「いやー、興奮した!」007 スペクター コミューズさんの映画レビュー(感想・評価)
いやー、興奮した!
007のファンなのでいろいろ言わせてもらいます!
まず、サムメンデスの映画は美しい!(^-^) アートのようなセットと映像、そして、それを盛り上げる音楽の合わせかたは一級品!それは前作同様だと思います。
オープニングのメキシコシティのロングシーンは素晴らしい。
アクションはすごいのはすごい!でも今回はあれって感じるアクションシーンがありました。あっけないいくつかのシーンはもう少し工夫があってもよかったと思いました。Qのアイテムのいかしかたが一番もの足りなかったです。
ストーリー展開について。スペクターのボスとの直接対決に入るまでの盛り上げかたはすごく良かったです。その点、クライマックスに入ると、ご都合主義過ぎたかな。いや。ボンド映画は基本、ご都合主義なんですけどダニエル版(慰め意外)は説得力がまだあったので。
ダニエル版集大成としてのストーリーで、スペクターとはどんな恐ろしいのかと途中は怖かったですが、なんか色々つなげすぎて収集つききれずこうなってしまったのだと思います。
シリーズとして。まずクリストフ演じる役はボンドと関係があるとのことですね。これがあんまりいきていない。もともと、ボンド映画ではボンドの過去にはほとんど触れませんが、今回もサムメンデスはドラマ的な面に挑戦しています。ですから、ボンドの過去についてももっと物語と絡めてよかったと思います。彼の演技力、そしてモリアーティことアンドリュースコットの演技力もすごいなぁ。でも二人ともあっけないですけど。次に、レイフファインズ、ベンウィショー、ナオミハリスこの3人がキャラクター像を確率してくれました。とくにQとのやりとりが、昔のようにユーモア溢れてて、すごく嬉しいです。
最後に、ボンドの古い作品へのオマージュが感じられる作品でした。
全体としては、エンターテイメント作でとても楽しめる作品でした。ダニエルボンドでは3番目に好きです。そして、ダニエルクレイグ、かっこよすぎですよ。