「007の進化を感じました」007 スペクター あむのすさんの映画レビュー(感想・評価)
007の進化を感じました
アクションも話の重厚感も、全部まとめて、007は本当に新しく洗練されたものになったなぁと感じました。映像も素晴らしかった。
新しい路線になってからアンチも多いですが、劇場に昔からのファンと思われる世代の方々がたくさんいらっしゃって、嬉しかったです。
それでは本題。
①まずはボンドガールから。私自身レア・セドゥが大好きなので、とにかく彼女に釘付けでした。役も彼女に合っていますし、彼女のミステリアスで深みのある演技も、少女のような可愛さと大人の美しさが共存した見た目も、すべてがフルに発揮されてます。モニカ・ベルッチも出番があまり多くはないものの、彼女はやはり『イタリアの宝石』。さすがに老けたなーとは思いましたが、影のある美しさがgood!監督が言っていたとおり、この映画には経験を積んで円熟している女性がふさわしいと、そしてこの2人がふさわしいと改めて感じました。本当に素晴らしいボンドガールでした。
②ボンドカー
お馴染みアストンマーティンですが今回は変わってますね。Qの装備もついてて感動。あの車、確かにカッコイイんですけど、フェイスが宇宙人ぽいんですよねー。個人的にはもっと車らしい車が好きです。敵の車の色が素敵でした。ジャガーだったかな?
③主題歌
最初はなんだこの曲!サム・スミスだから期待したのに!全然007ぽくないじゃないか!と思いましたが、すみません、とっっっっても良かったです。彼の歌声は綺麗なだけじゃなくセクシーですね。歌詞も深くて美しかったです。もう一回劇場で聴きたい!
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隠されてきた事実が暴かれる大切な作品だと思います。そして、かつて無いこの重厚感。素晴らしかったです。MI6メンバーの活躍も多くて嬉しかったです!
あと、過去作のオマージュが多くてファンには嬉しくて堪らなかったと思います。逆に言えば、初見さんお断りという感じもあります。最低でも、『カジノ・ロワイヤル』と『skyfall』は観てから劇場に行くことをお勧めします。
クレイグボンドもあと1作で終わりのようですが、クレイグが演じた作品は傑作が多いので次も期待しています。ファイト、クレイグ!