白ゆき姫殺人事件のレビュー・感想・評価
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真実を捻じ曲げてるのは誰?
視聴率を稼ぐための報道、自分をカッコよく見せるための嘘、自分の狭い世界で勝手な判断、面白おかしく話しを作る人、想像を事実と誤認する人、記憶が都合よく変わっちゃう人、そんな人々の故意と無意識により作られる事件の様々な側面を見せていくのが非常に面白い。
ワイドショー見て、真実を分かった気でいる自分たちにも、大きくグサリと刺さる感じがある作品。一つ、ワイドショーはネットと同レベル以下真実しかない、ということを肝に銘じよう。
最後に、最後の最後まで殺人を疑わなかった真の親友との、光を通してのやり取りが非常に感動的だった。実際に会うのではなくて、こういうやりとりというのがにくい。
大学の友達でも、殺しの可能性を、否定はできない。
小学校の頃の、特に辛い時期を一緒に歩んできた友人は、かけがえのないものだなと感じた。
せめて、親だけは信じてあげたいね。
ネット社会と報道を考えさせられる作品
原作を本で読んだ時、これは映像で観たいな、と思い、今回視聴。結果、映画の方がやはり面白いなという印象。
描いているのは、ネット時代の無責任なオンライン上の発言と、マスコミの取材の切り口により、罪もない主人公、城野美姫が人生を狂わせられるストーリー。
これは、現実に起きていることだし、そして改めて情報の取捨選択や客観的な視点が大事だと考えされられる内容だった。
本の中ではTwitterのつぶやきがリアルタイム感が湧きづらく、分かりにくかったけれど、映像とともに進んでいく映画だと、とてもリアル。綾野剛のダメそうな男っぷりと、井上真央の迫真の演技、そして菜々緒の嫌らしさ全開の魅力が、とても良かった。
個人的にはぜひ映画で観て欲しい内容。そして、驚くなかれ、このような無実の人への疑いは、2ちゃんなどで定常的に既に起きていることを知ってほしい。例えば先日の高槻市の殺人事件は、被害者の母親や通りすがりで2人に声をかけたおじさんまでも疑われていた。
オンラインの匿名性は素晴らしい部分もあるが、同時にこういった弊害があり、享受する側は真実を見ぬく必要があることを忘れないでほしいと、切に考えされられた。
そして、この事象に着眼した作者に拍手。
教訓になった
面白い
ミニレビュー
リアリティ。
ネットとメディアの狂気
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