというかテンポ良く進むし、それを阻害する要素も特にないのですが、とにかく行間を読まされる映画でした。
ラストはちょっとジーンと来たので(涙もろいので)、おそらくフルスケールで映画化されたらかなり感動できたのでは?と思います。
とりあえず帰りに原作の小説を買って読んでみようと思います。
どうやら気になるラストも小説では続編があるようなので今から楽しみにしています。
名作の続編は大抵蛇足気味なのでそこだけはちょっと不安ですが…杞憂であることを祈ります!
内容的には星4.5ぐらいあげたいのですが、やっぱり短い!ってところで1点減点。
でもまぁどこで切れば続編への期待を持たせられるかと言われると、正直困るのも確かなので、短い上映時間の中で良くここまで作れたなぁという所で+0.5点。
しめて星4と評価いたします。
突き抜けたところがないので大ヒット!名作!って感じではないのですが、十分に楽しめる秀作と言ったところです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです!