「広げた風呂敷畳めてない」渇き。 りぷ太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
広げた風呂敷畳めてない
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渇き。この映画のCMを見て劇場へ足を運ぼうと決意した人が大多数だろうか。
さすがCMディレクターの作品。
CMだけなら大変面白そうな作品に見える。
カメラのアングル、音楽、カットこれは本当に凝った作品だと思うが、凝りすぎたというか、カット割が上手い監督を真似て、上手く再現できていなかったというか…
役所広司を主軸として、失踪した加奈子を捜すという大筋のストーリーなのだが、加奈子の描写が少ない分、加奈子の周りにいた取り巻きがどういった人物なのかが、説明不足かつ、豪華俳優人の出演時間の取り合いの如く、一人一人の説明を端折りすぎている。
そしてクライマックスでは、衝撃とレビューされていたりもするが、尺の都合なのか、逃げのようにサクッと犯人がでてくる。
原作を私は未読なので、なんとも言えないが、もし、原作を忠実に再現した映画であるならば、この映画も原作も駄作であると思う。
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