劇場公開日 2014年5月10日

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「切実感が」ブルージャスミン xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5切実感が

2014年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

ウディ・アレンはいろんな作品で。様々な女優を起用している。
前はダイアン・キートン、ミア・ファロー、そして、最近ではマリオン・コティアール、エヴェン・レイチェル・ウッド、ナオミ・ワッツ、そして、今度のケイト・ブランシェット。
みんないい女優だし、僕のファイバリットも多い。

でも、それでも、それが彼女たちのNo1の映画だったか。というのとは違う。ウッデイ・アレンの作品が重厚とか胸に迫る映画というのではなく、どちらかといえばウェットに富んだコメディだからだろうと思う。
シリアスになりすぎないように気を使っているようにも見える。

この「ブルージャスミン」はどうだったか?
ウッディ・アレンにしてはシリアスだという。
主演のケイト・ブランシャットはアカデミー女優賞を獲ったくらいの演技だった。セレブの世界から庶民の世界に落ちてきたひとりの女を演じていたのだが・・・確かにときどき、現実と過去が入り混じって、錯乱したりするのだが・・・

それにしては、僕には現実ってこんなものじゃないだろうって感じてしまった。躁うつ病?・・・特にうつ病とは、こんなにポジティブじゃないんだ。もっとじと~としていることが多いのだ。
ネガティブ・シンキング・グズなんだ。そう、グズグズしているのだ。そんな場面があれば、もっと現実感が出て、僕の思い入れも入ったろうが・・・

やっぱり、ウッデイ・アレン監督とは相性が合わないのだろう。

xtc4241