「日本映画の希望」渇き。 ゴエンノスケさんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画の希望
今の日本映画でこんなパンチ効いた作品作れるのは園子温と中島哲也しか思いつかない。この2人は絶対的オリジナリティで過激であるにもかかわらず幅広い層に受け入れられ、ヒットをとばせる。特に中島監督は過去の作品もだが世間にちゃんと届け、話題度もかなり高くそこまでやれてるのがまず凄い!そしてこのよ2人に共通してることとして他に役者の魅せ方、活かし方がうまい。渇き。の小松菜奈さんを新人であそこまで注目させる(ドコモのCMも中島監督。そこから含めて)打ち出しは昔の原田知世や薬師丸ひろ子の映画女優という枠に近いものを感じる。
渇き。の作品自体はキャラ、魅せ方の旨さがまずあげられる。休む間なくテンションが続き時間軸を交互にみせることにより、適度に頭を使わせつつ、エログロでも目を引く。エログロのテンションでは近年の韓国映画の傑作群や冷たい熱帯魚、愛のむきだしなども思わせる。
とにかくこれだけのパンチの効いた作品を高校生1000円と打ち出し、世の中が食いついてることが素晴らしい!
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