自分の事ばかりで情けなくなるよのレビュー・感想・評価
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世の中をうまく渡って行けない若者たちのオムニバス作品。 そこにクリ...
共に初々しさを感じるオムニバス的な群像劇、眩しさがまた悪くない
怒りという感情がモノを破壊することで精算できるなら、どれだけ壊してるだろう。松居大悟監督にもがきを感じるし、クリープハイプの名盤もまだ青くていい。その不出来な部分も嫌いになれない作品。
『ちょっと思い出しただけ』の2回目をより楽しむにあたり、カギとなる「松居大悟×クリープハイプ」を解いてみることにした。フォロワーさんから円盤を借りて初鑑賞。
確かにPVに肉付けした様な仕上がりにはなっているが、曲の輪郭を浮かばせる映像は魅力的。ただ、純度が高いのは元々PVだった『イノチミジカシコイセヨオトメ』と『あたしの窓』のみで、後半は少し混ざりすぎて黒くなった絵の具の様。イントロダクションノートが付いているので、そこは深く潜ってみたい。そういう意味では、両者は共に青くて初々しい。また、お互いより高い地点に来たのだとしみじみ感じる。
演者もなかなかフレッシュ。山田真歩も貫禄より若さが勝り、黒川芽以も透明感が前面的に出ている。そんな中、池松壮亮の質は相変わらず一級で、さすがの一言。こうして『ちょっと思い出しただけ』で1番に指名するのも分かる。これは俳優としてだけでなく、枠を超えた盟友でもあるのだろうけど。諸々空気も楽しめた。
ある種の実験作であり、ウブさがまた堪らない。こうして再びタッグを組み、「パイプ」を取った「ナイト・オン・ザ・プラネット」を松居大悟監督の手で映像化する。また一層楽しめる予感がする。
ほぼ傷付ける、ほぼクリープハイプ
4本入りだけどほとんど傷付ける
傷付けるが1番好きだしもっと長編で見てみたかった・・最後は悲しくも苦しい感じでした・・
クリープハイプのMVを見てたのでほぼほぼ知ってる感じが否めなかった・・
すこし勿体ない感じもしちゃった・・
監督に導かれて
PVを映画にしちゃったらこうなった。
LIVEに行きたいってコレだよなって感動。 社会人でLIVEで1曲...
そのままで生きていく
クリープハイプの曲と池松壮亮くんが好きで東京国際映画祭の時に見ました。
正直、2時間の映画と考えるとちょっといいものかどうか分からないけれど、胸がぐっとなる瞬間のある映画でした。映像と音楽の力って無限。
この映画に出てくる人はそれぞれ全員が本当に「自分の事ばかり」で情けなくなる日々を送っていて。映画なのに、だれもかっこいい人出てこない。前向きな人もいない。
それでも好きなバンドのライブに行くとか、ピンサロ嬢でもよっしゃ今日はやるんだって気持ちで突然全力疾走してみたりとか、誰かのために何かを変えようと思ったりとか。
そんなちょっとのことで浮上して、次の日にはまたきっと戻っていく。
本当の映画で起こるような、劇的な何かはきっと起きない。
運命の出会いがあって突然人生が変わるとか、そんなことは結局無い。
それもで、また落ち込んで、浮上して、それを繰り返して人は生きていくんだってことをただそっと「それでいいんだよ」って言ってくれているような映画だと感じました。
それぞれの境遇が特殊だから、全部が全部共感できるわけじゃないけれど、上に書いたような事は同じだと思った。
明日からは変わろう、変われるかな、うん、頑張る。
でもやっぱりだめだった。
でもまた頑張ろう。
人生をエネルギッシュに、パワフルにまっすぐ生きれたらそらいいんだけど、そんな事なかなか難しい。
失敗して浮上してもがいて生きていこう。
個人的にはピンサロ嬢と彼氏が復縁してくれてよかった。なんか応援したい。
(見た時は時系列が分かんなかったけど、監督がそう話してた)
あと、いろんな人がいろんなストーリーに入り込んでくるから、それぞれの人生はそれぞれの世界でしか進んでいかないんだよなっていうのを改めて実感した。
私が今日電車で一緒になる人たちにも、それぞれたくさんの人生があるんだ。
皆がみんなの事情をもって生きていく。
誰がどんな痛みを持ってるかは分からないけど、ちょっとでも考えてあげられたらいいね。
ただ、やっぱりPVをつないでというか元がPVだからストーリーがちょっとわかりにくくて、映画としては???なかんじだけど、映像と音楽の力を再認識させてくれた作品。
ラストシーンの池松君、すごかった。
あの現場すごい緊張感ですごい空気だったんだろうなって勝手に想像して興奮した。
なんかさわやかな青年というイメージしかなかったんですけど、なんでもできちゃう人なのですね。すごい。
後半は、良い
もやもや。。
池松くんがよかったーーー
クリープハイプと池松君が好きだからみてきました。
前半があまりの退屈さに欠伸が我慢できず、椅子の座り心地の悪さに意識がいってしまうほどでしたが、池松くんが出てきた後半からは面白くなってきたかなー?って感じです。
とりあえず欠伸はせずに集中して見ることはできました。
欠伸を連発した作品だったのに、池松君の演技がよくて、最後のシーンでうるっときてしまった自分にビックリです。あと、オタク役をした人のブチ切れも素晴らしかった!
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