「ダニエル・クレイグに勝ち目はない。」007 スペクター ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
ダニエル・クレイグに勝ち目はない。
土曜日の1回目の上映。
客入りはキャパシティの4分の1かそれ以下に見える。
観客は年配の人が目立つ。
若者の姿はほぼない。
現在の日本では、007シリーズは古くからのファンに限られるのだろうか。
上映時間は148分。眠くなる瞬間もあった。
ヒロインはモニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)とレア・セドゥ(Léa Seydoux)。
レア・セドゥを見たのはこれが3度目。
最初は「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の殺し屋
2度目は「美女と野獣」のベル
3度目が「007 スペクター」のマドレーヌ・スワン。
見所は、冒頭のメキシコの死者のカーニバル会場上空でのヘリコプターのアクション。
雪山でのセスナ機でのアクション。
アストンマーチンとスーパーカーのカーチェイス。
列車内でのデビッド・バウティスタとダニエル・クレイグのファイト。
デビッド・バウティスタはホンモノのプロレスラー。
ダニエル・クレイグに勝ち目はない。
最後はレア・セドゥのベレッタに救われる。
クリストフ・ワルツのオフィスに囚われたときには、
Qに持たされた腕時計型の手榴弾に救われる。
ラストで敵(クリストフ・ワルツ)にとどめをささなかった007はこれがはじめてかもしれない。
ラストシーンでMI6のオフィスを訪れたジェームズ・ボンドにQが言う、
「辞職されたと思ってました」
「忘れ物を取りに来た」
旧型のアストンマーチンでMI6のオフィスを去るジェームズ・ボンドの助手席には
マドレーヌ・スワン。
字幕・戸田奈津子とクレジットが出た後に、
James Bond will return.
終劇。
前作「007 スカイフォール」のテーマソングもよかったが、
今作「007 スペクター」の歌もいい。
冒頭からわくわくする。
満足度は5点満点で4点です。