渇き。のレビュー・感想・評価
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嫌いだが上手い
この人の演出というか構成は基本的に嫌いだ。
スタイリッシュでエキサイティングな表層とは違い、くどいし、単調だし、入れるべきでないタイミングで入れるべきでないシーンが入る。音楽のセンスも個性を意識しすぎてずれている。退屈である。
しかし、キャラクターと配役や、役者の演技力を引き出す手腕は上手いし、暴力描写も上手い、なにより、原作小説は箸にも棒にも引っ掛からない、読んだ先から忘れるようなつまらない三文小説であり、それをあれほど魅力的な映画に仕上げるというか、あれを原作に映画を撮ろうとする企画センスは脱帽である。
間違いなく「小説の映画化で原作を越えた」作品である。
あと、二階堂ふみがどこに出てたか、ネットで情報見るまでわからなかった。
芝居ウメー!!
猟奇的で悲劇的で最高で最低
一言で表すなら「衝撃」。
けたたましい音楽をバックに、過去や現在の情景をストロボのように映し出す手法。遠慮容赦なく見せつける人間の狂気。その中心にいるはずの加奈子は、悪魔そのもののように残酷かつ純粋で、そして「過去・回想」としてしか登場しない。
登場人物みんなが狂っていて、父親が過去の娘を追い求めていくにつれて、その狂気が線でつながっていく。この「バラバラだった点が線でつながる」ストーリーは、確かに『告白』に通ずるところがある。かつ音楽や映像などの表現方法は、どこか『時計じかけのオレンジ』を彷彿させた。
たくさんの人が書いているように、これは誰かにおススメできるストーリーではない。しかし自分にとっては、演技・演出・音楽・結末の全てにおいて納得がいく、最低で最高の作品だった。
やっすい狂気と愛してる
浅薄な子供の戯言にああも踊らされるもんかね。あと若者のステレオタイプな描き方どうにかならんでしょうか。
嫌われ松子もそうだけど、長々と踊らされてるの見てると間延びします。
スーパーだかの屋上でドンパチやるのは面白かった。
何したって最後まで死なないんだろうな感満載の破天荒パパは安心して見れました。
見る方の精神が混乱しているからに過ぎない。
映画「渇き。」(中島哲也監督)から。
鑑賞後、評価が分かれる作品だろうなぁ、と思った。
ストーリーはともかく、画面の激しい揺れや、溢れる流血シーン、
この表現方法が「渇き。」には、必要だったということだろう。
私は、意図や流れの整理が付かず、頭が混乱してしまったが、
作品冒頭に流れる台詞とテロップが、そのヒントになるだろうか。
「愛してる・・」「ぶっ殺す」と意味深な台詞と、
「ある時代が混乱して見えるのは、
見る方の精神が混乱しているからに過ぎない。Jean Cocteau」
と書かれた文字から、ジャン・コクトーの言葉とわかる。
彼は、フランスの芸術家。詩人、小説家、劇作家、評論家、
画家、映画監督、脚本家として多くの活動を行ったらしい。
そのフレーズが冒頭に流れた意味は、けっこう大きい。
「混乱」というより「狂う」という表現が相応しい作品であるが、
2015年、話題の中心になりそうな「吉田松陰」も、
自らを「狂愚」と名乗ったことで有名だから、
それくらいの想いと行動がないと、常識は打ち破れない、
ということだろうか。
なかなか理解するのに難しい作品であるが、裏を返せば、
常識を超えた見方が出来れば、素晴らしい作品、と言える。
P.S.
ちなみにタイトルの「渇き。」は、作品の中で使われた
「ヤクにハマると喉が渇くだろ?」というフレーズがヒントなのか。
最後の句読点「。」も、気になるところ。う〜ん・・(汗)
清々しい
とても良かった。俳優全員キレてて観てて清々しかった。特に役所広司のキレた演技は強烈で恐ろしくて最高だった。妻夫木くんオダギリジョーも素晴らしかった。全員わるもので気持ちの置き場がなかったけど、自分の世界は一応正常で幸せだと感じれる。
みんな狂ってるから、この作品から何かを得るという事はないけど、疾走感と狂った愛情にドキドキしっぱなしだった。
こんな風に映像化されたら原作者も幸せだろうな。
グロい
元刑事の離婚して離れた父親がカバンに覚せい剤を残して失踪した娘を探す話。
基本的に頭がキレてる人しか登場してないが皆上手く演じてて迫力があった。役所さんもああいう役やるんだなぁっていうのと小松奈々の存在感は相当だった。正統派の美少女じゃあの役は出来なかっただろうなと思う。
映像やつくりもアニメーションだったり、過去を途中途中で混ぜてたりで、上手く話をまとめてたかなと思う。分かりやすい話ではないし、血の描写が多く、グロいシーンが多かったけど面白かった。最後の役所の徹底的に追いつめる感は好きだった 笑
2回観て...
映画館でも観て
さっきDVDで観ました。
映画館で観たときは正直微妙で
派手にやっただけに見えましたが
もう一度観たら
ストーリーもちゃんとしてるし
構成も面白いと思います。
映画館で観た後、なんだよあのラスト...って
思っていたのですが
中谷美紀の顔...。なるほど...。
キャストも十分に良く
気分が悪くなろうと観て後悔しない作品だと思います。
中谷美紀は、嫌われ松子やこの役のように
狂ってる役のほうが魅力が増すと思います。
リアルな嫌さ。
呪怨 始まりの終わりと一緒に見ましたがこちらの方がリアルな怖さがあった。
名優の方が沢山出演されており、演技はすごくよかったです。
ただ、説明不足な箇所やすぐに理解できない箇所があった為、難しい映画だと思う。
やっぱりミステリー。
深町秋生の「このミステリーがすごい!大賞」受賞作が原作になっている。
原作がどのようなものかわからないが、ミステリーとつくからにはきっと論理的に物語が組み立てられているのであろう。
高校生の少女が裏組織と通じているというのをもっと説得力のある筆致で描いていることであろう。
中島哲也はこの原作を解体し、再構築したに違いない。「嫌われ松子の一生」の手法だ。
だが、そこは原作がミステリー。結末を描かないわけにはいかない。
映画としては藤島(役所広司)と愛川(オダギリジョー)の対決で終わってもよかった。娘の加奈子(小松菜奈)は愛川が写真を取り戻すために連れ去ったことにしてもよかった。浅井(妻夫木聡)とケリをつけるところで終わってもよかった。
ラストのエピソードを入れたことで、それまでの映像的エネルギーが少ししぼんだ感さえある。
確かにラストはインパクトのあるシークエンスであった。特別出演的だと思っていた中谷美紀が、唐突に前に出てくる。
たが、これがミステリーを映像にするときの落とし穴なのかもしれない。
「進撃の巨人」を降板し、しかも別の監督(樋口真嗣)で撮影が始まっている。そんな状況である。もっとすごいものを見せてくれなければ、降板した意味がないと思う。
今後に期待している。
役者さんは、いい。
渇き。は、公開前から凄いプッシュされていて、至る映画館でポスターを見る度に「妻夫木聡とオダジョー、いい顔してるなぁ」と思っていました。
実際に観てみると、妻夫木はやっぱりいい。あぁいう表情をする彼をみてみたかった。
ラストのオダジョーもよかったが、演出自体がちゃっちいというか、物足りなさを感じました。
それから、主人公の狂い方。学校一の美人で信頼も厚く、頭も良い彼女が、どうしてあのように狂ってしまったのか。
物語中で明らかになったのは、主人公が「どんなことをしていてどのように狂っていたか」だけで、どうして家庭内暴力までをもしていた父親までも翻弄する程狂っていたのか、明らかになっていない。
そして父の存在。ハッキリ言うと、あの父には汚しさしか感じず、画面に映ると不快感さえも覚えてしまいました。それがいいところなのかもしれないですが、殴られて血まみれのまま普通に街を歩いていたり人に会ったり、と、ありえないことだらけで自分の中で突っ込まずにいられませんでした。
グロ部分も、安っぽい、と感じてしまいました。映画自体「狂っている」ということを全面に推しすぎて、物語の内容は結局「???」という感じです。
最後に言うと、たしかに物語に出てくる人物全員「狂って」いました。
渇き。
かなこに狂わされる人たち。
常人にはよくわからない世界、そんな世界に愛する者が足を踏み入れたら殺人なんて簡単に起こしてしまえるんだなと。
この映画のなかで狂ってない人間なんて居ないんじゃないか?そうも思えた。
役所広司さんがただただ人間離れしたくもなるような人間臭さ。愛を求めて、本能に屈するそんな、人を演じているのを観て、好感をもてました。ここまで役に入り込めるものなのかと。時代背景がゴチャゴチャになりかけたので、原作本を読んでみたいと思いました。
中身がない。
致命的に人物の描きこみ不足。
妻夫木くん、きみはなぜいつも同じ味の飴を舐めているの?オダギリジョーはどうしてあんなに綺麗なスニーカーを履いているの?役所広司はあんなに血まみれの服で予備校に聞き込みに行ってるけどどうして誰も何も言わないの?
などなど、雑音が多すぎてとても入り込めたもんゃない。
そして、過激かと思いきや肉体の露出に関しては臆病で、個人的には中盤の2箇所では裸を出すべきだった人物がいたけどなんてことなく終った。あれで良いなら中途半端なレイプ描写なんて入れなきゃよかったのに。
あとラストが酷い。あの効率の悪い作業をさせるのを狂気と見るのは無理がある。ただの頭の悪いおじさんでしかない。役所広司が知的狂犬ではなくただの頭の悪いおじさんだったのはこの映画最大のがっかりポイントでありました。
というわけでつまんなかったです。役者さんは良くも悪くもみんな頑張ってたので星1つかなー。
これでもきっと監督はセンス全開だぜとかおもってそうなのでそこが怖い。
狂気エンターテイメント!
まず、一言。
この映画は怖すぎます。そして、見る人を選んでしまう作品です。
幸い、僕は苦手では無かったのでよかったのですが、となりに座っていたカップルの女の子は、マンガ喫茶のシーンを見た後に席を外していました。
しかし、良かったのは役所広司の演技!
ろくでなしで、酒癖悪くて、暴力的で、
しかし、それでも別れた妻と娘を思う気持ちは誰にも負けてない、
そんな複雑な役を見事に泥臭く演じていました。
この作品にでてる登場人物は皆狂っていて、
これまで誰も見たことのないような世界観を
見事に創り出していました。
中島監督の作品は本作を見るのが初めてですが、「告白」も本作同様に高校生が絡んでいる、「悪」を描いている作品なのではないか?と勝手な解釈をしてしまうほど。笑
実際、このご時世、高校生が絡んでいる事件は全国であとが断ちません。
そんな、「悪」がはびこった、「負」の世界を描き出し、愛娘を守るがために、暴走していく父の姿を写しだします。
次に描写です。
本当にR-15指定か?と疑いたくなるほど、グロかったです。
特に、オダギリジョーとの肉弾戦のシーン、とヤクザに捕まってしまうシーン。
いや、臓器見せたらマジ、ダメでしょ!!
って感じでした。
個人的に、ハマったのは妻夫木聡の役柄と
でんぱ組の演出の仕方ですかね。
特に妻夫木の「はい、確保〜」の台詞は思わず、クスっとなりました。笑
そして、でんぱ組の演出ははてな?と思いましたね。個人的なワガママですが、なんかこうもっといい方法は無かったんですかね?笑
まあ、なんやかんやでとても深みのある作品で楽しめました!
ですが、苦手な人はとことん苦手だと思うので、ご鑑賞の際は充分注意ください。
あと、鑑賞するなら1人がオススメですよ!笑
バケモノ親子。
幾ら渇き切っていても、ここまで凄惨なことは出来ない。
…って鑑賞者に思わせようとして描いているのだったら、
中島監督の狙いは当たったことになるんだろうか。
まずこんな非業凄惨暴力血まみれシーンがテンコ盛りの
作品を、さぁ高校生!1000円だから観ようねー!っていう
ノリでキャンペーンをやっちゃう製作サイドの良識を疑う。
が、結局気持ち悪くて席を立った人というのもそういない。
乗せられてしまったJコースターから、降りられなくなって
しまった観客は、ドラッグ漬けにされる被害者と相違ない
のだろうか?なんて、色々なことを考えたくても考える余地
を与えないほどの異様なテンションで物語はグイグイ進む。
いやー。何回目をつぶり、何回下を向いたことか。
ある意味、原作に忠実すぎるという映像の凄まじさ。
例えばタランティーノや園子温作品などにも血まみれ描写は
ふんだんに取り入れられるが、彼らの作品だと笑える。
なぜならそれを彼ら自身が作り出しているのが鮮明だから。
ところがこの作品には、あり得ない劇画だと思わせる材料が
少ない。妙なリアリティが強調され、実際に、自分の子供が
どこで、何を、しているのか分からない親御さんが多いので
ひょっとしたら?が頭を駆け巡ると異様な不安感に襲われる。
そもそも、あの刑事とあの妻の娘だ(ゴメン)、さもありなん。
と思われても仕方ないところだが、優等生ヅラして恐ろしい
事件をしでかしていたのがどんどん暴かれるにつれ、恐怖は
ピークに達する。素直に怖い。これはホラー映画じゃないか。
畳みかけるハイテンションの画は、逃げ出したい心情を一切
気にもかけず、最後までノンストップで描き切っている。が、
後半になると暴力漬けにされた観客の目が慣れて疲れてくる。
…まだやるのか?…まだ行くのか?…まだ探すのか?と。
トンデモないバケモノ娘という難役を演じ切った小松菜奈は
大したものだが、やはり私的には徹頭徹尾、役所広司の映画。
アカデミー賞級の演技をほぼ独壇場で見せつけ、粗暴で過激な
父親を猛猛と演じ切っている。彼こそバケモノ役者だと思った。
(ラストも救いがないなぁ。この毒を違う色で描けるものかしら)
渇き。みました
ラストがちょっと拍子抜けしました。
主人公の、娘を求めるクライマックスな渇きをもっと描いてほしかったです。
雨や水・血・ギラギラとした脂ぎった汗は、ストーリー通してあるのでタイトルとも通じる一貫したイメージがありました。
それだけに最後の雪山のシーンはなんだか綺麗すぎて、別の映画になったかのような印象を受けました。
娘のかなこのミステリアスさは、ポスターの時点で惹き付けられてしまいました。劇中も非常に魔性が溢れていて素敵です。
ただカット演出のためか、かなこと他の登場人物との触れ合いが短くて、もっと見てみたかった!と思いました。
痛みに鈍感な
ストーリーも描写も、装飾過多で、リアリティに欠く。
(この監督さんの作品は毎回確信犯的にそういう作りだ。)
なので、バイオレンス&セックス&ドラッグ描写も、あんまり痛くない。
そのまま「嘘っぽさ」を貫いて行けば良いものの、どうでもいいシーンで、現実味を匂わす。
ファミレスで母娘(役名は無い、エキストラ)が物を食べている1シーンがある。特にセリフも説明も無い。普通の親子の普通の光景だ。それなのに何とも言えず寒々しい。痛々しい。酷薄な感じすらする。
何でこんなシーンを入れるのか。普通の風景も普通の親子も、実際、痛々しいんですよ、映画以上に。とでも言いたいのか。非常にイヤで印象的なシーンだった。
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加奈子、その母親、そして父。
母親は、自分の渇きを癒すのに精一杯(不倫とかして紛らわす)。
父親も、自分の渇きを癒すのに精一杯。
加奈子を好きな中学生と、父親の描写が、クドいくらいに交互に出てくるので、
二人の「加奈子はオレのもの!オレは加奈子のもの!」という愛情?恋情?劣情?が同レベルに見える。
父性愛というより変態。暴かれて困るのは娘の悪行より寧ろ父親の中身。
母性も父性もあったもんじゃない。その帰結として、子ども達(加奈子ら)は、
自分の痛みには敏感だが、他人の痛みには鈍感な、愚かな群れとなる。
(この映画、ハチャメチャなようで、因果な話だなと思う。)
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自分の痛みには敏感だが、他人の痛みには鈍感な、群れ。
露悪的でリアリティに欠く描写は、「こんなの映画の中だけの話だから安心してね(笑)」と言ってるようでもあり、
無駄に現実味を匂わすあたりで、「実際、みんな、他人の痛みに鈍感じゃん。自分を振り返ってみれば?」と観客に説教を垂れている感じもする。そこが、この映画の居心地の悪さなんじゃないかと思う。
バイオレンスな外皮が「毒」なのではなく、もうちょっとタチの悪い「毒」がある映画だなあと思った。
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追記:バイオレントな本作、タランティーノや70年代邦画に、ちょっと寄せて作ってある。でも、それらの作品を観ても居心地の悪い感じはしない。
タラ映画にはある種のヒロイズムがある。70年代邦画はフィジカルな滾りがある。
この映画、そこらへんをあえて排除しているなあと思った。
見ていて疲れた
登場人物が嫌な人しか出てこない上に、カットが細かくて疲れるし、時系列がごちゃごちゃして把握するのが大変で、見ていて頭が痛くなってしまった。
時折血しぶきがアニメになっているのと、リアルに刺さっていたりするのが混在するのがなんだかもったいなかった。そこは丹念に描いた方が怖くてよかったのではないだろうか。
役者さんは皆さん、すごく上手だった。役所広司が乗るグロリアの古いのがすごくかっこよかった。ぶつけてガチャガチャになるのがもったいなかった。
妻夫木聡がクールにチュッパチャップスをなめるイライラするキャラで出ていたのだが、特に成果をあげる場面はまったくなく、大丈夫なのかと思ったら派手に撥ねられていて面白かった。
不良のパーティでて享楽的で退廃的な場面としてでんぱ組.incの音楽が使われているのだが、でんぱ組.incはどちらかというと涙ぐましい活動を続ける地下アイドルで、不良が好きなのは安室ちゃんとかエグザイルみたいなのではないだろうか。使ってもらえるのは、でんぱ組.incにとってはありがたいことだ。
『告白』の時も感じたけど、中島監督はいじめをなんとも思ってなさそう。いじめられっこに同情的な気持ちは欠片もないのではないだろうか。少なくとも、いじめを本気で嫌がっている人の表現とは思えない。本当のところどうなのだろう。
しかし、今もこのご時世で、暴力映画を大作映画のキャスティングと予算でフルスイングで作るのは大したものだ。
評価しづらい
なんて言ったらいいかわかりません。
率直に面白かったかと聞かれればそれなりに面白かった。
話自体はしっかりしてるし演出の凄さなのか、話のグロさにそこまで目がいかずしっかり話を楽しめたと思います。
ただ、最後の方の失速感。雪山のシーンなんであんなに長いんですかね?あれはいらない。
あと、役所広司さんの演技が上手すぎて、気持ち悪すぎて汚くてイライラしました。笑
とにかくこの映画の見所は若手俳優!
松永役の高杉真宙くんあんな不良で狂った役も出来るんだと驚きました。へらへら笑ってる演技好きです。
そしてなんと言ってもボク役の清水尋也くん、とことん惨めな役似合ういい俳優さんでした。15歳と聞いてちょっと不安になりましたが、、、
ふみちゃんも小松ちゃんも良かった。
プリンスシネマ
久しぶりの映画がこれ。
珍しく、1ヶ月程見たい映画を見つけられず、お久しぶりの鑑賞がこれ。
CMみて、絶対見よう!!と思いましたが、グロくてエグくて。。。という感想ばかり聞くので、すごく悩んで、それでも見ました。
エグくてグロくてのシーンは3回くらいは目をつぶり、耳を塞ぎましたが、イタぶって、イタぶってというより、わりとあっさりが多く、私には珍しく、あとは引きませんでした。
そう、あとを引かない映画でした。
途中から夢落ち?って心配になるほどに夢なのか、現実なのか、願望なのか。。。不思議なカットが何度もぐるんぐるんする。
でも、中身がない。
それがまた、キマってる女子高生の夢っぽくて、悪意なき悪というか。。。無邪気すぎてこわいというか。。。救いようがないというか。。。
これを見て嫌悪感を抱くことが正解なんだと思うので、酷評もつけばつくほど、監督の思惑通りなのかなー?
私的にはヘルタースケルターを見たときと同じ感情になりました。
異次元物語というか、感情移入できないというか。
CMの出来が逸品でしたね♪
全60件中、21~40件目を表示