劇場公開日 2014年4月12日

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「世界の終わりまで、飲んで、飲んで、飲みまくれ!」ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0世界の終わりまで、飲んで、飲んで、飲みまくれ!

2014年11月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

「ショーン・オブ・ザ・デッド」に「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」…。
監督エドガー・ライト、主演サイモン・ペッグ&ニック・フロストのイギリス・コメディの名トリオ。
ゾンビ映画、ポリス映画に続く今作の題材は、「ハングオーバー!」+侵略SF映画!?

幼なじみの中年男5人が、高校卒業時成し得なかった故郷のパブを12軒ハシゴするという伝説に再挑戦。しかし、町の様子が変。何と、宇宙人に乗っ取られていた…!

酒飲みに侵略SFという異色のジャンルの組み合わせ。

前半は中年男たちのおバカコメディ。
そもそも、珍伝説に再挑戦する事になったのは、リーダー格のゲイリーが言い出したから。皆大人になっているのに、一人だけ昔のままのウザい奴。
旧友は最初は嫌々だったが、アルコールが体に入ると段々とノッてくる。
何だかんだ言って、腐れ縁。

中盤から唐突に、SFが侵略。
おそらく「光る眼」をベースに、往年の侵略SFへのオマージュとSFネタをマニアックに込める。
ちょっと変わったエイリアンと侵略理由。

意外にも体を張った肉弾アクションと、中年男たちの涙ぐましい(?)奮闘劇は、なかなか高揚させてくれる。
そして、一体全体どういうオチになるのかなと思ったら、終末世界+アウトロー風!?

まるで、好きなものをたっぷり詰め込んだ破天荒な内容。
正直、今作が酒飲みで、次作が侵略SFでも良かった気もするけど(笑)、面白かったからOK!

サイモン・ペッグ&ニック・フロストも今やハリウッド話題作に出演して人気者。
アノ007役者や「ゴーン・ガール」が期待の柔らか雰囲気の美人女優もこっそり出演。
エドガー・ライトの「アントマン」、見てみたかった…。

かく言う自分も、バカ友と酒飲みするのは好き。
こういうの見てると、お酒を飲んで遊びたくなってくる。
ほどほどにね。エイリアン退治は勘弁だけど。

最後に、私事ながら…
遂にレビュー総数1000本到達!!
\(^o^)/

近大