スプリングスティーンのコンサートに一度は行ってみたいと思っていたが、チケットは全く買えない。全てすぐ売り切れになるから。そのうち、コロナ感染でそんなどころではない。
『カセットテープダイヤリー』という映画で再び私は彼に注目した。サルフラズ・マンズールの自叙伝で、かれの心にブルース(ボス)は深く入ってきて、彼の人生を変えて、彼がなりたいと思っていたに作家になる訳だ。移民差別には戦うことができなかったが、人生に戦って、自分のやりたいことができたわけだ。そして、ブルースにも直接会って(ボスがこえをかけたらしい)、自叙伝について話して賛同をもらっているらしい。
それに、ジムカミングス監督の『サンダーロード』。これも主役の母親はサンダーロードという曲が人生の励みだった訳だが。確かに歌詞は労働階級の人々の心を打つ。それに、その気持ちを良く感じて説明できているので驚く。
日本であまり彼の人気は高くなかったようだ。でも、米国では全く逆。
『スプリングスティーってあなたにとってなんなの?』この映画を観て、彼の存在がインタビューされた人々のヴォイスを通して少し理解できた。一言に言って、ボスから『生きる力をもらえて、それを継続できること。』生活の状況によって、自分でかえたかったり、挑戦したかったりしても、自分が生活の犠牲にならなければならない時、何が救いになる。祈り。ボスも一緒に祈ってくれるんだよ。歌詞が労働者や苦労人に受けるので、もしかしたら、FBのザッカーバークやトランプには人気がないかもしれない。一概に言えないかもしれないが。あ
この映画でかなりの人がインタビューに答えている。ボスはこれらの人そして、多くの人に影響を与えている。米国の現実と理想を歌い続けている。労働者の現実生活が良くわかる人。彼の歌う労働者がいなければ社会は成り立っていかないが、その存在を疎かにしがちな社会。あるトラックの運転手が『朝、3時に起きてジャンボジュースでオートミールを作る仕事をした。やっと、車が買えて、仕事にいきながらボスの曲を聞いた。なんと自分は一生懸命に働いているんだろう。』とこれに、感激した。自分のやりたいことをやっている人はいる。でも、生活のため、家庭に余裕がないためなどの理由でやりたいことをやっていない人もいる。その時、自分をふ振り返って、良くやってるなと思うだけでなく、それをサポートしてくれる言葉がある、同じ思想の人がいることは大きい。そのあと、トラックの運転手になって、『自分は自分のままでいいとボスが教えてくれる。ボスは自分のヒーローだ』と。