007 スペクターのレビュー・感想・評価
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うまくまとまった作品
タイトルのスペクター。悪の組織との対決!かと思いきや過去にボンドが育てられた里親の義理の兄弟がルシッフル、シルバ、Mの死に愛する人の最後まで巧妙に仕掛けてボンドを追い込んでいた。それがスペクターのボスだった。レア・セドゥがすごく美しく艶がありうっとりする、ダニエルボンドの4作品をうまくまとめた内容、ジャッカン張り付けた感もあるがスカイフォールよりは断然にいいでき!レア・セドゥと最後を共にする。
いつもボンドガールは消えてしまうのでなんだかほっとした。次もレアをだしてほしい
スカイフォールから...
ダニエル・クレイグがボンドを演じる第4作目だったが、1作目の『カジノ・ロワイヤル』2作目の『慰めの報酬』そして3作目の『スカイフォール』の延長線上に位置するのがこの『スペクター』だ。
謎の組織、スペクターの秘密が明らかになる
Writing's on the wall. ダニエル・ボンドの4作目にして集大成!
ダニエル・クレイグ主演のジェームズ・ボンドの4作目にて集大成的作品です。集大成だけあって、過去3作と繋がりがある内容になってます。一応全部観たけど微妙に忘れてる自分にとって、所々に過去の作品の敵キャラ出てくると、あーこんな人いたけど誰だったっけ??という気持ちになりました。うーん、復習しとけばよかった・・・
今回は爆発の量でギネスに載ったそうです。確かに爆発はいっぱいありましたが、見せ方が意外とあっさりしてます。監督のサム・メンデスが基本的にアクション畑ではないので仕方ないのでしょうか?アクションに関していえば冒頭のメキシコでのシーンやカーチェイス等なかなか見応えのあるシーンは多かったですが、爆発物には向いてない感じがしました。
なによりレア・セドゥは美しかった!!MI:4にもちょこっと出てましたが、アクションもこなせるいい女優さんですね。逆にモニカ・ベルッチは何故出た?という感じでしたが。
さて、ディープな007のファンじゃない私にとって、ラスボスのオーベルハウザーのボンドと義兄弟設定は昔からあるものなんでしょうか?スペクターのボスはボンドの義兄弟って有名な設定だったりします?ピアース・ブロスナンからしかボンドを知らないので「ボンドに兄弟いたんかー!?」っとビックリしました。合計24作も続いている事はスゴいですが(同一のキャラクター物では一番長寿?)、最初から観るのはかなりハードル高いっす。
もうボンドを引退表明しているダニエル・クレイグですが(確か契約では後一本残ってるハズ)、確かに次があっても蛇足になりそうな気がします。まさにダニエル・ボンドの集大成と言える作品でした。
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追記
という訳で2020年のダニエル・ボンド最終作へ向けて見直し007第4回です。
一気に振り替えると過去作との繋がりがわかって面白いですね。それでも本作で完結しててもおかしくない状況なので、果たして最終作はどうなってくるのか、蛇足にならずちゃんと有終の美を飾れるのか、出演陣は豪華とわかってるだけに期待に胸膨らみます。結末はいかに!?
破壊と暴力にちょっとがっかり!
ジェームスボンドシリーズ24作目。ダニエル クレイグにとってはボンド役4作目。撮影は、メキシコシテイー、ローマ、ロンドン、ウィーン、モロッコのタンジール、エルファドなど。製作費用$245ミリオンで、今まで製作された、他のどの映画よりも高い費用をかけて製作された。
ストーリーは
爆弾を使ったテロが世界各地で頻発している。英国女王陛下機密機関では、主要国9か国の間で共通の情報システムを作り情報を共有することを、各国の秘密機関に提案していた。この案を進めるために、新しく「C」が仲間として、派遣されてきた。
一方、ジェームス ボンドは、殺された前任者の「M」(ジュデイー デインチ)が、亡くなる前に送ったと思われるメッセージを受け取る。「マルコ シエラを殺してその葬儀に参加せよ」、という短いメッセージだ。ボンドはメキシコシテイーに飛び、街が「死者の祭り」で、ごったがえす中、ギャングの親玉マルコ シエラを殺す。ロンドンに戻ったボンドは、上司「M」(ラルフ フィネス)に呼び出されて命令もしていないのに、勝手にギャングを殺し、メキシコシテイーを大混乱に陥らせ、祭りを楽しんでいた数千人の観衆を危険な目に合わせ、巨大ビルデイングを爆破で崩壊させたことで、厳しく叱咤される。しかしボンドは、懲りず上司Mの命令に背いて、ローマに向かいマルコ シエラの葬儀に参加する。そこで、ボンドはマルコの妻(モニカ ベルッチ)を通じて、マルコが世界規模の犯罪組織スぺクターにかかわっていたことを知る。
組織の詳細を調べるために、まずボンドはオーストリアに飛ぶ。しかし組織のカギを握るホワイト氏は、ボンドに向かって、娘だけは守って欲しいと言い残して目の前で自殺してしまう。ボンドが訪ねて行ったホワイト氏の娘マデリン(レア セドウ)は、彼を信用せず全く相手にしないでいたが、犯罪組織スペクターによって拉致され、ボンドが決死の争奪戦ののちマデリンを助け出したことで、やっと信頼するようになり、組織を解明するためにモロッコにいくことを提案する。マデリンが子供の時に組織の幹部だった父親と過ごした小屋に滞在して調べるうちに、二人はやっとスペクター組織の本部を突き止めることができた。そこは、モロッコから東に向かうサハラ砂漠にあった。
スペクターの秘密基地は驚くべきハイテクニックな組織を持ち、全世界の動きがモニターで手に取るようにわかる機能を持っていた。そこでボンドは自分の属していたイギリスの国家安全秘密組織が提案していた9か国共通のプログラムは、このスペクターが操作することを知らされる。今や世界の情報網のプログラムをスペクターが握ろうとしていたのだった。ボンドの新しい仲間「C」は、スペクターから送られてきたスパイだった。
おまけにスペクターのリーダー、フランツ オベル ハウザーは、ジェームス ボンドにとっては兄のような存在の男だった。幼いうちに両親を失ったボンドは、フランツ オベル ハウザーの父親に引き取られて、二人は兄弟として育った。父親は孤児のボンドを可愛がり、実子の兄はボンドを憎むようになっていった。
スペクターに捕らわれたボンドとマデリンは、逃亡に成功し、基地を爆破する。しかし辛くも生きて基地から脱出したハウザーは、ロンドンでマデリンを再び誘拐する。ボンドは決死の覚悟でマデリンを救い出しに向かうが、、、。
というお話。
ボンドシリーズ24作目で初めて、孤児だったというボンドの過去が一部明らかにされる。養子ボンドと実子フランツとの宿命の確執だ。
シリーズの始めから一貫して変わらないのは、「M」と「Q」の存在だ。「M」の初代はジュデイ デインチで、いまはラルフ フィネスが引き継いだ。いつも勝手なことばかりしているボンドに怒って、叱咤してばかりいる。ジュデイ デインチが怒ると怖いが、ラルフ フィネスが怒って見せても、彼は顔に気品があって上品で、声が優しいので全然怖くない。
「Q」は、天才的にコンピューターのソフトを開発したり、腕時計時限爆弾とか、空飛ぶ車とか、水陸両用スポーツカーとか、ボールペン銃とかを発明する。いかにもオツムが良いですという顔に眼鏡をつけてベン ウィシャウが演じているが、彼はシェイクスピアをやれる舞台俳優出身の良い役者だ。第一かわいい。毎回まばゆいばかりの新車をQが作ってくれて、今回はアストンマーチンDB10で、心臓が早鳴りするくらい素敵だが、ボンドがやっぱり一番好きなのはボンド始まって以来の愛車アストンマーチンDB5だ。
映画のロケーションがどこも素晴らしい。ボンドの映画を見ると世界中が旅行できる。メキシコシテイーの祭りに集まった人々の美しい衣装、祭りの絢爛豪華なこと。ローマでは、コロシアム、ポンテシスト、ローマンフォーラム、ドームが出て来て、バチカンを正面に見ながらのカーチェイスが、すごい迫力。静まり返ったローマの夜の街を、ハイスピードで車が走り抜ける。あー!!!世界遺産が、、、と心配で、カーチェイスのドキドキハラハラも倍増だ。そして、オーストリアの美しい山々の景観には溜息がでる。雪に覆われたアルプスの荘厳さ。そうかと思うと、今度はモロッコに飛んで、美しい砂漠をコーランを読む心地良い響きに合わせるように、ラクダが優雅な姿で歩く。砂漠の真ん中に建てられたプールがあって、ふんだんに水を使った豪勢な館。画面の景色を見るだけで楽しい。
筋書はめちゃくちゃだ。どうしてさ?のつっこみどころ満載。完全武装のガードマン達が守備を固め、世界を乗っ取ろうとしている悪い組織の秘密基地に、丸腰でハイヒールを履いた彼女を連れて正面から堂々と入っていき、片手で女性の手を引きながら敵を全部やっつけて、基地を爆破して無傷で二人して逃げてこられるって、、、何てボンドは強いんだ。何百人ものガードマンは紙ででも出来ているんですか。手錠をかけられたボンドが、エイヤと両腕を広げると手錠の鎖が切れて両手自由になれるって、北斗の拳じゃあるまいし非現実的。
それにしてもよくいろんなものが壊れた。今までに作られた映画になかで一番製作費にお金をかけた映画だそうだが、ボンドは、爆弾でメキシコでひとつ、ロンドンでひとつ、サハラ砂漠の真ん中でもうひとつ大きな建物を完全崩壊させた。007の「殺しのライセンス」は、最悪のテロリストか? 小型飛行機で拉致された彼女を救うため、飛行機を操縦しながらオーストリアの森で、両翼もぎ取られ道路に緊急着陸して飛行機を完全に破壊。メキシコで1台、ロンドンウェストミニスター橋で、もう1台ヘリコプターをずたずたにぶっ壊して燃やし、ローマで2台の新車をカーチェイスの末ぼろぼろにして川に沈めてしまった。他にも何台の車が破壊されたのか、乱闘で壊れた家具とか特急列車の内部とか、すさまじい破壊と暴力。
殺人の仕方も残酷だ。大男が両手で無抵抗の男の両目をつぶして殺したり、葬儀から帰った未亡人を後ろから撃ったり、一人の男を殺すために建物全部を爆破して崩壊させたり。人を虫のように簡単に殺しまくってくれる。こういうのを見て、「スカッとしたぜい」、とか、「胸がすくような気持ちです」とコメントできる人達って、精神的にかなりヤバいのではないか。
イヤンフレミングのボンドを読むと、ボンドは女王陛下お抱えのスパイ組織の一員だが、確かオックスフォードを出ていたような、、ブランデーを口にすると、何年作でどこの畑で作られたか直ちに理解し、話題によどみなく絵画にも音楽にも古典にも精通し、社交的で、知的な趣味人の紳士だったはず。そこが、アメリカのCIAスパイとは違って、成熟したヨーロッパの文化を身に着けたスパイだったと思うが、今回の映画でボンドは一挙に孤児にされてしまった。何だか、話に兄弟との近親憎悪がとびだすと三流ストーリーになってしまう。イアンフレミングだったら、こんな筋書にはしなかっただろう。
トム クルーズの「ミッションインポッシブル ローグネーション」では、アメリカCIAスパイのトムが、モロッコの水力発電所に潜ったり、ウィーン国立オペラ劇場で「トランドット」を見ながら乱闘したり、カーチェイスや、飛行機チェイスや、バイクチェイスでドキドキハラハラさせてくれたが、ひどい人の殺し方をしたり、世界各国の観光名所を破壊したり、血が流れたり、手足がもぎれたり、首が飛んだりしなかった。珍しく血の流れない大型アクション映画に仕上がっていて、とても好感がもてた。そしてこれからは、これが新しいアクション映画の流れになっていくのだと思っていた。ところが、007の方は、依然として残酷無比な殺人、暴力のてんこ盛り、暴力に満ちた映画だった。運転中に襲われて生きるか死ぬかと言うときに、新車の秘密兵器ボタンを押すと、バックグランドミュージックの選択ボタンだったり、といった英国風のユーモアもあったが、まだウィットが足りない。ボンドシリーズ、ボンドを、ちがう役者に替えればいいと言うもんじゃない。全然斬新さがない。
ボンドガールは相変わらず胸の大きく開いたドレスにハイヒールで、男の腕に捕まって逃げ回る。男は強くて無敵、どんな拷問を受けても死なないで女を守る。どうなってるんだよ。キミは何世紀もの間、男が強くてか弱い女を守って来たとでも、まだ信じていたいのか。現実世界の日常では、暴力があふれている。人々は怒りと憎しみでいっぱいだ。時として女はハイヒールと胸の開いたドレスで、少しでもまともな男、強く賢く少々たりともマシな男を捕まえようとするが、普段は男と並んでしっかり学び、しっかり働いて社会を形造っているのだ。
雌のシジミチョウはいったん卵を抱えると、あの小さな羽で、空高く舞い上がる。それを待ち構えていた何百羽の雄のシジミチョウはそれを捕えようと、雌を追って空に向かって飛び上る。そして一番高くまで飛んで、雌に追いついた一羽の雄だけが生殖行為を許される。強い遺伝子の子孫を残すための雌の本能だ。高く飛べなかったけど、それなり良い相手だからとか、体は弱いけど心が優しいからとかの妥協なんて期待できるのは人間だけかも。
アクション映画では、ヒーローが派手に車や飛行機や建物を破壊し、残酷な殺しがライセンスでまかり通り、着飾ったセクシーな女がしなだれかかるというパターンは、もう時代遅れだ。いつまでも男女差別の激しかった時代に始まった007シリーズにこだわっていると、ジェームスボンドは時代に取り残されて、誰にも見向きされなくなる。
これは
これまでの映画に出てきたボス達は皆んな私の部下でした〜的なラスボスが登場でこれでダニエル・クレイグのボンドは完結かなと思わせる作品でした。(彼同い年なんだよな、、寂しい)
エンドロールの終わりにJames Bond will be backとありました。しかし前作のちょっとダークな後味の残るラストも良かったですが、今作の爽やかなラストも気に入っているのでまたヒロインは死んじゃってボンド復活みたいなノリの続編は勘弁して欲しいです。(そう言えばミッションインポーシブルではその辺を上手く処理してましたね)
全然関係ないけどΩの時計を、見るとアップルウォッチ買わずにこっち買う金貯めれば良かったかなと思ったりします。あ、爆発しないやつですけどね。
面白かったが。
映画としては少し長い気もするが面白いことは間違いない。
お約束のオープニングシークエンスから、久々の秘密兵器カーでチェイス、そしてあの悪の組織スペクターの登場、過去作とのつながり(過去3作の敵キャラが全員スペクター傘下だったというのは少し後付けっぽく感じたが)等々、盛り上がる要素は多分にある。
しかし、私としてはどうにも前作スカイフォールに比べると少しインパクトに欠けるように思えた。
爆破シーンも増え、アクションなどは派手になっているのだが、如何せん長いし、中盤には少し停滞感を憶えてしまった。
スカイフォールが好きだったゆえにその続編には期待していたが、鑑賞後の感覚で言うと前作の方が個人的には衝撃度は大きかった。今まで、Mとしての印象が強かったジュディ・ディンチの退場もあるのかもしれないがスカイフォールに関しては中々忘れられない思いのある作品だった。
今作はボンドガールも美しく、古き良きボンド映画風の様式美もあり、確かに面白いがスカイフォールの続編としては今ひとつなできであった。
余談だがC役の俳優はドラマ、シャーロックのモリアーティ教授役の人だったのね。何処かで見た顔だと思った。
懐かしくて新しい007
007シリーズの24作目、ダニエル・クレイグの4作目です。ガンバレル、プレシークエンスから主題歌という流れや、列車内や雪上でのアクションなど過去の作品へのオマージューなど、伝統的な懐かしさを感じさせながらも、全体的に新鮮さを感じられて面白かったです。前3作の事件の黒幕がスペクターのブロフェルドという設定や「女王陛下の007」を思わせるエンドシーンなど、オールド007ファンには嬉しかったです。
ブランドとポリシー
それとプライドだろうか?
冒頭からバードマンを彷彿とさせる1カットから始まる。
そのくらい軽々とやってのけるよ的なメッセージを感じる。
そのオープニングから始まって、タイトルコールが始まるのだが…モチーフは「タコ」である。
日本では庶民的な生き物ではあるが、国によっては「悪魔」とも呼ばれる…こいつが、大いなる闇と威厳を醸し出すのだが、「タコ」だけに吹き出しそうになる。
だが、ブランド感満載で007の世界に誘ってくれる。一昔前の得体の知れないサスペンスを感じさせる。
馴染みの「タコ」だが、あれはホントに俺が知ってる「タコ」と同じ物なのだろうかと。
物語はワールドワイドで、とてつもない陰謀に007が挑んでいく。
その構築される世界観が見事である。
秀逸なのが緊張感である。
ドキドキハラハラってヤツじゃない。
命が危険に晒されるっていう、息を飲む緊張感の方。これをしっかり印象つける事によって物語がしまる。
確固たる悪の輪郭や危機感が浮き彫りになり、それを乗り越える主人公の強さと超人的なキャラに転換されるって寸法だ。
他のタイトルの追随を許さない。
なんの威信がかかってるんだと思うくらい妥協を許さない…そんな気概を感じる。
試行錯誤し、あらゆる事に注意をはらい、ベストなものだけをチョイスし、編集しました…的な完成度。
それはBGMもしかりであり、大音量で長い時間流れてるにも関わらず、全くドラマを邪魔しない。当然、ドラマを盛り上げてくれる。
久しぶりに映画らしい映画を観たような気になった。
ダニエルの007で一番の駄作
本日モーニングにて見てきました。けっこう見ている人は居たかな。
もう1作ダニエルで作る予定だったと言ってたが「これで終わりと決まってます」的な脚本。あっちこっちロケは豪華。車もピカピカだけど装備がつまんない、時計もつまんない。お手本のようなスパイ映画・・
とも言えない行き詰まった感の脚本。つまんないです。歴代の007からもらってきたような場面のつなぎ合わせ感ハンパ無い。映画の画面としても陰と陽も感じられず光の使い方もヘタ。唯一よかったのはレアの輝くばかりの美しさとミッションの時は少女っぽさも残し演技もイマイチだったがしっかりと演技が身に付いて来たこと。流し目最高です、これからが楽しみな女優さんになった。後は砂漠をながーい列車が走るシーン。すごいなあ 鉄路ってすごいと思ったが砂煙に見える列車はレッドベアーがキハの古い車両か食パンをひっぱってるようにも見えない事もなかったです。全作が良すぎたのもあったと思いますが、ピアースの作品でもここまで駄作とは思わなかった。リターンって出ていたから 誰になって戻って来るんだろう。とりあえず次を楽しみにしてます。
まず掴みからしてひどい 007シリーズ恒例である冒頭の鬼ごっこには...
まず掴みからしてひどい
007シリーズ恒例である冒頭の鬼ごっこには、疾走感や緊張感がなくアクションのキレも悪い
この時点であれ…?今回ショボくね?となった人は少なからずいるだろう
展開はMI5とかなり似ている
本部の解体、チーム戦、人質に爆弾を着けられるなどと
いろいろ被っているのだがMI5のようなテンポの良さや騙し合いは無く、ロケ地の映像美のみが勝っている
いや、MI5もロケ地を綺麗に撮ってたな…
またMIシリーズと差別化を図る為か、007のヴィランはボンドに対する私怨を原動力としているが、今作のブロフェルドは前作のシルヴァのような動機を語る場面が少なく、いまいち感情移入できない
2時間半もあるのだからもう少し無駄を削ぎ落として欲しかった
クレイグ・ボンド、堂々完結?
前作スカイフォールの続編
007の最高到達点の続編とあって緊張していた。
見終わった結果‥‥感想は‥‥
「分からなくもない❗」
どう言うことかというと
「スカイフォール」を越える「スカイフォール2」のような作品を期待していたばかりに、
長年続く007シリーズの事をすっかり忘れてしまった事だ。
そうなのだ❗
この作品はスカイフォールとは全く対極の作品なのだ‥‥(決めつけたはいいものの、あくまで私の思ったことなので間違っているとは思うが)
所々にオマージュと少し理解しがたい辻褄合わせが入るが、
「それは007だからわかってるでしょ?」
と言わんばかりに先に進んでしまう‥‥
「スカイフォール2」を期待していた私にとっては、
とんだ肩透かしだ❗
鑑賞中に頭の中で「メンデスぅ~それじゃないじゃ~ん」と何回思ったことか‥‥
しかも「カジノロワイヤル」から物語は繋がっていた‥‥とか言っていたが
「メンデス兄さん、それは都合が良すぎるんじゃないですかー?」
スカイフォール完全に単体の映画でしたやーん!!!
007愛に溢れた映画だったのは分かるが
求めていた作品では無かった‥‥
MやQが今回、大活躍するが正直言って、どうでもいい
てか要らない‥‥
クレイグ・ボンドの作品としては最下位だったが
映画の出来としては、まぁー☆2
レア・セドゥーの可愛さで☆半分の半分
クレイグの「マドレーヌ」と叫ぶシーンが何か笑えたので☆半分の半分
よって☆3とさせていただきました。
クレイグ・ボンドを是非劇場で目に焼き付けてほしい
ポルシェ、まさかの最後だけ!
楽しかった!
ダニエルクレイグのジェイムズボンドも4作目。ようやくキャラが立って、前半はおちゃめが炸裂。良いお歳でlovelyを連呼笑
そもそもダニエル、トムフォードのスーツがきつそう、少し太った?酒浸り設定に合ってるw
とはいえ、スカイフォールの暗黒ムードを抜け出し、いつもの007活動に支障がない程銃の命中率も精神力も回復し、明るく強くなっていた♪
その分、敵組織スペクターも手下が大量で手強い。過去3作の苦悩も、全てスペクターの手中だったと判明。それを物語るオープニングは過去作オクトパシーを思い出したし、ジョーズ男との戦いを彷彿とさせる、力自慢の手下、本木雅弘似ヒンクスとの旅客電車内の戦いも。オマージュたくさん♡それから、表向きは商会の、00部門の事務所も!
ところが、MI6=ミッションインポッシブルⅥ?というくらい、設定が完全にかぶっていたー!今時のスパイさんは存在意義から問われて大変ね。テロ対策と称し、各国が言葉巧みに情報共有システムに参加させられる流れで、イギリスの国家安全保障局(CNS)も乗り、MI6はMI5と合併させられ00部門は廃止。マネーペニー他、安全志向のMもQも自己判断で動き出す。既視感ありあり。
世界中のオンタイム情報は、実は砂漠のアジトに集められ、敵組織スペクターが悪事に使う仕組み。スペクターのトップのオーベルハウザーは、ジェームズボンドの育ての親の実子。父親が孤児のボンドを可愛がる事に嫉妬しひねくれ、父親殺しの末、組織のトップとなり、ボンドいじめに勤しんでいた様子。スカイフォールで亡くなったMは、ボンド絡みとわかって、スペクターを追うよう007に遺言を残したのだろうか?やっぱりすごい!Mと、ミスターホワイトの遺言を守るため、ミスターホワイトの娘、気が強いマドレーヌスワンを連れて砂漠のアジト壊し。ちなみにこの時には、電車でのヒンクス殺しという共同作業を経て、既にマドレーヌと恋愛中。手が早い!そして只でさえ気温が暑いのに、爆発しやすいボンベが屋外に剥き出しで置いてあるかねぇ?ツッコミどころ満載。耳や顎に細い針を刺されても、へっちゃらで即戦闘モードなボンド、不死身!
悪の核心は個人的恨みのため、スカイフォールで爆破されたMI6の旧社屋でボンドいじめ専用空間を作りあげ、爆弾配線を張り巡らせ、過去の死者の張り紙をするなど、かなりネチネチした趣向。アジト爆発にも懲りず、傷を負った顔でよくこんなに配線できたねぇとすごい執念を讃えたい。
そんな中、レイフファインズ版新生Mも敵の息吹がかかったCNSのCと対決!個人的には、今作で00部門の必要性を説いたり、車から脱出したり、Cと戦う姿を見て、新しいMを好きになれた。Mは間抜け、Cはcarelessの会話は、キャリアとPCしか見ていない、現場での殺到経験がないCゆえ。弾倉なしの軽い拳銃にも気付けなかったのねー。Cは殺さずともあっさり新社屋から落ちて、CNSのロゴの上でご臨終。
今回、敵が陰湿な小者で、弱い!ジェームズボンドが殺す価値もないと考えるのもわかる!殺さずにボンドガールと幸せそうな姿を見せつける、究極の屈辱が確かにふさわしい。
個人的には、スカイフォールで稼いだお金をかけて色んな国でロケしてます感と、ボートで颯爽と移動するシーンが何度かあった事と、押すと大きな音がしますよ=1分後に爆発と伝わる、Qと007の阿吽の呼吸が良かった。009は改造アストンマーチンなしでどうやって仕事したんだろ?モニカベルッチが出ていると知らなければわからないほど、熟女化していた!
いたってふつー(-.-)
最高傑作との呼び声高い作品らしいですが、それほどですかね〜〜…
どうも007はそれほど面白いと思えないのは何故なんだろう。
入り組んだ話でもないし、アクションも大して心動く事はありませんでした。
ふつーかな。
つまらなくはないんだけど、レコメンドするほどでもない
まあ007に何か目新しい表現を求めてはいけないのだろう。様式美の世界なので、全体の世界観がディレクターの演出の裁量を奪ってしまうのかな。
ストーリーは陳腐、アクションはまあまあ、キャスティングはあんまり良くなかったな。
The dead is dead. ボンドを殺す浅い心理描写とフォーミュラの復活
「続編をやるくらいなら手首を切り落としたい」。英国スパイのジェームズ・ボンドを演じて4度目となるダニエル・クレイグは『Spectre』の撮影終了直後にそう語っている。007シリーズ24作目となる本作は前作『Skyfall』の成功を受けて制作費がシリーズ最高の3億ドルに膨れ上がり、監督はサム・メンデスが続投。上映時間も148分と史上最長の尺となった。資金も労力も惜しみなく投入された本作だが、浅い心理描写と懐古主義的なフォーミュラの復活により、007ファン以外の心には響かない作品となっている。
『Spectre』はメキシコシティの「死者の日」を舞台にした長回しから始まる。1500人以上のエキストラが動員されたというこのシーンのビジュアルインパクトは相当なもので、新たに撮影監督として抜擢されたホイテ・ヴァン・ホイテマの手腕が冒頭から光る。しかし実際の物語が進行し始めると、闇の組織「Spectre」の陰謀とボンドが属するMI6の解体という既視感あるストーリー、そしてそれを繋げるボンドの過去というご都合主義が没入感を損なっていく。ネタバレは避けるが、その強引さたるやダニエル・クレイグ時代の作品それぞれの魅力を犠牲にしかねないものだ。脚本はボンドの過去を引きずりだすが、内面に踏み込むことはない。代わりに、往年の作品を彷彿とさせるオマージュが随所に散りばめられ、巧みな仕掛けと派手なアクションシークエンスの掛けあわせが続く。映画は満腹感を感じさせつつも、余韻を残すことないまま幕を閉じる。
本作の重大な欠陥はジェームズ・ボンドの過去にこれまで以上に迫るプロットを組み立てながらも、実際に彼の心を探ることはないという点にある。半世紀も続くジェームズ・ボンドは時代遅れなアイコンだ。時代の変化と共に迷走し、90年代にはカリカチュアされた存在になってしまっていた。しかし、2006年に『Casino Royale』で登場したダニエル・クレイグは、マスキュリニティを全面に押し出し、無骨で、勝手で、器用とはいえない男を演じることで、ボンドを血の通った人間として再定義した。00になる前の姿を描くことで、過去を清算し、未来も不透明な「人間」として彼を生き返らせたのだ。しかしその後、シリーズは連続性を強め、過剰なまでに人間性を強調することで彼をしがらみだらけの男に変えてしまった。『Spectre』が彼の過去を都合よく再編することでドラマ性を作りつつも、陳腐な007映画のフォーミュラを復活させることでしがらみに目を瞑ろうとしているのは皮肉としか言いようがない。
007シリーズは大人のファンタジーなのだから、現実逃避ができればよいという人もいるだろう。実際この映画はゴージャスな映像表現に溢れているし、エンターテイメント性も高い。だが、形骸化したフォーミュラに縛られたボンドを観ても心を動かされるものがなかった。彼の物語に強引にケリをつけようとする結末により、ダニエル・クレイグによるボンドはこれで幕を下ろしてよいという声も聞く。でも、僕はもう一本だけ彼にジェームズ・ボンドを演じてほしい。過去にも、未来にも縛られない時代を超えた男としての姿を時代に焼きつけて、幕を閉じてほしい。
原点回帰的
見る前は適役にあのクリストフ・ヴァルツが!ということでボンドとクリストフ・ヴァルツがどんな戦いを繰り広げるのか というところに興味が集中してたけどいざ見てみると意外とそこには重きは置かれておらずむしろボンドが戦うのは時代の流れと ボンドとは?という哲学的な問いかけだった気がした(この辺はスカイフォールからテーマ的な部分は引き続いてるとも言える) というわけで見ててまず思ったのは クリストフ・ヴァルツあんまり出てこねえ! ということ 正直もっとクリストフ・ヴァルツ劇場を観れると思ってたのでそこは拍子抜けだったけどやっぱりそこはクリストフ・ヴァルツ 少ない登場ながらミステリアスな雰囲気をバッチリ醸し出してて存在感は抜群 というかむしろもっとどんどんクリストフ・ヴァルツが出てきてたら映画の方向性も変わっちゃってた可能性もあるのでそこはこのぐらいのバランスでよかったかなとも思った 悪役に力がありすぎるとラストの展開でボンド一人の視点に徹するのが難しいし
あと見ててすごく思ったのは、ダニエル・クレイグの007シリーズの中では飛び抜けて話が軽快で軽やかだということ ボンドの心の揺れ動きをじっくり描いたりというよりは本来のボンド的な小粋にイカした車に乗りながら人を殺して、女を抱く といった要素に重きを置かれてたきがする 特にレア・セドゥとのラブシーンは お前あんだけ電車で大暴れしといて次の瞬間は女とヤってるって! と笑っちゃうぐらいだったけど あの強引さがボンドらしさでもあるし、そここそこの映画で一番やろうとしてたことなのかもしれない その辺は終盤のレア・セドゥをお姫様抱っこしてビルから脱出するボンドの姿を見てもすごく感じた
総合すれば前作スカイフォールがボンドの負の面の象徴のハビエル・バルデムとの戦いだったなら今回はここ数作にはあまり無かった、かつてのボンドにあった陽気さみたいなものとダニエル・クレイグのボンドが向き合う映画だったと思う そして最終的には映画を本来の007的なバランスに戻した上でボンドが引退の決断をするという恐ろしくメタで奇妙な構造の映画に仕上がっててその辺がツッコミどころとかちょっと不完全燃焼感のある作品にしてしまってる面もあるけどまぁ面白いことは間違いない
強いて言えばこの役にクリストフ・ヴァルツはもったいない! もっともっと強烈でおいしい役じゃなきゃクリストフ・ヴァルツには物足りないかな まぁボンド映画だからボンドが第一なのはわかるけど
うん、カッコイイ、そして定番
映画館、久しぶりに行きました!
次はスターウォーズまで行く機会がないかも笑
音響が良かった。
サムスミスのオープニングもサムスミスぽくなくて良い。
でもスカイフォールは超えなかったかも…
最初のアクションシーンからドキドキ!
でも1番ドキドキしたのは何故かQが狙われるシーン笑
だって007と巨人とスターウォーズは永久不滅だもん!
でもダニエルの鍛え上げられた肉体は相変わらず好き。
歴代の中では小柄だけどムキムキでスーツがピッチリ決まってる!
ウィーンて針を刺されるシーンの演技は秀逸でした。
これでクレイグ最後らしいけど、シリーズは続いて欲しいです。
いやー、興奮した!
007のファンなのでいろいろ言わせてもらいます!
まず、サムメンデスの映画は美しい!(^-^) アートのようなセットと映像、そして、それを盛り上げる音楽の合わせかたは一級品!それは前作同様だと思います。
オープニングのメキシコシティのロングシーンは素晴らしい。
アクションはすごいのはすごい!でも今回はあれって感じるアクションシーンがありました。あっけないいくつかのシーンはもう少し工夫があってもよかったと思いました。Qのアイテムのいかしかたが一番もの足りなかったです。
ストーリー展開について。スペクターのボスとの直接対決に入るまでの盛り上げかたはすごく良かったです。その点、クライマックスに入ると、ご都合主義過ぎたかな。いや。ボンド映画は基本、ご都合主義なんですけどダニエル版(慰め意外)は説得力がまだあったので。
ダニエル版集大成としてのストーリーで、スペクターとはどんな恐ろしいのかと途中は怖かったですが、なんか色々つなげすぎて収集つききれずこうなってしまったのだと思います。
シリーズとして。まずクリストフ演じる役はボンドと関係があるとのことですね。これがあんまりいきていない。もともと、ボンド映画ではボンドの過去にはほとんど触れませんが、今回もサムメンデスはドラマ的な面に挑戦しています。ですから、ボンドの過去についてももっと物語と絡めてよかったと思います。彼の演技力、そしてモリアーティことアンドリュースコットの演技力もすごいなぁ。でも二人ともあっけないですけど。次に、レイフファインズ、ベンウィショー、ナオミハリスこの3人がキャラクター像を確率してくれました。とくにQとのやりとりが、昔のようにユーモア溢れてて、すごく嬉しいです。
最後に、ボンドの古い作品へのオマージュが感じられる作品でした。
全体としては、エンターテイメント作でとても楽しめる作品でした。ダニエルボンドでは3番目に好きです。そして、ダニエルクレイグ、かっこよすぎですよ。
スパイ映画ならではの騙し合いが無い。
「スペクター」見ました。正直面白くなかったです。カジノロワイヤルからスカイフォールに掛けて、徐々に面白くなっていたので期待のし過ぎでした。話はつまらないけど、映像や色使いに拘りを感じさせるし、綺麗で感心しました。背景と同色に近い衣装を演者に着させたりと、工夫が伝わる作り。でもやっぱり、スパイ映画ならではの騙し合いが見たかった。それがほとんど無いのにはガッカリでした。
全体的にアクションシーンが物足りないけど、やっぱりアバンタイトルは全くでした。女とイチャつくスキに敵暗殺に向かう流れは、ボンドらしくてすごく良かった。ヘリコプター内での揉み合いは、一歩ミスれば死と隣り合わせという状況は伝わるけど、そこには緊迫感やスピード感を感じなかった。連れの友人は大興奮だったので、これは好みの問題なのかもしれない。
アクションで言うと、中盤かそこらの電車内での格闘。ここのボンドのキツそうな表情が堪らないですね。常にクールなボンドなだけに、あのキツそうな表情一発で状況のタフさを物語った。非常に秀逸な演出だと思いました。
敵は良かったですね。007の敵は筋肉マンじゃなくて、やっぱりクレイジーや不気味なルックスをしているのが魅力。今回の敵はクレイジー感は薄いけど、ヤバイやつ感というか、そんな雰囲気が最高。フォーリングダウンのマイケルダグラスみたいな普通のおじさんからのキチガイだね。
橋の上のラスト。息も絶え絶えな敵がボンドを見つめてる。このラストはシビれましたね。ボンドが好きだったんだ。小学生とかが好きな女の子に意地悪しちゃうのと同じ理屈で動いてたんだ、敵のおっさんは。
総じて、普通です。興奮出来るアクションもないし、スパイ映画ならではの騙し合いもない。シリアスを追求しすぎて派手さが足りないアクション映画。スパイ映画ならではの騙し合いが無い陳腐なストーリーはキングスマンと同じで、全く面白くない。そして改めてミッションインポッシブルの面白さを痛感した。褒めるべきは敵のおじさんと、ボンドガールの異常なかわいさ、あとは世界各地のロケーション。
定番のヤツ
様式美という言葉の似合うスパイ映画の金字塔。
もはや嫌いだという人に出会ったことがないくらい、いつも完成度が高い。
前作はアートに寄った印象があったが、今回は主演ダニエルクレイグの契約終了作品であり、非常に分かりやすい内容だった。
不満な点は2つ。
1つは、ダニエルクレイグが太った。多分その為だろうが、裸になるシーンがなく、迫力に欠けた。
2つ目に、さっぱりしすぎ。ガジェットも今回ショボい。
良かった点は、ラストのアストンマーチン!やっぱりクラシックなモデルはラインが美しいので、最後に持ってきたのはグッときたね。
何にしても、前作スカイフォール、全前作カジノロワイヤルが素晴らしすぎたので、今回も同じ流れで考えてたので肩透かしくらいました。
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